これまで私が観て私の中で面白かったのはもちろん、特に印象深かったおすすめのアニメ達を、作品ごとに私のレビュー・感想を通して紹介(評価)しています。
※最近声優ブームもきているので、声優(キャラクター)さんの名前も載せておきました。
どれも観て損はない素晴らしいおすすめアニメなので、気になったら是非チェックしてみてくださいね。
初見の方のために、ほぼ全ての作品でPV観れるようにしてあります。ワンクリックで作品の雰囲気が伝わると思うので参考にしてください。
◆ジャンル: ダークファンタジー/時代劇/剣劇/伝奇ロマン
◆原作:吾峠呼世晴
◆監督:外崎春雄
◆制作:ufotable
◆放送期間:2019年4月〜9月
◆話数:全26話
◆声優:花江夏樹/鬼頭明里/下野紘/松岡禎丞/櫻井孝宏/早見沙織/山崎たくみ/大塚芳忠/石見舞菜香/内山昂輝/森川智之/関俊彦
主人公の少年、炭次郎は村へ炭を売りにいっていた際に、家族を鬼に殺されました。その中唯一生き残っていた妹の禰豆子は凶暴な鬼に変貌。鬼になった妹を人間に戻す方法を探すべく彼は鬼殺隊に入ったのでした。
こちらの作品での魅力は登場してくるキャラクターたちの人間性です。それぞれに色々な事情があり、鬼となってしまった経緯、鬼殺隊に入った経緯が出てきます。その中で共通しているのは人としての優しさや愛情です。
味方でも敵でも大きな運命を背負って生きていて、その苦しみや辛さをそっと包んでくれる、そんな主人公の人想いの姿には毎度感動させられます。色々な残酷なシーンが出てきますが、最後はあたたかみのある物語で続いていくところも、安心して観れる要素です。
毎回話を観る度に主人公をはじめとした鬼殺隊のメンバーも、不運にも鬼になってしまった人たちも、報われて幸せに暮らせたら良いのになと思いながら観ています。人間のあたたかみを感じたい人にオススメしたい作品です。
映画劇場版の鬼滅の刃 無限列車編も大ヒットしたのは記憶に新しいですね。
◆ジャンル:青春/音楽/ラブストーリー/学園/ヒロイン/美少女
◆原作:新川直司
◆監督:イシグロキョウヘイ
◆制作:A-1 Pictures
◆放送期間:2014年10月〜2015年3月
◆話数:全22話+OAD1話
◆声優:花江夏樹/種田梨沙/佐倉綾音/逢坂良太/梶裕貴/早見沙織/能登麻美子/園崎未恵/水瀬いのり/田中敦子
この作品はアニメならではの音楽の表現のしかたがとても魅力的です。漫画では音のない中での音楽の繊細さの表現が素晴らしかったのですが、アニメではピアノを演奏している音の聞こえない主人公が海中でもがくように演奏しているシーン等は見ているこちらの胸がとてもしめつけられるような気持ちになります。
音がきこえずピアノ演奏からずっと逃げていた主人公がヒロインとの出会いを通じて成長していく様がとても素晴らしいです。最終回では驚きの展開がつづき、美しい色使いと音でつくられたこの作品をみると、音楽のすばらしさと楽しさを強く感じることができます。
作品をとおして出てくる音楽は日常生活のなかでも聞く音楽も多々存在するため、親近感をおぼえます。登場するキャラクター皆が純粋でそれぞれが他人のことを強く思いあっているのが素敵です。音や色使い、表現の演出などすべてが優しく色鮮やかで魅力的なので、ぜひ一度見てほしい作品です。
◆ジャンル:ダークファンタジー/剣劇
◆原作:諫山創
◆監督:荒木哲郎(第1期)/肥塚正史(第2期〜)
◆制作:WIT STUDIO
◆放送期間:
第1期:2013年4月6日〜9月28日
第2期:2017年4月1日〜6月17日
第3期 Part1:2018年7月23日〜10月15日
第3期 Part2:2019年4月28日〜7月1日
第4期 : 2020年秋放送
◆話数:
第1期:全25話 + OAD5話
第2期:全12話
第3期:全22話
第4期:
◆声優:梶裕貴/石川由依/井上麻里奈/最上嗣生/田中正彦/谷山紀章/細谷佳正/土田大/下野紘/逢坂良太/藤田咲/ 三上枝織/三宅健太/鷹森淑乃/津田健次郎/神谷浩史
あの有名漫画のアニメ化!原作読んでいて見ていない人いるのかと疑問になりますが原作、アニメともにまだ見られていない方にどんなところが見どころかお伝えします。
まずは戦闘シーンの迫力、アクションシーンの疾走感!「キャラクター動きすぎ」「おいおい、アニメーター死ぬわ」等内心思いながら見ておりました。窮地に追い込まれてからのどんでん返しなど「こっからどうやって勝つんだ?」などのバトル構成も見ものです!
次に魅力的なキャラクター達!どのキャラもクセが強く普通っぽいキャラは少ないですがそこがまたいいんです!主要キャラ達はどれも様々な過去、事情を抱えています。
ストーリーとともにそれが徐々に明らかになっていき「え?あのキャラが!?」とその展開に驚くこと間違いなし。次に上記と少しかぶりますが全体的なストーリー構成。最初、このアニメを見たときは少年少女が巨人と戦うお話だと思って見られる方が多いと思います。現に私もそうでした。
ですが話が進むにつれて勢力図が二転三転していき・・・先が読めないストーリー展開にこのあとの展開が気になり次の話をすぐに見たくなりますよ!
◆ジャンル:学園/ヒロイン/美少女/恋愛
◆原作:Key/ビジュアルアーツ
◆監督:石原立也
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:
第1期: 2007年10月〜2008年3月
第2期: 2008年10月〜2009年3月
◆話数:
第1期: 本編22話+番外編2話
第2期: 本編22話+番外編2話+総集編1話
◆声優:中村悠一/中原麻衣/広橋涼/神田朱未/桑島法子/野中藍/能登麻美子/阪口大助/田村ゆかり/榎本温子/こおろぎさとみ
親と対立して何に対しても冷めた感じの高校生の岡崎智也。そんな彼が、渚という女の子に振り回される。彼女は病気がちで、留年している。はじめは何とも思っていなかったはず。
ですが演劇部を作ろうと必死に入部してくれる人を捜したりして。学園祭の時も、必死に奮闘している姿に智也は、だんだん渚のことがきになりはじめた。最初は何に対しても、無反応で人を寄せ付けないオーラがあった智也が、渚をきっかけに変わってきたのです。
心を許すようになったのかもしれない。笑顔が、増えるようになっていたし、周りの人とコミュニケーションをとるようにもなっていったときは、驚きました。
そして渚を家まで送ったとき、両親にあうことになった。渚の家はパン屋さんなのだが、お父さんが渚にベタ掘れ。だから朋也に対し、何かと敵対心を向ける。最初は遠慮がちだったが、次第に朋也も負けずと言い返す。
そうこうしているうちに、渚のお父さんと仲良くなっていく姿はみていて、おもしろかったです。厳しいことも言うけど、愛があったと思います。最後二人が結婚した時は、感動しました。
◆ジャンル:SF
◆原作:
5pb./Nitroplus(第1期)
志倉千代丸/MAGES.(第2期)
◆監督:
第1期:佐藤卓哉/浜崎博嗣/小林智樹(SPECIAL)
第2期:川村賢一
◆制作:WHITE FOX
◆放送期間:
第1期:2011年4月〜9月
第2期:2018年4月〜9月
◆話数:
第1期:全24話+SPECIAL
第2期:全23話
◆声優:宮野真守/今井麻美/花澤香菜/関智一/田村ゆかり/小林ゆう/桃井はるこ/後藤沙緒里/てらそままさき/山本彩乃
最初、主人公の岡部倫太郎がマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」を名乗る様が、とても大袈裟で、イライラしました。「この、いかにも漫画チックなキャラクターはなんなの?」と。
しかし、物語が進んでいくにつれ、タイムリープ(時間跳躍)を何度繰り返しても運命が変わらず、憔悴していくオカリン(岡部倫太郎のあだ名です)を見ていると、不思議なことに、あれだけ嫌っていた鳳凰院凶真が恋しくなっている自分に気がつきました。
「もう一度、あの余裕ぶった大袈裟な喋りを見せてよ!オカリン!」という気持ちになっているのです。
そして物語のクライマックスに、満を辞して現れた鳳凰院凶真の勇姿を見たときには、思わず感動の涙が溢れていました。自分でも驚いたのですが、きっとこの反応は、制作陣の思惑通りなのかなと思います。
それくらい、緻密なストーリーになっているので、見る側の反応も計算し尽くしての演出なのだろうなと思います。2クール分、イッキ見がオススメです!
◆ジャンル:ラブコメ/ファンタジー/学園
◆原作:高屋奈月
◆監督:井端義秀
◆制作:TMS/8PAN
◆放送期間:
第1期: 2019年4月6日〜9月21日
第2期: 2020年4月7日〜
◆話数:
第1期:全25話
◆声優:石見舞菜香/島ア信長/内田雄馬/中村悠一/種ア敦美/佐藤聡美/沢城みゆき/櫻井孝宏/釘宮理恵/潘めぐみ
フルーツバスケットの主人公、本田透は母親と二人暮らしの高校一年生なのですが母親が交通事故でなくなってしまい、父方の祖父に引き取られ生活をしています。
ですが祖父は子ども家族と一緒に暮らすことになり、それに伴い家を改築することになります。透は祖父に迷惑を掛けないように改築中は友達の家にお世話になると伝えて家を出ます。
誰にも迷惑は掛けられないと、透は一人山の中にテントを張って生活を始めました。ですが透がテント生活をしていた山は学校で王子と呼ばれ人気のクラスメイト、草摩由希の暮らす家の敷地であり、それが草摩由希と家主の草摩紫呉にバレてしまいます。
迷惑は掛けないのでしばらくの間ここで生活をさせて欲しい、と懇求する透に紫呉と由希はそれなら一緒に暮らせばいいと言い、透は草摩紫呉の家に同居することになります。しばらくすると草摩家の一人、草摩夾も紫呉邸で暮らすことになります。
それをきっかけに草摩由希、草摩夾との交友関係が始まり次第に草摩の一族と関わり、一族に掛けられた呪いを知り、呪いを掛けられた草摩家の者の心に触れて、冷たく凍った心を溶かしていく……。透と出会い、心境が変わっていく登場人物たちとの関係が心に沁みるとてもオススメのアニメです。
◆ジャンル:ヒーロー/ギャグ/アクション
◆原作:ONE/村田雄介
◆監督:夏目真悟(第1期)/櫻井親良(第2期)
◆制作:マッドハウス(第1期)/J.C.STAFF(第2期)
◆放送期間:
第1期:2015年10月〜12月
第2期:2019年4月〜7月
◆話数:
第1期:全12話
第2期:全12話
◆声優:古川慎/石川界人/中村悠一/宮野真守/小野坂昌也/梶裕貴/悠木碧/山路和弘/津田健次郎/高山みなみ/玄田哲章/うえだゆうじ/緑川光/安元洋貴/早見沙織
最初「ワンパンマン」という作品を知ったのは、コミックの第1巻が発売されたときで試し読みし、イラストにインパクトがあるが時々見せる気の抜けた絵もあり、作品タイトルも「ワンピース」並みにタイトルもインパクトがあるなという程度の作品だと思い込んでいました。
しかし、アニメ化し第1話を見たとき、オープニング曲のTHE HEROがとても熱く心に響くような感じで気に入り、最初に倒した敵のワクチンマンもバイキンマンとピッコロを合わせたような風貌に声優さんもフリーザ役の声優さんでやってしまったなという感じでした。
そしてサイタマのまじめな感じの作画と気の抜けた作画がうまくアニメでまとめてくれて、アニメ版としてとても良くまとめられており良い感じになっていました。
その他のキャラクタたちもジェノスや戦慄のタツマキやシルバーファングなど魅力あるものからぷりぷりプリズナーなど完全にギャグキャラも揃っており、こんなところも魅力があります。
そして第2期、怪人協会との戦いも始まり良いところで終了しており、第3期に続くことを大いに期待する作品です。
◆ジャンル:アクション/サスペンス
◆原作:成田良悟
◆監督:大森貴弘
◆制作:ブレインズ・ベース(第1期)/朱夏(第2期)
◆放送期間:
第1期:2010年1月7日〜6月25日
第2期:
承:2015年1月10日〜3月28日
転:2015年7月4日〜9月26日
結:2016年1月9日〜3月26日
◆話数:
第1期:全24話(DVD特典+2話)
第2期
承:全12話(特典+1話)
転:全12話(特典+1話)
結:全12話(特典+1話)
◆声優:豊永利行/宮野真守/花澤香菜/神谷浩史/小野大輔/福山潤/沢城みゆき/黒田崇矢/中村悠一/梶裕貴
放送当時アニメを見て衝撃を見て、すぐ本屋に原作小説を買いに行きました。オープニングが何よりもかっこ良く、今でも歌えるくらい好きな歌です。 そして、このアニメの魅力は何よりも描かれる街のリアリティです。
