- 無意識に髪を抜いてしまう癖は抜毛症(トリコチロマニア)と呼ばれ、ストレスなど心理的な要因が関係しているとされています。
- 抜き続けることをやめれば、新しい髪が生えてくるまで2〜3ヶ月ほどかかるとされています。
- 症状が続く場合は、皮膚科だけでなく心療内科などの相談も選択肢になります。
髪を抜く癖=抜毛症とは?
返し引き抜いてしまう状態を指します。
無意識に行っている場合と、意識的に抜いて
いる場合の両方があるとされています。
髪を抜くとはげるって本当?
頭皮に微細な傷ができ、赤みや腫れを伴う炎症につな
がることがあるとされています。
出血を伴うと、傷口から細菌が入り込み炎症の
リスクがさらに高まるとの指摘もあります。
抜いた部分はまた生えてくる?
くる可能性は十分にあるとされています。
一般的には2〜3ヶ月(60〜90日)ほど
で新しい髪が生えてくるとされていますが、
個人差があります。
原因はストレス・不安とされている
こんな症状があれば要注意
- 気づくと同じ部分の髪を触ったり抜いたりしている
- ストレスを感じた時に無意識に髪へ手が伸びる
- 抜いた部分だけ極端に薄くなっている
どこに相談すればいい?
皮膚科、癖そのものやストレスが背景にある場合は
一人で抱え込まず、専門家に相談することが回復への
近道とされています。
セルフケアでできること
- 手が伸びそうになったら別の動作(握る、書くなど)に置き換える
- ストレスの原因を紙に書き出して整理してみる
- 睡眠・生活リズムを整える
毛根の状態でわかる3つのサイン
必要な状態かどうかをある程度判断できます。次の
3つのサインに心当たりがないか確認してみてください。
毛根に「毛根鞘」と呼ばれる白っぽい膜がついていな
い場合、髪がまだ十分に成長しきる前に抜けてし
まった可能性があります。毛根に血がついて
いる場合は、毛穴や毛根そのものが傷ついて
いるサインです。頭皮から出血している場合は、
頭皮の血管にまで負担がかかっている可能性があります。
| サイン | 考えられる状態 |
|---|---|
| 毛根鞘(白い膜)がついていない | 成長途中の毛が抜けている可能性。繰り返す場合は要注意 |
| 毛根に血がついている | 毛穴・毛根へのダメージ。摩擦や引っ張りが原因のことが多い |
| 頭皮から出血している | 頭皮の血管への負担。無理に引っ張った際に起こりやすい |
治療法「習慣逆転法」とは?認知行動療法の一種
抜毛症の代表的な治療法として知られているのが「習慣逆転法(習慣逆反法)」です。これは認知行動療法の一種で、無意識に行っている抜毛行為に自分自身で気づき、別の行動に置き換えることで改善を図る方法です。
- 自分がどんな時(ストレス・退屈・緊張など)に抜いてしまうのかを記録し自覚する
- 抜毛の代わりになる別の行動(手を握る、物を触るなど)を用意しておく
- 衝動が起きたタイミングでその代替行動に置き換える練習を繰り返す
症状が重い場合には、この行動療法に加えてSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やクロミプラミンといった薬物療法が併用されることもあります。
抜いた部分が生えてこなくなるまでの期間の目安
「もう生えてこないのでは」と不安になる方も多いですが、多くの場合、抜毛の習慣が比較的早い段階で収まれば、時間の経過とともに自然に元の状態へ戻っていくとされています。
抜毛症は10代・女性に多い傾向
層に偏って多く見られることが統計で示されて
います。男女比で見ると女性が大多数を占め、
年代別では10代・20代の若い世代に集中して
いる傾向があります。
思春期や青年期はホルモンバランスの変化に加えて、
学業や人間関係の悩みなどストレスを
受けやすい時期でもあります。こうした要因が
発症や悪化に関わっていると考えられています。
図解:抜毛症の男女比・年代別の傾向
よくある質問
髪を抜く癖は病気なのですか?
抜いた髪はもう生えてこないのですか?
子どもにも起こりますか?
皮膚科と心療内科、どちらに相談すべきですか?
まとめ
ストレスなど心理的な要因が関係しているとされています。
抜くのをやめれば髪が生えてくる可能性は十分にあり
ますが、一人で抱え込まず、必要に応じて専門家に
相談することが大切です。

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