マクロスΔ(2016年)
◆ジャンル:SF/ロボット
◆原作:河森正治/スタジオぬえ
◆監督:安田賢司
◆制作:サテライト
◆放送期間:2016年4月~9月
◆話数:全26話
◆声優:内田雄馬/鈴木みのり/瀬戸麻沙美/森川智之/小清水亜美/安野希世乃/東山奈央/西田望見/藤原啓治/石塚運昇
これまでのマクロスシリーズにおいて、アイドルやロックバンドとして歌う事は即、歌の力を利用する事でもありました。そして、歌は兵器であるという位置づけに対し、これまでの作品の中で答えは明示されてきませんでした。
マクロスΔでも勿論「何故歌うのか?」と言う問いが提示されます。それに対する作品のアンサーは「歌いたい!」なのです。 これまでの作品同様歌を兵器として扱いながらも、歌姫たちの根底にある想いは「歌いたいから」と言うシンプルで理屈を必要としない答えを、これまでのシリーズを積み重ねてきた中で見せつけてくれた作品でもあるのです。
マクロスΔのエンディングは賛否両論ある終わり方なのですが、この「シリーズを通してのアンサー」を強く感じたことで、晴れ晴れしさを感じる事が出来ました。 何のために、どんな想いで歌うのか、ワルキューレのメンバー一人一人違いはあっても、「5人揃って歌いたい」気持ちは一つです。
これらはマクロスΔの5人の歌姫たちのキャッチコピーにも表現されています。歌は命であり、愛であり、希望であり、神秘であり、そして元気なのです。
5人の気持ちが重なり合い、超時空ヴィーナス、ワルキューレになるのです。 純粋に、そして楽しみながらライブを行うワルキューレの姿は、これまでのマクロスシリーズの命題が凝縮されています。
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君の名は。(2016年)
◆ジャンル:青春/ファンタジー
◆原作:新海誠
◆監督:新海誠
◆制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
◆公開日:2016年8月26日
◆上映時間:107分
◆声優:神木隆之介/上白石萌音/成田凌/悠木碧/島﨑信長/石川界人/谷花音/てらそままさき/大原さやか/井上和彦
本アニメ映画は、内容的には人間性の根幹に触れるような描き方はされていなかったにも関わらず、非常にエンターテインメント性に優れており、とても楽しむことができました。
どの場面を切りとっても、非常に美しい場面が多く、特に隕石の描かれ方は、どのアニメにも描かれたことがないような非常に美しいものであり、映像美だけでも見る価値があるアニメだと思いました。
私は今までも多くのアニメを視聴しておりますが、普段アニメを見ない層の方も多くこのアニメに興味を持たれており、アニメ視聴後お話しても一緒に盛り上がることができ、二度おいしい作品であったと思います。
本アニメは、良くも悪くもアニメ特有の排他的な世界観はなく、現実に近い世界観、人物像、描写であり、どの年代・性別にも受け入れてもらうことができ、私の両親すら抵抗なく見に行くことができました。
こういったアニメは子供向けであることが多いのですが、大人向けジャンルという姿勢も保ちつつ、子供向けにも成功した近年では稀有な例であり、今後はこういったアニメが日本から多く発信されていき、多くの方に感動を与えるのではないかと、個人的に心が躍りました。
BANANA FISH /バナナフィッシュ(2018年)
◆ジャンル:クライム/サスペンス/アクション/青春/ハードロマン/スリラー
◆原作:吉田秋生
◆監督:内海紘子
◆制作:MAPPA
◆放送期間:2018年7月~12月
◆話数:全24話
◆声優:内田雄馬/野島健児/平田広明/石塚運昇/古川慎/細谷佳正/川田紳司/福山潤/千葉翔也/森川智之
ギャングのボスである主人公の過酷な運命や、戦争に絡んでのアメリカ裏社会など、どんどん出てくる非現実さやバトルシーンに、展開に息をのみつつもフィクションでしかないと頭でわかっているのに・・・一体何度泣いたことでしょうか。
主人公をはじめとした登場人物たちの軽んじられる命が痛くてやるせなくて苦しさに泣き、そんな中でも育まれる友情や慈愛、優しさに安堵して泣くという、心が震えてしまう場面が毎回のようにある作品でした。
そして、なんといっても、アッシュと英二の絆を深めていく様子が希望で在り、救いで在り、同時に終幕への序章でも在り、どうしても幸福に向かっているとは思えない演出が辛かったです。別れを意識させるシーンにビクビクしていましたね・・・。
そして、ついには、悲しい最終回。見終わった時は放心しました。もちろん号泣です。でも、しかし! 今の世の中であるのだからアッシュは助かっているんだ!と信じています!!そうでなければ、英二が救われない、辛すぎる・・・!