その点では、視点の面白さや時間軸・ストーリーに重きを置く原作よりも、アニメの方がより面白さが映える作品です。今は背景・街の様子を緻密に描いたアニメがたくさんありますが、当時は見知った街がアニメの中で生き生きと描かれているのか新鮮でした。
また、登場人物の多彩さも魅力です。みな自分のストーリーを抱えて、表の顔と裏の顔を使い分けています。キャラ設定はリアリティがない、ぶっとんだものが多いですが、話の流れの中ではそれも構成する一つの要素で、うまく溶け合っています。
アニメの中で、ネットを通じて見えない組織がどんどん膨らんでいく様も、今とはまた感覚が違いますが、考えさせられる点も多いです。何よりもテンポの良さとストーリーの絡み合いの面白さ、街の描き方がリアルなのが見所なので、オススメです。
◆ジャンル:学園/シチュエーションコメディ/スパルタ
◆原作:平本アキラ
◆監督:水島努
◆制作:J.C.STAFF
◆放送期間:2015年7月〜9月
◆話数:全12話+OAD
◆声優:神谷浩史/小西克幸/鈴村健一/浪川大輔/興津和幸/大原さやか/伊藤静/花澤香菜/橋本ちなみ/大地葉
監獄学園(プリズンスクール)は名前の通り囚人が脱獄するお話なのですが、設定が高校生で、しかも監獄も学園内にあります。ある男子生徒らが女子生徒にセクハラ行為をしたということから監獄に収容されてしまいます。
その監獄から脱獄するためにあらゆる計画を立てて、実行していくのですが、コメディ要素が多いです。 主人公が、一見一番まともそうなのになかなかの変態でアホです。
くだらなくて笑ってしまう面白い要素もありつつも、ちゃんとプリズンブレイクしているので、程よく緊張感があるのもいいと思います。
主に監視をしているのが学園の生徒会なので、生徒会VS男子生徒の構造も面白いです。各キャラクターの個性が豊かなので、そこも見どころです。
生徒会の中では副会長のキャラクターがなかなか濃く、脱獄を考えて試みるも、邪魔されます。 ですが、着実に下準備を重ねていく姿がまた面白いです。最終回に近くにつれて、作戦がうまくいくのか失敗するのかハラハラしました。
◆ジャンル:スピリチュアル/サイエンス
◆原作:Production I.G/士郎正宗
◆監督:中村隆太郎
◆制作:Production I.G
◆放送期間:2007年10月18日〜2008年4月3日
◆話数:全22話
◆声優:小野賢章/保志総一朗/福山潤/矢島晶子/立木文彦/玉川紗己子/斎賀みつき/藤田圭宣/谷育子/峰あつ子
独特の雰囲気を持つアニメってあるじゃないですか。
この「神霊狩」という作品はそういった雰囲気の圧が凄まじい作品なんです。
特に一貫して、不穏な雰囲気が常に放出し続けている感じが、じわじわと何か訴えかけてくるというか。
時々流れるホラーゲームのようなノイズ音。
画面構成から感じる奇妙な違和感。
断片的に映し出される様々な記憶の中の場面。
見事に視聴者の心を掻き乱す、素晴らしい構成になっていると感じました。
ストーリーに関しても、物語の定番ともいえる「心の成長」を取り扱っているのですが、その成長していく主人公達である中学生たちも、心のどこかに暗闇のような部分を隠し持っていて、それと悲壮な戦いを繰り広げている感じが、言葉の端々から伝わってくるんです。
また、「科学」と「スピリチュアル」という一見すると相容れない二つの考え方を通して、世界の見方、心の在り様についての見解が述べられていく感じも、非常に印象に残りました。
様々な要素を多面的に組み合わせて、観る者に訴えかけてくる。
その独特の作品の圧力、是非感じてみて頂きたいです。
◆ジャンル:吹奏楽/音楽/青春
◆原作:武田綾乃
◆監督:石原立也
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:
第1期:2015年4月〜6月
第2期:2016年10月〜12月
◆話数:
第1期:全13話
第2期:全13話
◆声優:黒沢ともよ/朝井彩加/豊田萌絵/安済知佳/寿美菜子/早見沙織/茅原実里/日笠陽子/石谷春貴/津田健次郎
「リアルすぎる吹奏楽部の日常が描かれている。」吹奏楽経験8年の私ですが、そのリアルすぎるストーリーには驚きを隠し切れませんでした。例えば、1年生の高坂が3年生の中世古を差し置いてソロを吹く事が決まる場面。
プライドの高い高坂と、高坂に対して嫉妬の目を向ける先輩達の険悪なムードの再現度が本当にすごかったです。年功序列と実力主義が入り交じる吹奏楽部では、よくこのような問題が起こるんですよね。実力を行使してどこまでも高みを目指しつつ、自分よりも実力がない先輩を見下す後輩。
そして、最後のコンクールの為に命を賭ける勢いで練習をするが、そんな後輩に抜かされ口惜しい思いをしてしまう先輩。「先輩は最後のコンクールなんだから、譲ってあげなさいよ。」と後輩を責め立てる周りの人々。
演奏を点数化され、きっちりと結果が出てしまう吹奏楽部では、常にそのような問題が起こっており、ねちねちとした人間関係を戦いながら高みを目指す部員たち。そんなリアルさを鮮明に感じられる為このアニメは最高に面白いと思いました。
◆ジャンル:ファンタジー
◆原作:香月美夜
◆監督:本郷みつる
◆制作:亜細亜堂
◆放送期間:
第1期:2019年10月〜12月
第2期:2020年4月〜
◆話数:
第1期:全14話
◆声優:井口裕香/速水奨/田村睦心/子安武人/中島愛/小山剛志/折笠富美子/日野聡/前野智昭/内田彩/橘U子/生天目仁美
なろう系から誕生したアニメとしても有名だったので、興味が湧き観ました。 あんまり内容はよく知らず観ました。 最終的にはまってしまいました。とにかく続きが観たいです。
ただ、最初はもどかしいなという感じもありました。 すぐに大人になって、そこから司書として働くような形になるのかなと思っていたからです。 でも、最初から最後まで子どものまま! あと恋愛模様もあるのかなと思いつつも、特になかったので、きっと次のシーズンではあることを期待します。
ルッツとマインの関係性はやっぱり期待してしまいますね。 ルッツだけがマインの異常さに気が付きました。 家族であればすぐにいつものマインじゃないなって気が付くと思うのに、お父さんは全然そんなこと考えもしないところがウケます。
元気で過ごせるようになっただけでも良かったって思うお父さんは子ども思いで素晴らしいけど、おいおいそれじゃだめだろって思ってしまいます。 マインもルッツも子どもながらに大人と渡り合う力を身につけていくところもすごいと思います。
マインにはまだ隠された部分もあるし、宮殿とのかかわりもどうなるのか気になります。 一番いいところでシーズン1が終わったので、早く続きが観れたら嬉しいです。
◆ジャンル:海賊/冒険/ファンタジー/バトル
◆原作:尾田栄一郎
◆制作:東映アニメーション
◆放送期間:1999年10月20日〜
◆話数:全924話(2020年3月15日時点)
◆声優:田中真弓/岡村明美/中井和哉/山口勝平/平田広明/小杉十郎太/矢田耕司/山口由里子/矢尾一樹/子安武人
1巻から今までずっと漫画を読み続けていて、アニメも全部観ていますが、面白いだけでなくこのアニメは楽しさあり、友情あり、感動あり、涙ありで老若男女問わず本当におすすめの神アニメです。至る所に面白さがあり、くすっと笑えるところもあるのですが、なにより主人公と同じ船の仲間たちの絆に感動します。
悪魔の実の種類や、いろいろな島、いろいろなキャラクターや名前があるのですが、実際にある世界中の歴史に関与しているものだったり、その話を通して尾田先生が読者へ伝えたいものが描かれていたり、謎解きのような感じでこっそり隠れキャラクターがアニメに描かれていたりして、よくここまでの創造力と絵の素晴らしさがあるといつも感心しながら観ています。
特に主人公のルフィが発する言葉には、心を揺さぶられるような名言も数多くあり、このアニメを読みながら感動して泣いた事は数え切れません。
今、倭の国編で尾田先生が一番描きたかったエピソードであり、とても盛り上げっているパートなのでとてもおすすめです!
◆ジャンル:サスペンス/アクション/群像劇
◆原作:神山健治
◆監督:神山健治
◆制作:Production I.G
◆放送期間:2009年4月9日〜6月18日
◆話数:全11話
◆声優:木村良平/早見沙織/江口拓也/川原元幸/齋藤彩夏/斉藤貴美子/田谷隼/白熊寛嗣/五十嵐麗
この作品は最初のインパクトがものすごく強かったです。全裸の男性が銃を手にホワイトハウスの前に立っている。その時点で「なんで?」という気持ちになり、その理由含めどんどん物語が進むので、引き込まれて行きました。
選ばれた12人のセレソンにはそれぞれジュイスというコンシェルジュが付いているのですが、全員キャラや個性が違く、セレソンに従順なものもいれば、口答えするものもいて、それぞれのセレソンとジュイスとの会話がとても楽しかったです。
セレソンたちは日本を救うという目標は同じだがそのやり方、考え方が違う為、時には戦ったり守ったりしながらそれぞれのやり方で日本を救おうとしているところに日本という国への愛を感じたアニメでした。
綺麗事では日本を救えないかもしれないけど、何かを犠牲にしてまでする方法は間違っているという滝沢くんの考え方に好感を持てましたし、途中で2万人のニートが全員全裸で出てくるシーンなんて圧巻でした。映画含めどんどん引き込まれて時間を忘れてしまう作品でした。
◆ジャンル:ファンタジー/サイバーパンク/バトル
◆原作:川原礫
◆監督:伊藤智彦(第1期〜第2期)/小野学(第3期第1部〜)
◆制作:A-1 Pictures
◆放送期間:
第1期:
2012年7月8日〜12月23日
2013年12月31日(特別番組)
第2期:
2014年7月5日〜12月20日
第3期 第1部:
2018年10月7日〜2019年3月31日
第3期 第2部:
2019年10月6日(特別番組)
2019年10月13日〜12月29日
第3期第3部:
2020年4月〜
◆話数:
第1期:全25話+特別番組1話
第2期:全24話+総集編1話
第3期 第1部:全24話+総集編1話
第3期 第2部:全12話+特別番組1話
◆声優:松岡禎丞/戸松遥/竹達彩奈/安元洋貴/伊藤かな恵/早見沙織/高垣彩陽/村瀬歩/茅野愛衣/沢城みゆき
このジャンルの中では私が今まで観たアニメの中で1番好きな作品です。 VRMMOをテーマにフルダイブという意識だけをゲームの世界に入る作品なんですが、ゲームやアニメを好きだとその時点で引き込まれてしまいます。
キリトがゲームの世界でただ遊ぶ話なのかと思っていましたが、1話からログアウトが出来ないゲームで死んだら現実でも死ぬというデスゲームになる展開になり、なんだこれ面白すぎるっていきなり面食らいました。
主人公のキリトがゲーム世界で無双するというありきたりな展開ではあるのですが、またそこがかっこいいですね。 ゲームクリアをすればデスゲームが終わるので、キリトは1人でゲームクリアを目指すのですがアスナというヒロインと出会いだんだん打ち解け恋に落ちていくところも凄く良いです。
最終的にはゲームクリアするのですが、そのクリアした時の展開も全く先が読めず楽しむことができました。 二期、三期、四期と同じようにゲームの世界に入るという趣旨は変わらないのですが、それぞれに出会いがあり、しっかりとした人間ドラマもあり四期のユウキの話に関しては涙なしでは見られません。 まだ続編もあるので楽しみでしかありません。
◆ジャンル:学園
◆原作:フリュー/山中拓也(原案)
◆監督:和田純一
◆制作:サテライト
◆放送期間:2018年4月〜6月
◆話数:全12話
◆声優:沢城千春/岡本信彦/上田麗奈/武内駿輔/梅原裕一郎/前野智昭/細谷佳正/村川梨衣/小澤亜李
ゲームからのアニメ化というファン向けの作品です。ゲームプレイ済みの方であえば思わずニヤリとしてしまう演出等が各所に散りばめられています。
ではゲーム未プレイの方では楽しめないかというとそんなことはなく「魅力的な主人公サイド、敵サイドのキャラクター達」「ペルソナ×ソードアートオンライン×初音ミク」というアニメ、ゲーム好きなら押さえている要素を上手くオマージュした構成など「どこかで見たような、でも新しい」と感じられる作品です。
話数は12話ですので全部見終わった際に物足りなく感じるかも知れません。そんな方にも更なるアンサーを用意しているのがこのアニメの凄いところ!「カリギュラオーバードーズ」!アニメの中でも何度も宣伝が流れます(笑)
まずこのアニメでカリギュラの世界観、魅力的なキャラに触れていただいて彼らの活躍がもっと見たい、となった際の受け皿まで用意されています!学園モノ異能バトルが好きな方は是非!
