
有名なM字ハゲ以外にも若ハゲの種類はあります。
若ハゲの種類をパターン別に分類すると以下の3つに大別されます。
@M字ハゲ
AO字ハゲ
BU字ハゲ
それでは一つ一つ見ていきましょう。
M字ハゲとは、生え際がM字型に後退して薄毛になる状態のことをいいます。M字ハゲの原因としては、主に以下の2つが考えられます。
M字ハゲかどうかを判断する明確な基準はありませんが、一般的には剃り込みのように後退した部分が指2本分(2cm)以上ある場合はM字ハゲであると言えます。
M字ハゲを改善するためには、原因となっている脱毛症の種類に応じて対策方法を選ぶ必要があります。以下に主な対策方法を紹介します。
AGAは進行性の脱毛症であり、自然に治ることはありません。放置すれば薄毛が進行し、最終的にはU字ハゲやO字ハゲになる可能性もあります。AGAを治すためには、専門のクリニックで医師の指示のもと治療を受けることが必要です。
AGAの治療法としては、以下のようなものがあります。
AGAの治療は早期に始めることが重要です。M字ハゲかもと思ったら、まずはクリニックで診断を受けてください。
牽引性脱毛症は、髪の毛を引っ張るようなヘアスタイルや帽子などで頭皮に負荷がかかることで起こる脱毛症です。そのため、M字ハゲを改善するためには、以下のような対策が必要です。
牽引性脱毛症は早期に対策を取れば改善されることが多いです。M字ハゲが気になる場合は、まずはヘアスタイルや帽子の使用を見直してみてください。
A1. M字ハゲの原因のひとつであるAGA(男性型脱毛症)は、遺伝的な要因が大きく関係しています。DHT(ジヒドロテストステロン)の生成量や感受性は遺伝によって子や孫に引き継がれることが明らかにされています。したがって、M字ハゲは遺伝する可能性が高いと言えます。
A2. M字ハゲを改善するためには、原因となっている脱毛症の種類に応じて対策方法を選ぶ必要があります。AGAの場合は、育毛剤だけでは十分な効果が得られないことが多いです。AGAは進行性の脱毛症であり、自然に治ることはありません。放置すれば薄毛が進行し、最終的にはU字ハゲやO字ハゲになる可能性もあります。AGAを治すためには、専門のクリニックで医師の指示のもと治療を受けることが必要です。
A3. M字ハゲの前兆としては、以下のような症状が挙げられます。
生え際が少し後退している
前髪のボリュームが減ってきた
生え際の産毛が細くなってきた
髪の毛が抜けやすくなった
これらの症状に気づいたら、M字ハゲかもしれないと考えてください。M字ハゲは早期に対策を取れば改善されることが多いです。M字ハゲかもと思ったら、まずはクリニックで診断を受けてください。
A4. ミノキシジルは発毛促進作用のある外用薬で、AGAの治療法のひとつです。血管拡張作用や血流促進作用によって髪の毛の成長を促します。M字ハゲにも効果があると言われていますが、個人差が大きく、必ずしも効果が出るとは限りません。また、使用を中止すると効果も消えてしまうことが多いです。M字ハゲを根本的に治すためには、内服薬や注入治療など他の治療法と併用することがおすすめです。
A5. 生え際の産毛はM字ハゲの予兆となりうる症状です。産毛は髪の毛の成長期が短くなったために太く長く育たない髪の毛です。M字ハゲの原因であるAGAは、DHT(ジヒドロテストステロン)によって髪の毛の成長期を短くすることで薄毛を進行させる脱毛症です。したがって、生え際の産毛はAGAの初期症状と考えられます。生え際の産毛に気づいたら、M字ハゲかもしれないと考えてください。
A6. M字ハゲをカバーするおすすめの髪型は、以下のようなものがあります。
ただし、これらの髪型はM字ハゲを一時的に隠すだけであり、根本的な解決にはなりません。M字ハゲを治したい場合は、クリニックで治療を受けることが必要です。
M字ハゲはAGAや牽引性脱毛症が原因で起こることが多いです。M字ハゲを改善するためには、原因となっている脱毛症の種類に応じて対策方法を選ぶ必要があります。AGAの場合はクリニックで治療を受けることが必要です。牽引性脱毛症の場合はヘアスタイルや帽子の使用を見直すことが重要です。M字ハゲが気になる方は、早めに専門医に相談してください。
