ベイツ・モーテル(2013年~)
◆ジャンル:サイコ/ホラー
◆国:アメリカ
◆シーズン数(放送時期):
全5シーズン(2013年~2017年)
◆話数:全50話
◆各話の長さ:40~47分
◆出演者:ヴェラ・ファーミガ/フレディ・ハイモア/マックス・シエリオット/オリヴィア・クック/ニコラ・ペルツ/ネスター・カーボネル/マイク・ヴォーゲル/ケニー・ジョンソン
映画に「サイコ」の前日譚ということで始まったドラマですが、最終的には映画のエピソードもドラマの中に盛り込まれ、映画の先を描き、見事なフィナーレを迎えました。
この作品では、多くの登場人物が悲しい結末を迎えます。殺人鬼となったノーマンも、家族を守ろうと必死だった母、ノーマも、愛するノーマを守らなかったアレックスも、そして家族みんなで仲良く暮らすという夢をついに叶えられず弟ノーマンを手にかけるしかなかったディランも……。
ですが、ディランにはエマという最良の伴侶がいて、さらに二人の間に生まれた子どもの存在がありました。とにかくぶっ飛んだキャラクターばかりだった今作において、唯一と言ってもいいまともな感覚を持ったキャラクター、ディラン(とはいえ、大麻栽培や殺人はしていますが)。
正直途中からはノーマンよりもとにかくディランだけは救われて欲しい、という思いで見続けていたので、そういう意味では非常に満足のいくラストでした。
大草原の小さな家(1974年~)
◆ジャンル:ウェスタン/ヒストリー
◆国:アメリカ
◆シーズン数(放送時期):
全9シーズン(1974年~1984年)
◆話数:全208話
◆各話の長さ:45~48分
◆出演者:マイケル・ランドン/メリッサ・ギルバート/カレン・グラッスル/メリッサ・スー・アンダーソン/リンゼイ&シドニー・グリーンブッシュ/マシュー・ラボートー/リチャード・ブル/キャサリン・マグレガー/アリソン・アーングリン/ジョナサン・ギルバート
ローラ・インガルスの書いた半自叙伝小説で、アメリカ開拓時代の一家の話です。本作中には、お金が無い、買えない、貧しい、とインガルス家の台所事情がよく垣間見える訳ですが、ドラマの中の少女たちのファッションが可愛らしくて憧れでした。
日本の貧しい少女代表、おしんちゃんと違い、エプロンドレスに編み上げ靴、ズロースに三つ編みが開拓民少女たちの日常着で愛らしく、町でお金持ちの意地悪娘ネリーちゃんに至ってはフリフリワンピースに金色の巻毛、とストーリーだけでなくファッションにも釘付けでした。
一家の物語もハンサムで頼れるお父さん、美人で教養のあるお母さんを軸に、姉メアリーに訪れる悲劇や、貧しい中で迎えた養子など、愛に溢れたエピソードと感動的な展開で、子供でしたが飽きずにシリーズを観ていました。
長いシリーズでしたが、ネリーちゃんの結婚に至るドタバタ劇や、娘が巣立った寂しさに養女を迎えようとするオルソン夫人の奮闘などが心に残っています。
SHERLOCK /シャーロック(2010年~)
◆ジャンル:推理
◆国:イギリス
◆シーズン数(放送時期):
全4シーズン(2010年~2017年)
◆話数:全13話
◆各話の長さ:85~90分
◆出演者:ベネディクト・カンバーバッチ/マーティン・フリーマン/マーク・ゲイティス/ルパート・グレイヴス/アンドリュー・スコット/ユーナ・スタッブス/ヴィネット・ロビンソン/ルイーズ・ブリーリー
21世紀を舞台にして、シャーロック・ホームズとワトソンが活躍するこのドラマは、都会的でありながら、どこかクラッシック感を感じることができる作品です。
最初は、かなり無理があるのではないかと思いましたが、始まってみるとすんなり受け入れることができました。 トラウマを抱えているワトソンと、風変わりなシャーロック。二人の関係は、単なる相棒ではない、何か特別なものに感じました。
そして、これまでのシャーロック・ホームズ像をどこか壊すような設定が面白かったです。 事件が起きないときには、苛立って銃を乱射したり、周囲に対してとても辛辣な態度をとったり、人間味溢れる姿から、どこか機械的なところまで、かつてこれほどまでに魅力的にシャーロック・ホームズを描いたことがあっただろうかと思いました。