◆ジャンル:ファッション
◆原作:猪ノ谷言葉
◆監督:長山延好
◆制作:Ezo'la
◆放送期間:2020年1月〜
◆話数:
◆声優:花江夏樹/花守ゆみり/茅野愛衣/木村良平/井上和彦/諏訪部順一/折笠富美子/兼政郁人/桑島法子/石川由依
158センチの小柄な女子高校生が、世界的なファッションモデルを目指していくというストーリーが良いと思いました。
また、彼女と同じ高校に通う、男子学生はファッションデザイナーを目指しています。
彼の家は母子家庭で、貧しいので、彼がアルバイトをして家計を支えています。
そのため、彼は進学ができませんが、モデルを目指す彼女の服を作ったことをきっかけに、有名なファッションデザイナーの元で働くことができました。
2人とも夢に向かって頑張る姿が素敵だと思いました。
ファッション業界の話ですが、どことなくスポーツ根性アニメのようなところがあるのも良いと思います。
ファッション業界は非常に厳しい世界ですが、二人が協力し合い、切磋琢磨をしながら成長していけば、必ず道が開けていくでしょう。
2人がいろいろな試練に遭いながらも、たくましく成長していく姿が、このアニメの素晴らしいところだと思いました。
また、素敵なファッションが多く登場するのも、この作品の見どころだと思います。
◆ジャンル:バトル/アクション
◆原作:朝霧カフカ/春河35
◆監督:五十嵐卓哉
◆制作:ボンズ
◆放送期間:
第1期:2016年4月〜6月
第2期:2016年10月〜12月
第3期:2019年4月〜6月
◆話数:
第1期:全12話
第2期:全13話
第3期:全12話
◆声優:上村祐翔/宮野真守/細谷佳正/神谷浩史/豊永利行/花倉洸幸/嶋村侑/小見川千明/諸星すみれ/小山力也/鈴村健一
出てくる人物はすべて「文豪」と同じで、それぞれが特異能力(超能力のようなモノ)を持っています。その力もすべて名まえのついた文豪の作品に由来するものばかり。
例えば主人公は「中島敦」で、能力は「虎のようなスピードと運動能力を持つ事」でした。中島敦の代表作である「山月記」には「虎に変わってしまい人の心を忘れつつある悲しさ」が描かれています。
それを受けてのこのアニメでの設定となっています。他にも自殺願望のある「太宰治」の能力は「人間失格」であり、敵でありながらどこかでいつも協力してしまう「芥川龍之介」の持つ力は「羅生門」。そんな登場人物が焚く木さん出てきます。それだけで、「本当の小説を読んでみようかな」という気にもなります。
また、登場人物の話す言葉一つ一つが現代風ではなく、「今なんて言ったのか。調べてみようか」という気になってしまいます。そんな「小ネタ」のようなものがたくさんちりばめられているうえにスピード感のある展開や、「横浜」でありながらもどこか現代とは違っている場所設定も魅力の一つとなっています。
日本の文豪にとどまらず「マークトゥエイン」や「ドストエフスキー」などもどんどん出てくる話の流れに、思わず引き込まれてしまいます。そして、そこから、どんどん元の「文豪」達の書いた小説などへと興味が広がっていく、興味満載のアニメです。
◆ジャンル:学園/ラブコメ/青春
◆原作:渡航
◆監督:吉村愛
◆制作:ブレインズ・ベース
◆放送期間:2013年4月〜6月
◆話数:全13話+OVA1話
◆声優:江口拓也/早見沙織/東山奈央/小松未可子/檜山修之/悠木碧/柚木涼香/中原麻衣/近藤隆/佐倉綾音
長文タイトルのライトノベルが原作なのでそんなに期待してはいなかったのですが、大いに裏切られました。見ていると毎回毎回「わかる?!!」と同意したくなるシーンがいくつもありました。
例えば、結衣が雪乃とご飯食べることをグループのリーダーの優美子に進言するシーン。なんとか穏便に過ごそうと言葉を逃す結衣とイマイチはっきりしない結衣にイライラした責める優美子。そして見かねて口を挟もうとするも、カースト上位の女子に睨まれ怖気付いて何も言えず教室から出て行く八幡。
私はどのキャラクターの気持ちも理解できたのですが、そのシーンの教室にいるモブの生徒に心底共感しました。空気が変わった瞬間にそそくさと教室を出て行く姿が「あるあるー」となります。
そしてリアル過ぎる高校生活を描いているのに、見てるこちらが苦しくならないのは、そこにある非現実的な「奉仕部」という存在がこの物語はファンタジーなんだと教えてくれているからだと思います。
人間関係になやむ思春期の高校生たちのリアルな生活を描いた名作だと思います。悪役ヒーローな八幡がかっこよすぎます。
◆ジャンル:ロボット/ファンタジー
◆原作:サンライズ
◆監督:芦野芳晴
◆制作:サンライズ
◆放送期間:2014年10月〜2015年3月
◆話数:全25話
◆声優:水樹奈々/宮野真守/喜多村英梨/田村ゆかり/桑島法子/石原夏織/小清水亜美/小倉唯/上坂すみれ/堀江由衣/林原めぐみ
サンライズ発の歌と竜、そしてロボットの世界です。ロボットアニメはSF要素を含んでいることから、「設定の矛盾」に気を使うジャンルです。
しかしクロスアンジュは、ヘビーな出だしから打って変わってガンガン理屈をぶっ飛ばしていきます。冒頭が悲惨で死人も出ることから、ここからどんなシビアな世界を見られるのだろうか、と思っているとどんでん返しを食らいます。
勿論最低限の設定はきちんと敷かれています。しかし次回予告を始め、「これスタッフは完全に面白がって作ってるな?」と言う雰囲気を感じられます。とにかくエッチで力押しの展開はいっそ爽快です。意外性のある展開から、「知ってた!」と思わず笑ってしまうベタな展開まで、とにかく勢いのあるアニメです。
最終的にラスボスを「あんたみたいな男お断りよ!」状態で倒すアンジュを始め、怒り心頭の女子たちの言動にはスッキリ出来ます。そうじゃない、いやそうだった、と思わず頷いてしまえる一昔前の王道さも感じられました。
メカニックデザインがスマートで、歌に反応して変形するシーンが熱い分、ギャップがものすごかったです。
◆ジャンル:SF/ロボット
◆原作:河森正治/スタジオぬえ
◆監督:安田賢司
◆制作:サテライト
◆放送期間:2016年4月〜9月
◆話数:全26話
◆声優:内田雄馬/鈴木みのり/瀬戸麻沙美/森川智之/小清水亜美/安野希世乃/東山奈央/西田望見/藤原啓治/石塚運昇
これまでのマクロスシリーズにおいて、アイドルやロックバンドとして歌う事は即、歌の力を利用する事でもありました。そして、歌は兵器であるという位置づけに対し、これまでの作品の中で答えは明示されてきませんでした。
マクロスΔでも勿論「何故歌うのか?」と言う問いが提示されます。それに対する作品のアンサーは「歌いたい!」なのです。 これまでの作品同様歌を兵器として扱いながらも、歌姫たちの根底にある想いは「歌いたいから」と言うシンプルで理屈を必要としない答えを、これまでのシリーズを積み重ねてきた中で見せつけてくれた作品でもあるのです。
マクロスΔのエンディングは賛否両論ある終わり方なのですが、この「シリーズを通してのアンサー」を強く感じたことで、晴れ晴れしさを感じる事が出来ました。 何のために、どんな想いで歌うのか、ワルキューレのメンバー一人一人違いはあっても、「5人揃って歌いたい」気持ちは一つです。
これらはマクロスΔの5人の歌姫たちのキャッチコピーにも表現されています。歌は命であり、愛であり、希望であり、神秘であり、そして元気なのです。
5人の気持ちが重なり合い、超時空ヴィーナス、ワルキューレになるのです。 純粋に、そして楽しみながらライブを行うワルキューレの姿は、これまでのマクロスシリーズの命題が凝縮されています。
◆ジャンル:青春/ファンタジー
◆原作:新海誠
◆監督:新海誠
◆制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
◆公開日:2016年8月26日
◆上映時間:107分
◆声優:神木隆之介/上白石萌音/成田凌/悠木碧/島ア信長/石川界人/谷花音/てらそままさき/大原さやか/井上和彦
本アニメ映画は、内容的には人間性の根幹に触れるような描き方はされていなかったにも関わらず、非常にエンターテインメント性に優れており、とても楽しむことができました。
どの場面を切りとっても、非常に美しい場面が多く、特に隕石の描かれ方は、どのアニメにも描かれたことがないような非常に美しいものであり、映像美だけでも見る価値があるアニメだと思いました。
私は今までも多くのアニメを視聴しておりますが、普段アニメを見ない層の方も多くこのアニメに興味を持たれており、アニメ視聴後お話しても一緒に盛り上がることができ、二度おいしい作品であったと思います。
本アニメは、良くも悪くもアニメ特有の排他的な世界観はなく、現実に近い世界観、人物像、描写であり、どの年代・性別にも受け入れてもらうことができ、私の両親すら抵抗なく見に行くことができました。
こういったアニメは子供向けであることが多いのですが、大人向けジャンルという姿勢も保ちつつ、子供向けにも成功した近年では稀有な例であり、今後はこういったアニメが日本から多く発信されていき、多くの方に感動を与えるのではないかと、個人的に心が躍りました。
◆ジャンル:クライム/サスペンス/アクション/青春/ハードロマン/スリラー
◆原作:吉田秋生
◆監督:内海紘子
◆制作:MAPPA
◆放送期間:2018年7月〜12月
◆話数:全24話
◆声優:内田雄馬/野島健児/平田広明/石塚運昇/古川慎/細谷佳正/川田紳司/福山潤/千葉翔也/森川智之
ギャングのボスである主人公の過酷な運命や、戦争に絡んでのアメリカ裏社会など、どんどん出てくる非現実さやバトルシーンに、展開に息をのみつつもフィクションでしかないと頭でわかっているのに・・・一体何度泣いたことでしょうか。
主人公をはじめとした登場人物たちの軽んじられる命が痛くてやるせなくて苦しさに泣き、そんな中でも育まれる友情や慈愛、優しさに安堵して泣くという、心が震えてしまう場面が毎回のようにある作品でした。
そして、なんといっても、アッシュと英二の絆を深めていく様子が希望で在り、救いで在り、同時に終幕への序章でも在り、どうしても幸福に向かっているとは思えない演出が辛かったです。別れを意識させるシーンにビクビクしていましたね・・・。
そして、ついには、悲しい最終回。見終わった時は放心しました。もちろん号泣です。でも、しかし! 今の世の中であるのだからアッシュは助かっているんだ!と信じています!!そうでなければ、英二が救われない、辛すぎる・・・!