後日談は私の中にきっかりある、ハッピーエンドなんだ!と言い切りたい作品です。
妖怪ウォッチ(2014年)
◆ジャンル:ギャグ/ファンタジー/ブラックコメディ
◆原作:レベルファイブ
◆監督:ウシロシンジ
◆制作:OLM TEAM INOUE
◆放送期間:2014年1月8日~2018年3月30日
◆話数:全214話
◆声優:戸松遥/関智一/小桜エツコ/宮澤正/坂東尚樹/奈良徹/矢部雅史/永田亮子/遠藤綾/笹本優子
妖怪ウォッチは毎回観るたびに笑わせてくれてとても面白かったです。何度もジバニャンが大型トラックに弾かれ、天高く飛ばされるというのに、また飛ばされる姿が妙におっちょこちょいで笑ってしまいます。
口も達者で、いまいち主人公のケータと距離も縮まらない関係は、本当の猫のようです。そのため、一緒に住んでいても凄く仲良くないな、ときには本気の言い合いをするところは、母親と喧嘩してしまう自分の姿を重ねられて、親近感がわくところです。
また、真っ白な風船のようなウィスパーは妖怪に詳しいといいつつ、いつも妖怪辞典を見ても目の前に出てきた妖怪の説明ができないのも笑ってしまいます。
あと、コマさんの田舎に住む純朴さと恥ずかしがりやさを併せ持つ子供のような性格で、どこかほんわかとさせられます。色々なタイプのキャラが出てくるところがとても楽しく、大人も飽きさせません。
また、妖怪がいつも違い、中でも認MENは最高でした。テンポのいいやり取りと喋りが芸人のように面白く、少し高飛車でプライドが高いのに、どこか憎めない喋りも面白いです。
化物語(2009年)
◆ジャンル:青春/ファンタジー/スリラー
◆原作:西尾維新
◆監督:新房昭之
◆制作:シャフト
◆放送期間:
テレビ放送:2009年7月3日~9月25日
WEB配信:2009年11月3日~2010年6月25日
◆話数:全15話
◆声優:神谷浩史/斎藤千和/堀江由衣/加藤英美里/沢城みゆき/花澤香菜/櫻井孝宏/立木文彦/喜多村英梨/井口裕香
ひょんなことから観た作品で、久し振りにアニメを観るきっかけになった作品です。最近のアニメの創意工夫振りに驚きました。端的に言えば妖怪モノなのですが、怪異(妖怪)は要として使っていて、人間ドラマが主体のように感じました。
主人公をはじめ、登場するキャラはそれぞれに闇を抱えていて、見どころの一つ。男性キャラクターはほぼ主人公のみで、美女・美少女が次から次へと登場し、主人公は基本モテモテという点は、いかにも現代のアニメっぽさを感じましたが、原作がライトノベルだけあり、会話がいちいち面白いです。
特に八九寺真宵との軽快なダイアローグは絶妙でした。一番の特徴は時系列を複雑に絡めている点。化物語だけでなく、各物語シリーズと繋がっていて、時系列が順番通りではないため、複雑に絡み合ってきます。
初めは意味が解らなかった台詞なども後に繋がってきたりして楽しめました。小説で言うと村上春樹さんなどが時間操作をやっていましたが、原作者の西尾維新さんは当然知っていると思います。
以前に純文学の世界で流行った方法論をライトノベルに持ってきて、それをアニメでも表現している点に驚きました。余談ですが、最近では不謹慎と言われるようなネタでも躊躇なくもってきて、笑いに昇華しているところも凄いと思いました。