セクシーであり、それでいてミステリアスな探偵というのは、彼の他にはいないと感じました。印象的だったのは、シャーロックが亡くなったと思い、ワトソンが落ち込むシーンです。彼らの絆を改めて感じました。
PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット(2011年~)
◆ジャンル:クライム/スリラー
◆国:アメリカ
◆シーズン数(放送時期):全5シーズン(2011年~2016年)
◆話数:全103話
◆各話の長さ:43分
◆出演者:ジム・カヴィーゼル/マイケル・エマーソン/タラジ・P・ヘンソン/ケヴィン・チャップマン/サラ・シャヒ/エイミー・アッカー/エンリコ・コラントーニ/ウィンストン・デューク/ジェシカ・ヘクト
「パーソン・オブ・インタレスト」は少し前の作品ですが、友人がBSかCSで観ていて「面白いよ」と教えてくれたのがきっかけです。
テレビでは吹替だったので、配信では吹替無しで観てみましたが、どちらも良い感じでした。肉体派でアクション頑張る、元CIAエージェントの寡黙な二枚目と、ネット知識に長けた頭脳派技術者の中年男。この、凸凹ながらも阿吽の相棒ぶりがイケています。
近未来ものというか、クライムサスペンスドラマですが、まさに現実に起こりえる・起こっていると思える内容で、そういう観点からもぞくぞくする部分があり、目が離せない感じで引き込まれました。
正体不明の「スーツの男」として、正義を働きながらも警察から追われる身の二枚目と、彼を雇いニューヨークの犯罪を阻止しようとする、億万長者の中年男。
彼は、世界を支配しうるAIコンピューターを作った事で苦悩し、その犯罪予知システムを極秘に活用し、犯罪を阻止する事に血道をあげているのですが、時としてそれは自分たちを追い込む事にもなってしまいます。
そんな二人を取り巻く人々もキャラが立っていて、特に警察内部から支える事になる、二人の刑事の人物像が面白いです。個人的には、女性刑事には最後まで登場していて欲しかったですが。
あとは、敵対するのか組むことになるのか、なかなか判別しがたかった美女二人も、個性的でアグレッシブで、全体に陰鬱なグレーの色調で統一された画面に、華やかさを添えていた気がします。
ちなみに、もう一人重要な役で登場する中年男の恋人役は、実際の奥様がされているという事は、このドラマファンにはお馴染みの秘話です。
最後に、ドラマのオープニングで必ず語られる「我々は見られている。政府の極秘システム『マシン』によって…」という一文は、操る者によって如何様にもなるという、監視社会の行く末を暗示している様でした。
刑事ヴァランダー(2008年~)
◆ジャンル:クライム
◆国:スウェーデン
◆シーズン数(放送時期):全4シーズン(2008年~2016年)
◆話数:全12話
◆各話の長さ:89分
◆出演者:ケネス・ブラナー/サラ・スマート/セイディー・シミン/リチャード・マッケイブ/トム・ビアード/トム・ヒドルストン/ジーニー・スパーク/デビッド・ワーナー/バーナビー・ケイ/ポリー・ヘミングウェイ
原作は北欧の有名小説ですが製作はイギリスBBC、ロケ地はスウェーデンのドラマです。主人公のヴァランダーは仕事中毒のおじさん刑事。 年齢で言えばベテランですが心の中は駆け出しの新米刑事のように無鉄砲な人物です。
年頃の娘とは良好な関係を築いていますが、妻と長い別居生活の末離婚、父親の認知症等人生の岐路に立たされています。
ヴァランダーの父親は画家で寂しい林の絵を生涯描き続けています。劇中でお互いに愛情を感じながらも素直に歩み寄れない父と息子の姿を丁寧に描いているのもこのドラマの奥深さを出している感じます。
ヴァランダーはイケメンでもないし一見むさくるしいおじさんなのにドラマを見進めるうちに素敵に思えてくるから不思議。 映画の様な映像と海外のインテリア雑誌に出て来そうな素敵な家の数々が登場するのも大きな魅力です。
ストーリーは凄惨な連続殺人が主ですが先が読めず最後まで見ないと誰が真犯人なのか分からない所がすごいなと思います。
人生は複雑に絡み合っているようでその実単純なのか。それとも単純なようで複雑なのか?いつも考えさせられる名作です。