後日談は私の中にきっかりある、ハッピーエンドなんだ!と言い切りたい作品です。
◆ジャンル:ギャグ/ファンタジー/ブラックコメディ
◆原作:レベルファイブ
◆監督:ウシロシンジ
◆制作:OLM TEAM INOUE
◆放送期間:2014年1月8日〜2018年3月30日
◆話数:全214話
◆声優:戸松遥/関智一/小桜エツコ/宮澤正/坂東尚樹/奈良徹/矢部雅史/永田亮子/遠藤綾/笹本優子
妖怪ウォッチは毎回観るたびに笑わせてくれてとても面白かったです。何度もジバニャンが大型トラックに弾かれ、天高く飛ばされるというのに、また飛ばされる姿が妙におっちょこちょいで笑ってしまいます。
口も達者で、いまいち主人公のケータと距離も縮まらない関係は、本当の猫のようです。そのため、一緒に住んでいても凄く仲良くないな、ときには本気の言い合いをするところは、母親と喧嘩してしまう自分の姿を重ねられて、親近感がわくところです。
また、真っ白な風船のようなウィスパーは妖怪に詳しいといいつつ、いつも妖怪辞典を見ても目の前に出てきた妖怪の説明ができないのも笑ってしまいます。
あと、コマさんの田舎に住む純朴さと恥ずかしがりやさを併せ持つ子供のような性格で、どこかほんわかとさせられます。色々なタイプのキャラが出てくるところがとても楽しく、大人も飽きさせません。
また、妖怪がいつも違い、中でも認MENは最高でした。テンポのいいやり取りと喋りが芸人のように面白く、少し高飛車でプライドが高いのに、どこか憎めない喋りも面白いです。
◆ジャンル:青春/ファンタジー/スリラー
◆原作:西尾維新
◆監督:新房昭之
◆制作:シャフト
◆放送期間:
テレビ放送:2009年7月3日〜9月25日
WEB配信:2009年11月3日〜2010年6月25日
◆話数:全15話
◆声優:神谷浩史/斎藤千和/堀江由衣/加藤英美里/沢城みゆき/花澤香菜/櫻井孝宏/立木文彦/喜多村英梨/井口裕香
ひょんなことから観た作品で、久し振りにアニメを観るきっかけになった作品です。最近のアニメの創意工夫振りに驚きました。端的に言えば妖怪モノなのですが、怪異(妖怪)は要として使っていて、人間ドラマが主体のように感じました。
主人公をはじめ、登場するキャラはそれぞれに闇を抱えていて、見どころの一つ。男性キャラクターはほぼ主人公のみで、美女・美少女が次から次へと登場し、主人公は基本モテモテという点は、いかにも現代のアニメっぽさを感じましたが、原作がライトノベルだけあり、会話がいちいち面白いです。
特に八九寺真宵との軽快なダイアローグは絶妙でした。一番の特徴は時系列を複雑に絡めている点。化物語だけでなく、各物語シリーズと繋がっていて、時系列が順番通りではないため、複雑に絡み合ってきます。
初めは意味が解らなかった台詞なども後に繋がってきたりして楽しめました。小説で言うと村上春樹さんなどが時間操作をやっていましたが、原作者の西尾維新さんは当然知っていると思います。
以前に純文学の世界で流行った方法論をライトノベルに持ってきて、それをアニメでも表現している点に驚きました。余談ですが、最近では不謹慎と言われるようなネタでも躊躇なくもってきて、笑いに昇華しているところも凄いと思いました。
◆ジャンル:ダークファンタジー
◆原作:丸山くがね
◆監督:伊藤尚往
◆制作:マッドハウス
◆放送期間:
第1期:2015年7月〜9月
第2期:2018年1月〜4月
第3期:2018年7月〜10月
◆話数:各期全13話
◆声優:日野聡/原由実/上坂すみれ/加藤英美里/内山夕実/三宅健太/加藤将之/千葉繁/五十嵐裕美/沼倉愛美/三宅健太
この作品は異世界に行く話ですが、あまり見ない構成でとても面白かったです。最近は異世界に転移する内容がとても多いのですが、ストーリーは大体一緒で飽きていました。
しかし、これは異世界に転移するなかで無双をするとかそういう安直なストーリーではなく、自分がもともといた世界の自分の闇の深い部分をにおわせたリ、モノに対する異常な執着心を表現しておりそこが面白いです。
時たま主人公が見せる会社での視点での上司の立ち居振る舞いと帝王学を比較するシーンもあるのですが、帝王学というものが何かということを考えさせられます。
目的はなんであれ世界征服を目指すのですが、世界征服を目指すにあたって愛する家臣たちがどんどんとあらぬ方向に進んでいくのが見ていてドキドキハラハラします。
第4期が出るのを楽しみにしているのですが、そういう噂もなく少しもうあきらめていますが、出たらすぐに見たいです。今後も主人公(もともと人間)と家臣(もともとゲーム内キャラ)がどのように絆や関係を変えていくのか楽しみです。
◆ジャンル:忍者/バトル/ファンタジー
◆原作:岸本斉史
◆監督:伊達勇登
◆制作:ぴえろ
◆放送期間:2002年10月3日〜2007年2月8日
◆話数:全220話
◆声優:竹内順子/杉山紀彰/中村千絵/柚木涼香/井上和彦/大谷育江/鳥海浩輔/水樹奈々/柴田秀勝/ 森久保祥太郎/水島裕/桜井敏治/石田彰/加瀬康之
私が観たアニメの中でもNARUTOナルトは特に面白かったです。人生の教科書になるようなアニメで思いやりや友達を大切にすることや仲間を敬うこと大切さを教えてくれました。
登場人物の中で1番好きなキャラはうちはイタチです。理由は戦闘センス、観察眼、戦闘力どれをとっても最強キャラですが、そんな彼にも欠点があり仲間を頼らず一人で何でもこなそうとした結果、失敗し負の連鎖を起こしてしまいました。
また幼少期に任務でうちは一族全員の抹殺を命じられ任務を遂行しました。彼は誰にも相談せず1人で抱え込み一族殺しの汚名を背負って罪人として追われる身となります。
本当は木の葉隠れの里とうちは一族の二重スパイをやらされていて、両方の意見を1人で受け止めていました。一族殺しの任務を任された理由は一族が木の葉隠れに対し戦争を起こす事を決意し、それを止める為にイタチに命令しました。この真実は彼が死んでしまい、語られる事はありませんでした。
◆ジャンル:ダークファンタジー/バトル/アクション
◆原作:荒川弘
◆監督:水島精二
◆制作:ボンズ
◆放送期間:2003年10月4日〜2004年10月2日
◆話数:全51話
◆声優:朴?美/釘宮理恵/大川透/豊口めぐみ/麻生美代子/有本欽隆/桑島法子/高瀬右光/永井誠/こおろぎさとみ
このアニメには数多くのキャラクターが登場するのですが、主人公のまわりにいる仲間たちだけでなく、悪役たちもそれぞれがつよい個性と一貫した意思をもっているのでとても魅力的なキャラクターばかりです。
ストーリーには伏線がたくさん隠されており、終盤になってからも次々とおこる出来事にどんどん引き込まれていきます。作画もとても綺麗で、魅力的なキャラクターたちの大迫力なアクションは見ているだけで胸があつく心が躍ります。
主人公の兄弟が自分たちの身体を取り戻すために周りのキャラクターたちを巻き込みながらも旅をつづけるのですが、旅のなかでおこる様々な出来事を通じて成長していく姿をみると応援したくなり、最後には感慨深い気持ちになりました。
最初は自分たちの身体をとりもどすためだけに旅をしていた兄弟たちが旅のなかでの人との出会いを通じてどのような最後を迎えるのかぜひたくさんの人に見てほしい作品です。
◆ジャンル:野球/青春
◆原作:水島新司
◆制作:土田プロダクション
◆放送期間:1976年10月6日〜1979年12月26日
◆話数:全163話
◆声優:田中秀幸/玄田哲章/伊武雅之/小宮山清/神谷明/松島みのり/肝付兼太/矢田稔/森功至/安原義人/野本礼三/大前田伝
昭和の頃の水島新司監督が書かれたアニメになります。 主人公の山田太郎ですが、野球がとても上手です。また成績も優秀で、性格もかなりいい男性です。
貧しい家で育っていて高校進学も迷っていましたが、高校へ行って野球をすることになりました。 たくさんのユニークな野球部員と出会い、地区大会で優勝を収めました。
山田太郎は、キャッチャーとして好守備を披露し、打撃でも8割を超える打率というとても優れた才能を持っています。しかも、選手のみんなへの心遣いもとても上手で、一人一人の特徴を最大に発揮させることができ、見事に甲子園出場を手に入れました。
精神力もあり、とても優しい高校生である山田太郎の活躍ぶりはとてもすごいと思いますし感動させていただきます。 甲子園でも、数々の強敵を倒して、見事に優勝を成し上げます。
このアニメの良いところは、野球が楽しめることはもちろんですが、全編を通して山田太郎の人柄の素晴らしさに感動させられたことです。古いアニメですがおすすめです。
◆ジャンル:青春
◆原作:大童澄瞳
◆監督:湯浅政明
◆制作:サイエンスSARU
◆放送期間:2020年1月6日〜3月23日
◆話数:全12話
◆声優:伊藤沙莉/田村睦心/松岡美里/花守ゆみり/井上和彦/横島亘/小野友樹/小林裕介/綿貫竜之介/井澤詩織
今までに見たことのない世界観が広がっています。タイプの違う女子高生3人が、アニメ動画を創る話です。脚本と背景画や監督業を担当する浅草さん。
人気カリスマ読者モデルなのに、アニメーション動画を創るのが大好きな水崎さん。アニメや動画に興味はないけどお金が大好きな金森さん。この3人組が部活動と称して普通の高校生ではやらなそうなことをやってのける所が面白いです。
浅草さんと水崎さんの物を見る観察力が凄くて尊敬します。浅草さんが普段の生活の中から頭の中で独自の世界を想像し私達に見せてくれるので、そのシーンが毎回楽しみです。
特にこのアニメで心に残るのは、金森さんの言葉です。アニメも動画も興味がない金森さんの発言にはいつも説得力あるなぁと感心させられます。
高校生って肉体的にも精神的にも凄くパワフルな力がある時期だと思います。こんな力のある時期に校則を守って真面目な学校生活を送るなんて、もったいないことだと思いました。
◆ジャンル:ロボット/バトル/アクション
◆原作:矢立肇/富野喜幸
◆総監督:富野喜幸
◆制作:日本サンライズ
◆放送期間:1979年4月7日〜1980年1月26日
◆話数:全43話(企画当初は全52話の予定だった)
◆声優:古谷徹/鈴置洋孝/飯塚昭三/鈴木清信/古川登志夫/鵜飼るみ子/白石冬美/井上瑤/曽我部和行/森功至/潘恵子/池田秀一
初回放映時から現在に至る珠玉のガチンコロボット系SFアニメの初代です、当時の小学生男子は皆が見ているというくらいの熱狂ぶりでした。
学校でも主人公のアムロ・レイが操るガンダム、ライバルとして登場するシャアアズナブルが操るシャアザクやゲルググ又はジオングというチームに分かれて、意味も知らずに地球連邦軍だジオン軍だ一年戦争だと遊んでいました。
上記のロボット以外にもドムやシブい所ではギャン、更に雑魚キャラのザク、宇宙船ホワイトベース等の数えきれない程の少年たちを熱くするロボが登場し、時代的にプラモデルが流行っていた事もあり、皆お年玉や誕生日には「ガンプラ」とよばれる600円(だったと思います)を手に入れ完成させるのですが、部屋に飾って眺めるというオシャレな事を自分を含む周りの友人たちも出来るはずがなく、すぐに放課後ガンダム戦争の場に駆り出され戦わせたのち、気が付けば腕が取れるのは日常で頭が違うロボに変わってる等、色々な思い出を残してくれた作品です。
◆ジャンル:アニマル
◆原作:こなみかなた
◆監督:草野公紀
◆制作:マーザ・アニメーションプラネット
◆放送期間:2016年10月2日〜2017年9月24日
◆話数:全51話
◆声優:こおろぎさとみ/白石涼子/保村真/坂本真綾/くまいもとこ/小山力也/日のり子/青山耕平/丸山有香
こねこのチー ポンポンらー大冒険は、子猫のかわいさをめいっぱい楽しめるアニメでした。小さい子猫が今風な一戸建てに住み、猫目線でカメラが動くので、まるで、自分が本当に猫のようになった気分です。
そして、家の中を歩いて探検していくのですが、その時、目の前に見つけた高い位置にある水槽の中の魚に興味を持ち、とりたいと水槽に上がろうとする必死な姿は可愛かったです。
また、人間に甘えたいよという甘えん坊の動きと、大きなまん丸の目で見つめる顔が心を掴まれます。
あと、なんとも声が可愛くて楽しかったです。子猫という可愛い声で「なんら?」と初めて見るものを確かめに行く好奇心旺盛な姿は萌えます。
でも、逞しく、頑固な一面を垣間見せるところに、人間と同じ気持ちを、子猫も持つんだと分かります。
猫が大好きな自分を楽しませてくれますし、子猫をこれから飼う人にとっても飼い方の参考にもなるアニメでした。
家にはよーへーという小学生もいるのですが、子供が猫の世話をするたびに成長する姿を学べますし、猫に振り回されてパニックになる姿に愛着が持てて、親近感のあるアニメでした。
◆ジャンル:アドベンチャー/バトル/ロマン/グルメ/カルチャー
◆原作:野田サトル
◆監督:難波日登志
◆制作:ジェノスタジオ