O字ハゲとは頭頂部が薄くなり、真上から見るとアルファベットのOの字のように似ていることからO字ハゲと名付けられています。つむじハゲ、てっぺんはげと呼ばれることもあります。
O字ハゲにも段階があり、薄毛が目立ちにくい初期レベルから、頭頂部に毛髪が殆ど見られない末期レベルまであります。
1(初期)自分でも他人にも気づかれることが少ない。頭皮が固くなっている可能性がある。
2(初期)ハリやコシがなくなりつつあることが見て分かる。髪が上手く立ち上がらなくなる。
3(中期)上から見られると薄毛に気づかれることが増える。抜け毛が増えたり、自覚症状も出てくる。
4(中期)見た目からもわかりやすくなる。頭頂部の髪と側頭部の髪の長さが完全に異なり、短くなっている。
5(末期)薄毛というよりも髪がない状態の部分が多くなる。自他共に薄毛にすぐに気が付く。
適度な運動をすることで血行を促進し、頭皮に栄養を届ける。
十分な睡眠を取ることで成長ホルモンを分泌し、毛髪の成長を促す。
栄養の偏りをなくすことで髪の毛に必要なビタミンやミネラルを摂取する。
指の腹で頭皮を動かすように優しくマッサージすることで、頭皮への血流を改善する。
ビタミンBやカプサイシンなどを配合した育毛剤を使用することで、頭皮の血流を促進し、発毛を助ける。
薄毛のタイプ | 特徴 |
---|---|
M字ハゲ | 前頭部の両サイドから頭頂部に向かって薄毛になる |
O字ハゲ | 頭頂部から円状に薄毛が広がる |
U字ハゲ | M字ハゲとO字ハゲが同時に起こる |
U字ハゲを改善するには、以下のような対処法があります。
以上がU字ハゲについての解説です。U字ハゲは放置するとどんどん進行してしまうので、早めに対策を取ることが大切です。もしU字ハゲにお悩みでしたら、専門クリニックで相談してみることをお勧めします。
それではM字ハゲとO字ハゲを含め、これら2つの症状を併せ持つ、最も深刻なU字ハゲは治るのか、その治療方法について解説していきます。
M字ハゲ、O字ハゲ、U字ハゲはAGA疾患の一つなので薬による投与治療が基本になります。
AGA治療薬にはミノキシジルやフィナステリドなどがあり、発毛が目的であれば「ミノキシジル」を、抜け毛予防が目的であれば「フィナステリド」が投与される流れになります。これらの薬はAGAを根本から治す効果が期待できます。
医師があなたの頭皮状態をチェックし、薄毛の症状に合わせて何種類かあるAGA治療薬から治療に最適な薬が投与されることになります。
AGA治療薬には、主に内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)の2種類があります。それぞれの特徴と効果を以下の表にまとめました。
名称 | 種類 | 効果 |
---|---|---|
プロペシア® | 内服薬 | 5αリダクターゼII型を抑制し、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を防ぎ、抜け毛を減らす |
フィナステリド | 内服薬 | プロペシア®のジェネリック医薬品で、同様の効果がある |
ザガーロ® | 内服薬 | 5αリダクターゼI型・II型を抑制し、DHTの生成を強く防ぎ、抜け毛を減らす |
デュタステリド | 内服薬 | ザガーロ®のジェネリック医薬品で、同様の効果がある |
ミノキシジルタブレット | 内服薬 | 毛母細胞を活性化し、頭皮への血流を促進し、発毛と育毛を促す |
ロゲイン® | 外用薬 | ミノキシジルを主成分とし、同様に発毛と育毛を促す |
アロビックス® | 外用薬 | 血行を促進し、育毛効果が期待できる |
AGA治療薬は、即効性があるものではありません。継続的に使用することで効果が現れます。一般的には、
と言われています。ただし、個人差や使用方法によって効果の出方は異なります。また、使用を中止すると効果も失われてしまうことが多いです。
内服薬は、AGAの主な原因であるDHTの生成を阻害することで、髪の毛の成長期間を延ばし、抜け毛を減らします。DHTは男性ホルモンであるテストステロンが頭皮内の酵素によって変換されるもので、毛根に結合すると髪の毛の成長を妨げます。内服薬はこの酵素の働きを抑えることで、DHTの量を減らし、AGAの進行を遅らせます。