◆放送期間:
第1期:2018年4月〜6月
第2期:2018年10月〜12月
第3期:2020年10月〜
◆話数:
第1期:全12話
第2期:全12話
◆声優:小林親弘/白石晴香/伊藤健太郎/大塚芳忠/中田譲治/津田健次郎/細谷佳正/乃村健次/菅生隆之/大塚明夫/大原さやか
マンガをずっと読んでいたので、アニメ化した時は本当に公共で放送していいのか衝撃でした。結構血生臭く、手や頭が飛んだり、人が熊に食べられたり、ギリギリの下ネタも満載です。けれど、アニメ化したものを実際に見ると、そうしたシーンはうまく演出でぼかしながらも、ゴールデンカムイならではの面白さが非常によく表現されていました。
まず映像で驚いたのが、熊の毛皮の質感です。艶々とした、生きて動いているエゾヒグマの毛ヅヤが素晴らしいです。また、こんな機会でなければあまり聞くことがない、アイヌ語の語りもふんだんに盛り込まれています。
声優さんも指導の下でかなり練習したのだと思いますが、アニメという媒体を通じて、消えゆきつつあるアイヌ語が少し身近に感じられました。
また、ゴールデンカムイお決まりのギリギリの下ネタも、放送できるギリのラインでしっかりと扱われて残っていたのが嬉しかったです。今まで題材としてあまりなかった第一次大戦後の時代と、アイヌ文化、この二つを独自の感性でミックスしたのがゴールデンカムイの魅力です。
作品から端々に感じる緻密なストーリー、時代考証、アイヌ文化への興味と人間模様の面白さ。血なまぐさい所は多いですが、アニメだとテンポよく、この作品の面白さを満喫できると思います。
◆ジャンル:SF/アクション/クライム/サスペンス/警察ドラマ/群像劇
◆原作:サイコパス製作委員会
◆監督:塩谷直義
◆制作:
第1期:Production I.G/タツノコプロ(新編集版)
第2期:タツノコプロ
第3期:Production I.G
◆放送期間:
第1期:2012年10月11日〜2013年3月21日
新編集版:2014年7月10日〜9月18日
第2期:2014年10月9日〜12月18日
第3期:2019年10月24日〜12月13日
◆話数:
第1期:全22話/新編集版:全11話
第2期:全11話
第3期:全8話
◆声優:関智一/櫻井孝宏/花澤香菜/野島健児/有本欽隆/石田彰/伊藤静/沢城みゆき/長克巳/浅沼晋太郎/梶裕貴/中村悠一/佐倉綾音
未来の世界を描いたアニメはいろいろありますが、この作品は100年後の日本がとてもリアルに表現されているなと思いました。発展しすぎず、本当にこんな世界になっているかもと思わせる設定です。
巨大なシステムによって動く社会がとても便利な反面、人が機械に管理されている、支配されているという部分が透けて見える感じもメッセージ性があって好きなところです。そんな世界で平和を守る刑事たちのあり方も今とは全然違うものになっていますが、ある意味ではシビュラシステムの奴隷と言えるのかもしれないなと感じます。
この世界では異質な者や他と違う者はシビュラから存在しないという扱いを受けるわけですが、誰よりも人間らしい考え方を持った槙島が凶悪犯とされて公安局から追われるというストーリーも勧善懲悪にはできない難しいところだなと思います。
最後まで見終わってみると、正義はシビュラなのか、免罪体質者はこの世に不要な悪なのか、と深く考えさせられます。アニメでここまで深いストーリーがあるものにはあまり出会ったことがなかったので、どハマりしてしまって何度も見返しているほどです。
◆ジャンル:魔法少女/ダークファンタジー/SF
◆原作:Magica Quartet
◆監督:新房昭之
◆制作:シャフト
◆放送期間:2011年1月7日〜4月22日
◆話数:全12話
◆声優:悠木碧/斎藤千和/喜多村英梨/水橋かおり/野中藍/加藤英美里/吉田聖子/新谷良子/後藤邑子/岩永哲哉
いい意味で期待を裏切られたアニメでした。このアニメを見るまでは、キャラクターがとても可愛らしいデザインだったため、いわゆる萌えアニメだと勘違いして敬遠いていました。
しかし友人に勧められて見たところ、ドはまりしました。まず、3話でマミさんが死亡してしまうシーンで衝撃を受けました。そしてこの3話からエンディング曲も今までとは違う重厚感のあるものに変わり、作品の世界観に引き込まれていきました。
どの話も完成度が高いのですが、私が一番好きな回が10話です。これまで謎だったほむらの正体が分かり、今まで苦手意識のある登場人物だったほむらの印象が一転しました。
まどかを絶望から救い出すために何度も何度も過去をループし、ボロボロになりながらも諦めずに敵に立ち向かい続ける姿に感涙しました。
そして怒涛の最終話まで話が進み、ようやくまどかが魔法少女になる決心をした時は、何とも言えない気分になりました。ここまで世界観にはまった作品は後にも先にもこの作品だけです。
◆ジャンル:グルメ/バトル/ロマンス
◆原作:雁屋哲/花咲アキラ
◆監督:竹内啓雄
◆制作:シンエイ動画/スタジオディーン
◆放送期間:1988年10月17日〜1992年3月17日
◆話数:全136話
◆声優:井上和彦/荘真由美/大塚周夫/阪脩/嶋俊介/加藤治/佐久間レイ/水原リン/渡部猛/丸山詠二/辻村真人/二又一成/依田英助/富田耕生/藤田淑子/福留功男
東西新聞文化部の社員である、山岡士郎と栗田ゆう子が主人公の食を題材にしたアニメです。最初は漫画でしたが、アニメや実写版にもなりました。ぐうたら社員の山岡と新人の栗田が、「究極のメニュー」を開発しながら様々な問題やトラブルを解決していきます。
そして、美食倶楽部を主宰し、ライバルの帝都新聞の企画「至高のメニュー」を監修する海原雄山(山岡の実父)と料理対決をしながら成長していく姿も見どころです。
しかし、この親子は母親の死をめぐる確執から、さらに亀裂を深めたりもします。一方で、主人公らの恋愛など様々な人間ドラマがありながらも、食に関する内容も細かく表現されており、観ていて勉強になりました。
食に関しては、日本料理はもちろん、中華やフランス料理など世界の料理事情に触れることも多く、飽きの来ない内容になっています。また、取材の奥深さも伝わってきます。子供から大人まで幅広く楽しめ、勉強にもなるアニメだと思います。
◆ジャンル:ファンタジー
◆原作:川上泰樹/伏瀬/みっつばー
◆監督:菊地康仁
◆制作:エイトビット
◆放送期間:
第1期:2018年10月〜2019年3月
第2期:2020年秋〜
◆話数:
第1期:全25話
◆声優:岡咲美保/寺島拓篤/豊口めぐみ/前野智昭/花守ゆみり/古川慎/千本木彩花/M・A・O/江口拓也/大塚芳忠
主人公がチート級に強い設定というのは異世界転生物にありがちですが、ユニークスキルの「大賢者」の補佐の元「捕食者」を発動して次々と敵のスキルを取り入れることで最弱のスライムから最強のスライムに変貌していくところが見ていてワクワクして面白いです。
「大賢者」の真面目な解説が解りやすく主人公リムルの成長振りが掴め好きです。普段は超真面目な「大賢者」のたまに出る馬鹿にした態度にギャップを感じクスッとしてしまいました。
色々な種族の敵を倒して段々のし上がっていくのですが、そこには殺伐としたものは感じられません、敵にもちゃんと敬意を払い力でねじ伏せるだけの事はせず出来れば平和的解決を模索して仲間になってもらおうとする取り組み姿勢が素敵です。周囲の機運もあって自分の国を建国するまでになりますがその過程が見ていて気持ちがいいです。中でも最強の魔王と呼ばれているミリムを蜂蜜で手懐けてしまうあたりは、ほのぼのとしていて心温るものがありました。
◆ジャンル:キャンプ/旅行
◆原作:あfろ
◆監督:神保昌登
◆制作:C-Station
◆放送期間:2020年1月〜3月
◆話数:全12話
◆声優:花守ゆみり/原紗友里/豊崎愛生/東山奈央/高橋李依/水橋かおり/伊藤静/多田啓太/矢野亜沙美
1話が3分ほどの短いストーリーですが、内容はそれ以上の内容の濃い作品だと思いました。
野クルの3人の女子高校生が、富士山麓をいろいろと旅をしながら、楽しい発見をしていく内容が良いと思います。
この作品は現在テレビ放送中で、最後はどうなるのか気になります。
ゆる〜く、ほんわかした内容も良いと思っています。
キャンプブームの到来ということで、このアニメを観て、ますますキャンプへの興味が湧いてきそうです。
実際に地元にあるアウトドアショップへ行ってしまいました。
冬のキャンプは寒いですが、彼女たちは元気に走り回っているので、さすが高校生だと思ってしまいます。 私は高校時代に富士登山をしたことがあり、その時の印象を重ね合わせて、アニメを楽しんでいます。
また、このアニメのエンディング曲も良いと思います。 女性が一人でソロキャンを楽しんでいる様子が分かり、自分もソロキャンプをやってみたくなりました。これからもこのアニメを楽しんで観ていきたいと思っています。
◆ジャンル:フィギュアスケート
◆監督:山本沙代
◆制作:MAPPA
◆放送期間:2016年10月〜12月
◆話数:全12話
◆声優:豊永利行/諏訪部順一/内山昂輝/宮野真守/小野賢章/安元洋貴/細谷佳正/日野聡/村瀬歩/野島健児
子どものころならまだしも、いい歳になって、こんなにもアニメにハマるとは思わなかったという点で、平成アニメの第一位に押したい作品「ユーリ!!! on ICE」。もう、この作品は、子どもよりも、大人のアニメに玄人な女性を狙ったのかと思うほどのものでした。
実力はあるのに世界の舞台では負けてしまう、引退目前のスケーターだなんて・・・まるで、よくあるスポーツアニメの続編、努力型のかつての天才少年のその後のような始まり。
そんなところにやって来るのが、本物の天才世界王者。もう、設定だけでどう転ぶのかワクワクするのに、それ以上にキャラが立ちまくりで、脇役なんていません。かつての乙女たちがハマらないわけがないというものです。
案の定、気づけば、作品の描き切れていない部分をもっと感じたいと、馴染みのないフィギュアスケートをインターネットで一生懸命調べるほどになっていました。
気弱なのかと思えば意地っ張りで突っ走る勇利や、傍若無人に見えてよく考えているヴィクトル、気が強い反面多感で繊細なユーリなど、普通のスポーツアニメのような試合の勝ち負けよりも、個々への愛着が深くなる、本当に素敵で最高なアニメでした。
◆ジャンル:学園/ファンタジー/群像劇
◆原作:麻枝准
◆監督:岸誠二
◆制作:P.A.WORKS
◆放送期間:2010年4月2日〜6月25日
◆話数:本編13話+特別編2話
◆声優:神谷浩史/櫻井浩美/花澤香菜/木村良平/喜多村英梨/緒方恵美/木俊/増田裕生/徳本英一郎/小林由美子
Angel Beats!について、私はその設定の深さとストーリーの面白さ、そしてキャラクターの魅力の3点すべてが面白いと思います。
私は登場するキャラクターの中では岩沢さんが好みなのですが、彼女の歌のうまさには感激しましたし、今でも彼女の曲であるCrow SongやAlchemyは聞いています。彼女の力強くてきれいな歌声は聞いていてしびれます。
ストーリーについては、最初は明るい学園ものと思わせておきつつ、実は深刻な問題を生前に抱えている人物が学園内の大多数を占めていたり、なぜ学園という場所が存在していたのかという部分もしっかり設定されていたりと、深く考えさせられる場面が多かったです。
また、別作品であるCharlotteのサラとして岩沢さんやその他Angel Beats!に登場するキャラクターを想起させるようなキャラクターが出てくるため、Angel Beats!を見終わった後にCharlotteを見ると、また違った楽しさがあるというのも個人的には面白いと思います。
◆ジャンル:SF/バトル/アクション/ロボット
◆原作:庵野秀明
◆監督:庵野秀明/摩砂雪&鶴巻和哉(副監督)
◆制作:GAINAX/タツノコプロ
◆放送期間:1995年10月4日〜1996年3月27日
◆話数:全26話
◆声優:緒方恵美/三石琴乃/山口由里子/林原めぐみ/宮村優子/立木文彦/清川元夢/結城比呂/長沢美樹/子安武人/山寺宏一/石田彰
新世紀エヴァンゲリオンに一時期熱中しました、面白い・怖い・これまで自分が見たアニメとは一線を画す内容のアニメでした。
当時自分の周りでも多少ながら噂になっていましたが、画風が自分好みではなく、食わず嫌いで見ることもなくいました。ある日テレビでの放送をきっかけになんとなく視聴していたところ、あっという間にグイグイのめり込みました。
なんといってもストーリーの深さが1度や2度程度で理解できるとは到底思えない程の作り込み具合であり、現代社会や過去・未来にも問題提起している内容で今現在においても、自身、理解しているとは思えなく時々見返すことがあります。
又、登場するキャラクター達も一癖あるキャラが多く、見た目もさることながら影を感じる人物が多く、人間の根っこの部分を考える機会の一つでした。
最後にロボット?人間?どっちにとも捉える事ができるエヴァンゲリオン各号機達の存在がグッズを買い漁るほど個性的でのめり込むきっかけでした。
◆ジャンル:ロボット/SF/バトル
◆原作:矢立肇/富野由悠季
◆監督:福田己津央
◆制作:サンライズ
◆放送期間:2002年10月5日〜2003年9月27日
◆話数:全50話
◆声優:保志総一朗/三石琴乃/桑島法子/子安武人/桑島法子/豊口めぐみ/石田彰/関智一/笹沼晃/関俊彦
平成ガンダムの1作目で登場するキャラクターもそれぞれ個性があっていいですし、機体なども歴代のガンダムシリーズに比べてかっこいいデザインの機体が多いです。劇中で使用されているBGMもその場面などにマッチしていてかっこいい演出が多いです。
個人的にはフリーダムの初出撃シーン、戦闘シーン、ラクスの歌、イザークが好きで印象に残っています。フリーダムはアスランとの戦闘で今まで搭乗していたストライクを破壊されてしまった為ラクスからキラに託された機体でデザインがすごくかっこいいですし、キラが初めてフリーダムを起動〜出撃シーンは最高ですしキラのズバ抜けたセンスとフリーダムの圧倒的な性能で敵を蹴散らしていくのは見ていて気持ちがいいです。
ラクスの歌は作中で時々ラクスが歌うのですが2〜3曲あった気がしますがどの歌も非常に落ち着きがあって歌詞も平和を願う優しい歌ですごく好きです。最後にイザークですがイザークはコーディネイターでアスランと同じクルーゼ隊に所属するザフトのエリートパイロットです。
負けず嫌いな上好戦的でで人当りはきつく一見すると冷たい印象なのですが、実は仲間おもいで根は優しいところに惹かれます。最初は敵だったのが最後には一緒に戦ってる姿に非常に好感が持てます。
◆ジャンル:ラブコメ/ロボット/SF
◆原作:林直孝
◆監督:藤原佳幸
◆制作:動画工房
◆放送期間:2015年4月〜6月
◆話数:全13話
◆声優:内匠靖明/雨宮天/赤ア千夏/矢作紗友里/豊口めぐみ/日野聡/津田健次郎/愛美/飛田展男/拝真之介
ギフティアと呼ばれるアンドロイドが一般家庭にも普及した世界を舞台とした、主人公の水柿ツカサと寿命が間近に迫ったギフティアであるアイラの切なく悲しい恋愛ストーリーです。
ヒロインであるアイラの声優にはあの雨宮天さんが担当しており、アイラの可愛さを倍増させています。 肝心のストーリーですが物語が進むにつれ、ツカサとアイラの仲が深まっていくのに合わせてアイラの寿命が迫りどんどん弱っていくのがとても悲しいです。
ギフティアを回収する時にアイラが毎回ギフティアに言っていた「大切な人と、いつかまた巡り逢えますように」の言葉を、ツカサがアイラの寿命を迎える最後の瞬間にキスをしながら告げたシーンは涙なしには見れません。
OPの最後にアイラの表情がアップで映し出される場面で、第1話では無表情だったのに話数が進むにつれて表情が徐々に柔らかくなっていき、最後の泣きながら笑っている所は切なくも反則級に可愛いです。
◆ジャンル:コメディ/学園/超能力
◆原作:麻枝准
◆監督:浅井義之
◆制作:P.A.WORKS
◆放送期間:2015年7月5日〜9月27日
◆話数:全13話+テレビ未放送1話
◆声優:内山昂輝/佐倉綾音/水島大宙/内田真礼/内田真礼/麻倉もも/小野大輔/中原麻衣/たみやすともえ/大和田仁美
一風変わった学園モノ異能ライフです。keyという会社は感動できるゲームというのをずっと作っていてこのアニメも例に漏れず感動したい人向けの作品となっています。
ストーリーも最初はただの学園モノで異能を駆使して様々な問題を解決していくだけのほのぼのかと思いきや徐々に話がシリアスに・・・序盤のほのぼの路線で各キャラへの感情移入が済んだころとんでもない事件が発生します。
主人公達の生活も一変してしまい精神的にも病んでいきます。そのような挫折、苦難を主人公達が友情(愛情?)で乗り越えていく、シンプルながら心に響きます。
ヒロインが割と特徴的なキャラなのでそこは好みが分かれるかもしれません。男性に媚びる要素があまりないのである意味女性にも受けいれられやすいヒロインかもしれません。
また、key作品は主題歌にも定評があり作品のテーマにもマッチする曲構成にしてくれていて何度聞いても飽きることがないのもポイントが高いです。
◆ジャンル:SF/超能力
◆原作:大友克洋
◆監督:大友克洋
◆制作:東京ムービー新社
◆公開日:1988年7月16日
◆上映時間:124分
◆声優:岩田光央/佐々木望/小山茉美/玄田哲章/大竹宏/北村弘一/池水通洋/渕崎ゆり子/大倉正章/荒川太郎
東京オリンピックの画像がネットで話題になったAKIRAですが、日本のアニメーションとしては今もなお圧倒的なクオリティを持つ作品として輝き続けています。特徴的なのがプレスコ方式で描かれたキャラクターのリアリティ。
一般的な日本のアニメではすでに絵がある状態で声を収録するアフレコ方式が主ですが、AKIRAの場合はまず先に声優の声を収録。その声に合わせて動画を作成していきます。
その結果、多彩な表情や身振り、そして発する内容に合わせた口元は、アニメーションとは思えないくらいのリアルさです。そして人物以外の作画もとにかくきめ細かく、近未来の東京をダイナミックに様々なキャラクターが暴れ回ります。
原作では様々な勢力が入り乱れ、複雑化していく物語ですが、アニメは金田と鉄雄の幼馴染みの二人に焦点を絞ったことが功を奏し、明快なエンタテインメント作品になっています。 発表されてから三十年以上経っていますが、今見ても古さは全くなく、むしろ新鮮です!
◆ジャンル:ラブコメ/学園/ファンタジー/SF
◆原作:川上稔
◆監督:小野学
◆制作:サンライズ
◆放送期間:
第1期:2011年10月1日〜12月24日
第2期:2012年7月7日〜9月29日
◆話数:
第1期:全13話
第2期:全13話
◆声優:福山潤/茅原実里/沢城みゆき/斎藤千和/小清水亜美/小林ゆう/小野大輔/黒田崇矢
物語自体は1期2期(13話+13話)ありますが、
最初は固有名詞が多く何を言っているか分からなかったですが、
物語が進むにつれて用語自体もすんなり頭に入ってきまして物語に集中できました。
主人公である蒼トーリは能天気キャラかと思いきや
要所要所で物語の要点をつき、彼なりの言葉で現状を打開していく姿が見てて楽しかったです。
一番印象のあるシーンは1期冒頭で本作のメーンヒロインである、囚われているホライゾン・アリアダストを奪還するために臨時生徒会総会を開き、 臨時生徒会と3年梅組で彼女を奪還することは所属する武蔵にとって有益かそうではないかを確認する際に 蒼・喜美VS本田・二代の兼ね合いは見ていて泣いてしまいました。
蒼・トーリとホライゾン・アリアダストの過去の話が出てきて、姉喜美の弟トーリに対する愛情や姉としての覚悟を感じ取れて、何度見てもそのシーンで涙が出てしまいます。
また、本作は言い回しが愉快なシーンが多く、少し笑えるし、カッコいい場面が多かったです。
◆ジャンル:レース/近未来
◆原作:矢立肇
◆監督:福田己津央
◆制作:サンライズ
◆放送期間:1991年3月15日〜1991年12月20日
◆話数:全37話
◆声優:金丸淳一/三石琴乃/飯塚昭三/安達忍/竹村拓/松田辰也/緑川光/天野由梨/関俊彦/松岡洋子/速水奨/小野健一
TVシリーズから始まりOVAの「11」、「ZERO」、「SIN」、「SAGA」と続いた架空のフォーミュラーカーのレースを描いた作品ですが、TVシリーズの終盤からとても面白い作品になった作品です。
先ず、キャラクター達がとても魅力があって、ランドル、シューマッハ、ブリード加賀といった個性的であり、また演じるのは当時の人気の声優さんたちが勢ぞろいの、私自身お気に入りのキャラクターが多い作品です。
そして、サイバーフォーミュラーシリーズのレースシーンがとても良く、TVシリーズのハヤトとシューマッハの対決からOVAシリーズのブリード加賀との対決のレースシーンはとても激しい戦いが繰り広げられ何度見ても飽きませんでした。
特に、OVAの「ZERO」で最近時々耳にするスポーツ選手など特に集中力が増した状態の「ゾーン」という言葉とガンダムで言うニュータイプの表現を混ぜたような「ZEROの領域」という主人公が取得した能力で運転技術と同等のドライバーと心で通じ合えるという表現は、レースの過酷さにより一層の緊迫感を加えて作品を良い一層面白くしてくれて最高に面白かったアニメです。
◆ジャンル:青春/SF/スリラー
◆原作:西尾維新
◆監督:板村智幸
◆制作:シャフト
◆放送期間:2013年8月17日〜2013年9月7日
◆話数:全4話
◆声優:神谷浩史/堀江由衣/花澤香菜/三木眞一郎/斎藤千和/坂本真綾/加藤英美里/櫻井孝宏/沢城みゆき/喜多村英梨
化物語から始まる物語シリーズです。八九寺真宵というなんともチャーミングなキャラクターをメインとした物語になっています。
八九寺真宵は交通事故で亡くなっているのですが、その亡くなった日にタイムスリップして八九寺が生きている世界を作りたいという阿良々木暦の思いつきから物語が展開していきます。
この物語の魅力的な部分は、見終わった後、未来に希望が持てるようになるということです。もしあの瞬間違う選択をしていたら、もしあの時に行動していたらと考えることは誰しもあると思うのですが、とてもとても小さな事でも、その行動の積み重ねで未来が出来上がっているということ、ほんのちょっと今を変えるだけで未来はこんなに大きく変わるんだと心から思わせてくれる作品で毎日に光が差しほんの少しでも頑張ってみようという気持ちにさせられます。
◆ジャンル:SF/ギャグ/時代劇/バトル/アクション/コメディ
◆原作:空知英秋
◆監督:高松信司/藤田陽一/宮脇千鶴
◆制作:サンライズ/バンダイナムコピクチャーズ
◆放送期間:
第1期:2006年4月4日〜2010年3月25日
第2期:2011年4月4日〜2013年3月28日
第3期:2015年4月8日〜2016年3月30日
第4期:2017年1月9日〜2018年10月8日
◆話数:
第1期:全201話
第2期:全64話
第3期:全51話
第4期:全51話
◆声優:杉田智和/阪口大助/釘宮理恵/高橋美佳子/立木文彦/雲野五月/くじら/杉本ゆう/榎本温子/石田彰
とにかく主人公の銀さんがかっこいいです。いつもは常にやる気のない青年でありながら、仲間のため、江戸の民のために、そして自身の過去を乗り越えるために強大な敵に立ち向かう鋼の精神、強靭な肉体、そして熱い思いに胸を打たれます。
また、銀魂はどのキャラクターも名言を残しており、勇気をもらうことができます。たとえば、「てめェのペースで、やりゃいいんだよ。”自分”を殺すな」という銀さんの名言。
いつもはちゃらんぽらんで適当な人間でありながら、いざという時に頼れる兄貴のような背中を見せてくれる男らしさに惚れます。こういった魅力ある主人公と、それを支える愉快な仲間たち。
そしてゴリラ原作者によるよく考えられているストーリー性と数々の終わる終わる詐欺といったいい意味でも視聴者を振り回すアニメです。
たまに汚い表現もありますが、それでも腹の底から爆笑できるため、毎日の楽しみでもありました。笑って泣いて楽しめる、そして現代に生きる私たちに生き様を見せてくれた最高のアニメだと思います。
◆ジャンル:スポーツ/ラブコメ/学園/バスケットボール
◆原作:井上雄彦
◆制作:東映動画
◆放送期間:1993年10月16日〜1996年3月23日
◆話数:全101話
◆声優:草尾毅/平松晶子/梁田清之/森川智之/緑川光/置鮎龍太郎/塩屋翼/大塚芳忠/塩屋浩三/幹本雄之/西村知道
スラムダンクは、主人公の桜木花道がバスケットボール部を通して成長していくスポーツアニメです。スポーツ系のアニメを観るのはスラムダンクが初めてでしたが、本当に心打たれました。
もっと早く出会っていたら人生変わったかもしれないと思えるアニメでした。 主人公の桜木花道は自称「天才」と言っていますが、このおめでたい姿勢(ポジティブシンキング)が生きる上でとても参考になるなと感じます。
スポーツアニメと言えば、現実世界ではあり得ないような競技中のプレイがよくでてきます。ですが、スラムダンクでは現実世界でのリアルなプレイを忠実に再現して描かれているので、そこに共感を覚えます。リアルで現実にも起こりそうなプレイなので、登場人物にも感情移入しやすいです。
漫画も良いのですが、アニメで観ることもお薦めします。理由としては、登場人物の臨場感がより一層楽しめるからです。また、作中の音楽効果も手伝って、さらなる感動があります。
◆ジャンル:ロボット/SF/バトル
◆原作:矢立肇/富野由悠季
◆監督:池田成/高松信司
◆制作:サンライズ