内服薬には、プロペシア®やフィナステリドなどの5αリダクターゼII型阻害剤と、ザガーロ®やデュタステリドなどの5αリダクターゼI型・II型阻害剤があります。5αリダクターゼはI型とII型の2種類があり、AGAには主にII型が関係しているとされていますが、I型も一部影響している可能性があります。そのため、ザガーロ®やデュタステリドはプロペシア®やフィナステリドよりも強力な効果が期待できると言われています。
外用薬は、頭皮に直接塗布することで、毛母細胞を刺激し、頭皮への血流を改善することで、発毛と育毛を促進します。毛母細胞は髪の毛を作る細胞で、血液から栄養を受け取って分裂・増殖します。外用薬はこの細胞の活性化を高めることで、髪の毛の成長サイクルを正常化し、太く長く育つようにします。
外用薬には、ミノキシジルを主成分とするものが代表的です。ミノキシジルはもともと高血圧治療薬として開発されたもので、発毛効果が副作用として発見されました。現在では多くの商品が市販されており、濃度や添加物などによって特徴が異なります。
外用薬は内服薬と併用することで相乗効果が期待できます。内服薬が抜け毛を防ぐ効果に対して、外用薬が発毛・育毛効果に優れているためです。ただし、外用薬は塗布した部分にしか効果がないため、頭皮全体に均一に塗る必要があります。
前頭部の生え際がスカスカになる根本的な原因は、若ハゲの種類や見た目の形に関わらず同じです。ハゲの形に惑わされてはいけません。ちょっとハゲてようがハゲ散らかしてようがハゲの原因は同じだということです。
AGAはヘアサイクルの乱れによって引き起こされます。このヘアサイクルの乱れを引き起こすのがDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンです。
それではこの若ハゲの元凶となっている男性ホルモン、DHT(ジヒドロテストステロン)が我々にどのような悪さをするのか見ていきましょう。
DHTは髪を作り出す元になっている毛母細胞の働きを弱めるアプローチをします。その結果、髪の毛が徐々に細くなっていくので、これがヘアサイクルの乱れに繋がり、我々の頭皮を薄毛へと変貌させます。
AGA治療薬として有名なプロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)は、男性ホルモンテストステロンがDHTに転換されるのを抑える働きがあります。
DHTを作り出す5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きを抑えることで、DHT自体の活性を抑制させます。
脱毛症といっても全てがAGAというわけではありません。円形脱毛症、脂漏(しろう)性脱毛症はDHTが原因で引き起こされる疾患ではないからです。
円形脱毛症はハゲ方に特徴があるため、素人が見てもAGAとは異なると判断できる場合もありますが、脂漏性脱毛症は、ハゲ方に際立った特徴がなく、AGAとの違いがわかりにくいため注意が必要です。
脂漏(しろう)性脱毛症とは、脂漏性皮膚炎が進行して起こる脱毛症の一種です。脂漏性皮膚炎は、皮脂が過剰に分泌することが原因で頭皮がベタベタする病気です。頭皮がべたつくと湿疹やニキビ、炎症などを引き起こします。
これにより頭皮の環境が悪くなり、抜け毛の症状を悪化させてしまうわけです。
頭皮がべたついたり、過剰なフケが出るケースでは、脂漏性脱毛症である可能性が高いため、自分で勝手に判断しないで病院で診察を受けることをおすすめします。
AGAは症状が進めば進むほど治るのも難しくなる進行性の疾患です。
前頭部の生え際がスカスカになり、この症状の進行が進むほど元通りに戻るまでの可能性が低くなります。治療の際に処方される薬の種類は同じなのですが、進行が進んでしまうとその分、頭皮状態を元に戻すまでの期間が必要になります。
また時間をかけて生え際がスカスカになっている分、減薬のタイミングも遅れるため、AGAの治療費用も高くなってしまいます。
AGAが最後まで進行して、生え際(毛根)がなくなったら、AGA治療薬を投与しても元に戻ることが出来ないため、AGAの症状が出始めたら、早めに治療を開始することが重要になってきます。
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