◆放送期間:1995年4月7日〜1996年3月29日
◆話数:全49話
◆声優:緑川光/関俊彦/中原茂/折笠愛/石野竜三/矢島晶子/子安武人/置鮎龍太郎/冬馬由美/紗ゆり
もう20年以上前の作品なのに、今でも、TV放送を追いかけ見ていた興奮を覚えている作品です。近年見た作品よりも断然、鮮明に記憶に残っているくらい、当時は相当ハマりにはまり込んでいました。
第一話のリリーナへの「お前を殺す」の殺人宣言は、10代そこそこの少女にはとても刺激的でした。設定的に同年代だったガンダムパイロットたちの個性さに、毎回ドキドキしっぱなしで、5人の少年に夢中になっていました。
また、彼らに関わる大人たちも男女問わず皆カッコよく、TV放送していた1年間、番組のない日も友達と話題にしていたほどです。それまでは、ガンダム作品は見かけても男の子のアニメといった感じで興味も持てなかったというのに、この作品をきっかけに、どっぷりアニメ好きになりました。
キャラクターの魅力はもちろん、彼らの運命、戦争、平和などたくさんの現実に繋がる問題などが示されていて、多感な年頃だった当時の私には学べるものがたくさんありました。
アニメはその時だけ楽しいものという認識であったがガラリと変えられた、私にとっては人生にも大きな影響を与えてくれた作品です。
◆ジャンル:アイドル/青春/群像劇
◆原作:バンダイナムコゲームス
◆監督:錦織敦史
◆制作:A-1 Pictures
◆放送期間:2011年7月7日〜12月22日
◆話数:全25話+特別編1話
◆声優:中村繪里子/長谷川明子/今井麻美/仁後真耶子/浅倉杏美/平田宏美/下田麻美/釘宮理恵/たかはし智秋
第20話「約束」は、これまで千早が抱えていた苦しみを、一気に解放してくれるエピソードでした。 18話くらいから、段々と千早の過去が明かされていく中、敵役の961プロダクションの企みで追い詰められていく千早は見ていて辛かったです。
ライブに登場するも、声が出なくて歌えない千早の痛々しさは見てるこっちが逃げ出したくなりました。 そんな千早を助けるために駆ける春香。 律子の制止を遮るプロデューサー。 このシーン好きです。
20話のタイトルにもなっている、劇中歌の「約束」が素晴らしい曲です。事務所のアイドルみんなで作詞をしたという設定なのも涙を誘いました。
良い所ばかりのエピソードなのですが、なんと言っても、千早が歌えるようになり、最後、過去の自分と弟を客席に見た後の千早の涙ボロボロでの笑顔、これが最高なんですよ。
アイマスは好きなキャラが多く、推しメンを選ぶのが困難ですが、このエピソード中は、間違いなく、私は千早推しになっていました。
◆ジャンル:ギャグ
◆原作:
ソニー・インタラクティブエンタテインメント/ソニー・ミュージックエンタテインメント/アニプレックス/小学館
◆制作:OLM/WIT STUDIO/SIGNAL.MD
◆放送期間:2019年4月6日〜
◆声優:松重慎/石上静香/笹本優子/園崎未恵/間島淳司/うのちひろ/神原大地/ゆかな/石原凡/野上翔/柚木尚子
けだまのゴンじろーが面白いです。まん丸顔にメタボリックのぷっくりしたおなかが、すっごく短い二本足でテクテク歩くのですが、たまにテレビ画面に顔半分しか出ていない姿に爆笑してしまいます。
それに、いい子ぶっていなくて、どこか人間が持つ意地悪な部分や、いたずらっ子な部分、ドジな部分を持つ主人公というところが大人の心もくすぐるのです。
悪巧みをする時にニヤッと微笑みながら悪い顔をするところも好きですし、どこかやる気のないところも好きです。
それでいて、マコトのことになると心が揺れ動き、やたらと真剣になるところも好きです。毛玉ですから、毛玉を投げて危ないと思う時に助けたり、ボタンチェンジをしたり、変毛したりと、どこか戦隊ものの番組にも似ています。
ハラハラどきどきと真剣に対戦するごんじろーの姿に、自分も逃げ出さずに、頑張らなくちゃなと感じさせられる時もあります。
どこかマコトの言いなりになり、ときにはバンジージャンプをして地面の中にのめり込んでいき、ときにはロボットのようになるなど、熱い友情も感じられるのも好きなアニメです。
◆ジャンル:スポーツ/青春/バレーボール
◆原作:古舘春一
◆監督:満仲勧(第1期〜第3期)/佐藤雅子(第4期)
◆制作:Production I.G
◆放送期間:
第1期:2014年4月6日〜9月21日
第2期:2015年10月〜2016年3月
第3期:2016年10月〜2016年12月
第4期 第1クール:2020年1月11日〜
第4期 第2クール:2020年7月〜
◆話数:
第1期:全25話+OAD
第2期:全25話+OAD
第3期:全10話+OAD
◆声優:村瀬歩/石川界人/日野聡/入野自由/林勇/細谷佳正/岡本信彦/内山昂輝/斉藤壮馬/増田俊樹/西山宏太朗/相楽信頼/名塚佳織
現在も放送中ですが、最初の頃から本当に面白くて夢中になって見ていました。アニメから入ったのですが、漫画もチェックするようになりました。本当に面白いアニメは、漫画も良いので両方で楽しめます。
ハイキューは、スポーツアニメですが全国大会を目指して頑張るという内容で、アニメではようやく全国大会に出場しているところですので、感慨深いものがあります。
一度主人公のいる烏野高校は、全国大会に出場していますがその後はバレー部が弱小化してしまい部員も少ないというところから主人公ともう一人の王様と呼ばれる男子が加入することによって状況が変化していきます。
今振り返ってみると良いコーチがついたことや盛り上げてくれる顧問や一生懸命なマネージャーなどの支えも、全国大会まで辿り着くことが出来た理由かもしれないと感じています。
あえて漫画でアニメよりも先を読むことはしていないので、全国大会の結果がどうなるのかは分かりませんがどんな結果に終わっても納得できそうな気がします。
しかし、全国大会で優勝しないことよりも作品が終わってしまうのが惜しいので少しでも長く続いて欲しいと感じています。
◆ジャンル:ラブコメ/学園/ギャグ
◆原作:谷川ニコ
◆監督:大沼心
◆制作:SILVER LINK.
◆放送期間:2013年7月8日〜9月23日
◆話数:全12話+OVA1話(OAD)
◆声優:橘田いずみ/中村悠一/花澤香菜/野中藍/早水リサ/岩崎了/芹亜希子/川原慶久/川原慶久/朝井彩加/黒瀬ゆうこ/佐藤奏美
日本だけでなく世界での人気が極めて高い作品である「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」こと“わたモテ“のアニメは原作でも一番視聴者が共感できる巻の内容がアニメ化されており楽しめた作品でした。
視聴者が見ていて面白いけど、悲しくて目をそらしたい“ぼっち”の辛さについての描写が満載だったからです。 アニメ化に伴い、いじめ等の現実社会に配慮した面もあるのでしょうが表現はマイルドになってしまっているのはやや残念な部分でしょう。
主人公の黒木智子は原作では台詞の吹き出しが中学時代の唯一の友人の”ゆうちゃん”と敵視している“小宮山”以外は震えて表現されますが、この部分をアニメではどう表現するのか注目でした。 ここを声優の橘田 いずみ嬢が絶妙な演技で表現しているのはまさにみどころです。
アニメ化された部分は原作の修学旅行以前の話のため、こっちに高校で親しい友人が皆無なのが痛々しくもあり、切なくもあり楽しめる、複雑な共感ができるアニメとしてオススメです。
◆ジャンル:韓国TV番組/キッズ/コメディ/アニメーション
◆制作:Tuba Entertainment
◆放送期間: 2011年3月26日 〜
◆話数:全275話(2020年3月21日時点)
ラーバは韓国で製作された、子ども向け3D短編アニメーションです。 台詞がほとんどなく、メインキャラクターが2匹のイモムシであるレッドとイエローが繰り広げる、ちょっとお下品なコメディー要素満載な内容です。
2018年に無人島が舞台になっている「ラーバ・アイランド」がNetflixでも配信されていたのは記憶に新しいです。
台詞がほとんどない…という事ですが、ほんとに喋りは無いです。 台詞というかそのキャラクター独特の鳴き声や動きで表現されていて、音楽もノリノリなので子ども向けでは在りますが、不思議と大人でもはまってしまいます。
しかも普通に大爆笑してしまうこともありますよ。 一つの話が8分間というショートアニメーションなので飽きにくいですし、ついつい見続けてしまいのも魅力です。 キャラクターたちもそれぞれが特徴的でいわゆるキモカワ系です。
レッドとイエローもいつも一緒にいるコンビて喧嘩ばかりしていますが、実は仲良しな感じでほっこりした気持ちになるアニメーションですよ。 子どもも大人もみんなで楽しめると思うので、ぜひたくさんの方に観てもらいたいです。
◆ジャンル:学園/コメディ
◆原作:椿いづみ
◆監督:山アみつえ
◆制作:動画工房
◆放送期間:2014年7月〜9月
◆話数:全12話
◆声優:中村悠一/小澤亜李/岡本信彦/沢城みゆき/中原麻衣/小野友樹/木村良平/三宅健太/小野大輔/川澄綾子/三宅麻理恵/宮野真守/佐倉綾音
四コマギャグ漫画のアニメ化ということでどんな出来なのか不安がありましたがそんなことは全くの杞憂でした。 まずOPが最高です。
オーイシマサヨシさんの曲は漫画のイメージそのままのポップな感じでリズムに合わせての動きや効果も楽しさがあります。声もキャラクターに合っていてイケメンじゃない時の中村悠一さん声が野崎くんにぴったりです。
随所に挟まれる校舎内の様子や小物などもとても綺麗で丁寧でBGMも合っていて没入感が高く作品世界に浸れます。 それでいてギャグ漫画ならではの笑いもテンポよく次々と繰り出され笑いっぱなしです。
そこには恋愛要素もほどよく盛り込まれているのでニヤニヤも含まれています。 多彩な登場人物たちの中には未成立のカップルがいくつもありますがそれぞれ不可侵なのでハラハラすることなく安心して見られます。
カップルには同級生・先輩後輩・年下彼氏といろいろなパターンがあってどれも楽しいです。 アニメの後もまだ原作は続いているので第二期の制作を心待ちにしております。
◆ジャンル:ファンタジー/日常
◆原作:石塚千尋
◆監督:桜美かつし
◆制作:J.C.STAFF
◆放送期間:2016年4月10日〜6月26日
◆話数:全12話
◆声優:篠田みなみ/鈴木絵理/菅原慎介/三上枝織/葵井歌菜/日野まり/井口裕香/茅野愛衣/佐倉綾音/小澤亜李/早水リサ/金元寿子
作品は、タイトルどおりに魔女(修行中)が主人公ですが、 描かれるのは主人公と彼女の身の周りの人々の日々の暮らしそのものです。
賑やかではあるけど毎日は穏やかで、たいした事件は最後まで起こりませんが、素敵な風景や不思議な生きもの、可愛らしい魔物(?)や小さな奇跡がいつもすぐ身近にあって、可笑しな気持ちにさせてくれたり、温かい気持ちにさせてくれたり、夢のように優しくて心地よいシーンがいっぱいで、ただひたすらに心を洗われる、そんな毎日が優しく描かれる作品でした。
そんな素敵な雰囲気の日々を暮らす登場人物たちが、みんな個性的で、愉快でありな がら可愛らしくて、声優皆さんの演技が、とても自然で作品の雰囲気を一層魅力的にしてくれています。
この心地よさの中に浸っていたくて、何周もしてしまう、とても小さくて温かくて、見ていて懐かしく気持ちのいい作品です。
◆ジャンル:コメディ/ファンタジー
◆原作:天原
◆監督:小川優樹
◆制作:パッショーネ
◆放送期間:2020年1月〜
◆声優:間島淳司/赤ア千夏/小林裕介/金元寿子/富田美憂/M・A・O/八百屋杏/浜田賢二/湯浅かえで/河西健吾/井上雄貴/七瀬彩夏
ファンタジー世界の風俗産業と言う斬新過ぎるテーマを扱っていて、かつ単なる一発ネタではないいのがこの作品の面白い所です。きちんとリアルな考察に基づいてしっかりと世界観が作りこまれているのが作品の魅力です。
風俗でリアルな世界観と言うとダークな要素を思い浮かべますが、その辺はファンタジーと言う設定を上手く生かし、ご都合主義観をあまり感じさせずに、明るく楽しい、気楽に見れるエッチな作品にしてるのは感心させられます。
この作品は原作漫画から読んでいて、面白いと思っていましたが、アニメでは変な改変はせず、しかしアニメならではの演出、例えば昔の番組のパロディ要素などを使っていたりします。この辺は人によっては好き嫌いがあるかもしれませんが、私的にはプラス要素でした。
それと声優さんの配役と演技もキャラのイメージを崩しておらず、下手な声優さんもいないので満足です。まだ放送中ですが最終回まで視聴したいと思わせてくれる作品でした。
◆ジャンル:ハイファンタジー/バトル/アクション
◆原作:小野不由美
◆監督:小林常夫
◆制作:ぴえろ
◆放送期間:2002年4月9日〜2003年8月30日
◆話数:全45話
◆声優:久川綾/相沢正輝/山口勝平/鈴村健一/田中正彦/松本保典/子安武人/桑島法子/若林直美/釘宮理恵/藤原啓治/津田匠子/ゆかな
とにかく胸に刺さる台詞が多い!中学生の時に見たアニメの台詞が、大人になった今でも教訓として心の支えになっているのは後にも先にも十二国記しかありません。
特に7話。「相手が優しくしてくれなければ優しくしてはいけないのか?私が相手を信じることと、相手が私を裏切ることとは何の関係もない。私は誰も優しくしてくれなくても、どんなに裏切られても、誰も信じない卑怯者にはならない!」 今まで人目を気にして自分を押し殺してきた陽子が、誰に何をされ言われようとも、自分の信念に従うことを決意したシーンの台詞は、とにかくかっこよくそして胸を打ちます。
また、陽子が景王と判明し身を引く楽俊に対して陽子が思いの丈を言い放つ名シーン。 「遠くなんかない!楽俊の気持ちが遠ざかったんだ!私の楽俊との間にはたかだか二歩の距離しかないじゃないか!」 突然異世界に来て、迫りくる敵との死闘や裏切りにあい心身共にボロボロの状態で誰も信じることが出来なくなっていた陽子が、楽俊という本当の友を得て、強くなっていく。
陽子の成長の過程が如実に見えて、こういう人になりたいと思わせるこういった数々のシーンも胸が熱くなります。 毎話毎話名シーン名台詞で溢れている十二国記。
陽子や楽俊だけでなく、延王や延麒や他のキャラクターの台詞も心が震えるものばかりです。アニメを繰り返し見て、数々の名台詞に何度も助けられてきました。きっとこれからも何度も見返すアニメです。
◆ジャンル:スポーツ/卓球/青春
◆原作:松本大洋
◆監督:湯浅政明
◆制作:タツノコプロ
◆放送期間:2014年4月〜6月
◆話数:全11話
◆声優:片山福十郎/内山昂輝/咲野俊介/木村昴/文曄星/野沢雅子/屋良有作/小川真司/川澄綾子/程波/劉妍/石住昭彦
この作品は原作の漫画のようなイラストと表現方法がとても魅力的です。大きな描き文字やコマ割りのような表現方法は、まるで漫画をそのままアニメーションにしたかのように感じます。
最初アニメを見始めたときは、独特な絵柄と演出、セリフの言い回しに対して少しとっつきづらいかのように感じるかもしれませんが、話がすすむにつれてこの演出じゃないと違和感を覚えるほどなじんでくるだけでなく、この表現方法をとても魅力的に感じると思います。
主人公たちの幼少期からの強い絆と、たくさんの個性が強く魅力的なライバルや仲間たちを見ると私も卓球をしてみたいという気持ちを強く感じました。親友に気を使ってなかなか本気を出せないでいる主人公が周りの人たちに影響されて成長し強くなっていく姿はとても魅力的です。
主人公の周りのキャラクターもとても魅力的でどのキャラも大好きになってしまいます。卓球というスポーツの魅力をアニメーションならではの演出でみせている、とても素敵な作品です。
◆ジャンル:恋愛/学園
◆原作:サンリオ
◆監督:工藤昌史
◆制作:studioぴえろ
◆放送期間:2018年1月〜3月
◆話数:全12話
◆声優:江口拓也/大須賀純/花倉洸幸/内田雄馬/藤田茜/齋藤綾/鈴木千尋/岸尾だいすけ/古川慎/齋藤綾/小野塚貴志/井上喜久子/一城みゆ希/松田利冴
サンリオ男子は、サンリオのキャラクターが好きな男子高校生たちの青春アニメです。 最初は男子がサンリオキャラが好きなことは恥ずかしいと思い隠しています。
ですが仲間が出来ることでそれは恥ずかしいことではなく、むしろ心の支えになっているもので隠すことではないと思えてきます。
サンリオキャラを通して彼らが成長していく姿がに心を打たれました。 私が特に印象に残っている場面は、彼らがサンリオピューロランドへ行き、そこで行われたショーでキティちゃんが言った言葉でした。
私も子供の頃からサンリオキャラが好きでしたが、改めてこのアニメを観てその良さを再確認したような気がしました。 先日、テレビでキティが大好きなお爺さんが登場していました。 この人こそ、本物のサンリオ男子だと思いました。
性別に関係なく、好きなものは好きだとハッキリと言えるようになるのは、結局自分次第なのだと思います。 なので、男性でもサンリオキャラが好きならば、変に隠さない方が良いと思いました。そのきっかけを与えてくれる素晴らしアニメだと思います。
◆ジャンル:サスペンス/サイコ
◆原作:大場つぐみ/小畑健
◆監督:荒木哲郎
◆制作:MADHOUSE
◆放送期間:2006年10月4日〜2007年6月27日
◆話数:全37話
◆声優:宮野真守/山口勝平/日のり子/佐々木望/平野綾/内田直哉/さとうあい/工藤晴香/松風雅也/坂本真綾/内藤玲/藤原啓治/中井和哉/斉藤貴美子
ちょっと怖いもの好きな人にオススメのアニメはデスノートです。ノートに名前を書かれた人間は死ぬ。現実ではありえないですが一度は試してみたくなる設定に惹かれて観ました。主人公の月は切れ者で、どんなシチュエーションにも対応できて観ていて上手いなと感じました。
特に上手いと感じた場面は、敵対するLの懐に飛び込む為に、自分を監視するFBI捜査官をデスノートで殺します。その場面に遭遇した捜査官の婚約者に月がキラであることがバレてしまいます。
しかしそこは切れ者の月なのでわざと自分がキラなのではないかと疑われる行動を取り尻尾を掴まれた時に自分の彼女を利用しデスノートで婚約者が月の彼女を殺して捜査官自ら自殺するように仕向けます。
全て月の思い通りになり月は彼女を殺された悲劇のヒロインになりLの懐に潜入することに成功しました。最終的に月は頭脳戦に敗北しデスノートに自分の名前を書かれて死亡しますが、月が目指した争いのない平和な世界を見てみたかったなと思いました。
◆ジャンル:アニマル/擬人化
◆原作:タマ&フレンズ〜うちのタマ知りませんか?〜(ソニー・クリエイティブプロダクツ)
◆監督:松田清
◆制作:MAPPA/ラパントラック
◆放送期間:2020年1月〜3月
◆話数:全11話
◆声優:斉藤壮馬/小野賢章/白井悠介/花澤香菜/内田雄馬/黒沢ともよ/梶裕貴/梅原裕一郎/羽多野渉/前野智昭/寺崎裕香/高橋未奈美/佐倉綾音/高塚正也/虎島貴明
冬のコミックマーケットで今年の1月から放送が開始されることを知った、うちのタマ知りませんかは、究極の癒しアニメです。 日常に疲れている大人から子供まで楽しめます。
昔やっていた三丁目のタマの擬人化作品で、かわいい犬猫たちが擬人化されており、三丁目を舞台にほっこりする日常が描かれていて、小学校一年の娘もはまっています。 子供も大人の心もぐっとつかむキャラデザも良いのですが、声優さんも豪華で毎週見逃せません。
ここからは少しネタバレになってしまいますが、ノラの過去のストーリーではほっこりするだけじゃなくて少し泣けるお話な上、エンディング曲をノラの声優の梶さんが歌っていてそれもまた泣けました。
声優さんはすごく豪華で斉藤壮馬さん、小野賢章さんを始めとする大人気声優ばかりでしたので、放送前から注目度の高かったアニメだっただけに、期待外れになることを心配していましたが、杞憂でした。
子供と一緒にも繰り返し見られる何年たっても愛されるアニメだと思います。子供のころに見ていた三丁目のタマがこんな描かれ方をするのは意外でしたが、期待以上に面白くて大満足でした。
◆ジャンル:サイコ/ホラー/ミステリー/ダークファンタジー
◆原作:竜騎士07/07th Expansion
◆監督:今千秋
◆制作:スタジオディーン
◆放送期間:2007年7月5日〜12月17日
◆話数:全24話
◆声優:保志総一朗/中原麻衣/雪野五月/堀江由衣/かないみか/田村ゆかり/小林ゆう/小野大輔/茶風林/川村拓央/尾小平志津香/関俊彦/伊藤美紀/太田勝弘
ひぐらしのなく頃にの続編にあたる作品で、前作で明かされなかった謎の解明に焦点を当てた内容になっています。 前作しか見ていないと、ひぐらしのなく頃にという作品は単なるオカルトやホラーのイメージしか残らないかもしれませんが、今作を見るとミステリーやサスペンスの雰囲気を感じられます。
雛見沢の村で起きていた謎の現象が、誰の仕業によるものだったのか?などが明らかにされるわけですけど、結構衝撃的な内容で、特に雛見沢症候群という、この地域に特有の病気の存在は物語を面白くしていたと思ったのです。
この雛見沢症候群の存在は、ひぐらしのなく頃に解のストーリーに大きな影響を与えていますし、むしろ前作のときからもこの要素が実は関係していることが分かります。
この病気自体がフィクションではあるものの、疑心暗鬼に陥るという内容の病気だけに、必ずしもフィクションとは思えないないような、そんな現実味がありそうな部分というのも感じられたのです。
◆ジャンル:スポーツ/野球/青春
◆原作:満田拓也
◆監督:
カサヰケンイチ(1期〜3期の途中)
福島利規(3期〜6期)
◆制作:
スタジオ雲雀(1期〜3期)
SynergySP(4期〜6期)
◆放送期間:
1期:2004年11月13日〜2005年5月21日
2期:2005年12月10日〜2006年6月10日
3期:2007年1月6日〜6月30日
4期:2008年1月5日〜6月28日
5期:2009年1月10日〜6月27日
6期:2010年4月3日〜9月25日
◆話数:全154話
1期〜4期:26話
5期〜6期:25話
◆声優:くまいもとこ/子安武人/日のり子/野田順子/大浦冬華/遠藤久美子/咲野俊介/田原アルノ/笹本優子/釘宮理恵/森久保祥太郎/藤原夏海
NHK教育テレビで放送されていて4歳の時に始まり10歳の時に完結したので、このアニメとともに成長しました。自分の中では歴代野球アニメで一番面白いと思います。そしてこのアニメに影響された野球選手は数知れません。
一番好きなシリーズはメジャー6です。主人公の父親の本田茂治がギブソンの死球によってなくなり、主人公の茂野五郎がメジャーでギブソンとの勝負を目指してプロ野球選手を目指す最終シリーズがメジャー6です。
その目標は達成されたが、その後ギブソンの子供のギブソンJr.との勝負が最後のクライマックスに向かっていくのが、胸熱な展開で興奮が止まりません。茂野五郎が怪我やさまざまな強敵や困難を乗り越えてきたシーンがフラッシュバックして最後は泣いてしまいました。
父親を亡くして一人の子供がたくましく成長していくのが、同じ境遇を持っている人たちには心に刺さり、そうでなくても感情移入する場面が多く、見ていると考えさせられるいいアニメだと思います。
◆ジャンル:麻雀/美少女
◆原作:小林立(スクウェア・エニックス)
◆監督:小野学
◆制作:GONZO/ピクチャーマジック
◆放送期間:2009年4月〜9月
◆話数:全25話
◆声優:植田佳奈/小清水亜美/釘宮理恵/伊藤静/白石涼子/福山潤/茅原実里/福原香織/甲斐田裕子/清水愛/大橋歩夕/永田依子
咲の世界は麻雀が世界的なスポーツであり高校野球の甲子園のように高校生の全国大会は人気で、しかも女の子が中心という世界観が今までに無く新鮮でした。最初見たときは本当にビックリしたと同時にワクワクしました。
麻雀物というと敷居が高く思われがちですが、登場人物をほぼ女の子にし、さらに特殊能力を付加することで麻雀を敷居の低い物にしていいます。キャラも性格が麻雀に顕著に表れたりと個性が出ていて面白いです。
主人公の宮永咲は普段は大人しいドジっ娘ですが麻雀の怪物ぶりとオーラでコアなファンからは魔王と呼ばれて愛されてます。さらに方向音痴であり、大会の会場で迷ってはライバル校の選手を自分では気付かない怪物オーラでビビらせるという展開は面白いです。
あとセリフとしては試合で使われる「もう一個カン」がクセになる感じで印象深いです。可愛い女の子達が部活で全国優勝を目指してしのぎを削る麻雀物語は名作といっていいと思います。
◆ジャンル:SF
◆原作:田中芳樹
◆監督:多田俊介
◆制作:Production I.G
◆放送期間:
第1期:2018年4月〜6月
第2期:2019年〜2020年1月13日
◆話数:
第1期:邂逅(かいこう)/全12話
第2期:星乱(せいらん)/全12話
◆声優:宮野真守/梅原裕一郎/石塚運昇/水内清光/鈴村健一/三木眞一郎/川島得愛/遠藤綾/北沢洋/津田英三/鈴村健一/梶裕貴/諏訪部順一/小野大輔
SF小説が原作で平成にI.Gが作ったアニメーションです。 昭和に作られたアニメーションは原作に忠実に沿うように作られていて膨大な話数ですが、平成版は時代に合いやすいキャラクターデザインとその他デザインに加えてストーリーを簡潔にしている感じです。
往年のファンも多く昔のほうがいい、原作のほうが好きと言う人もいますが、また違ったアプローチなのが新鮮で原作を知らない人には入りやすい内容だと感じました。
きちんと帝国側と同盟側の両方が描かれていますし、現代だからこその新しくデザインされた機体とその戦闘の綺麗さはとても良かったです。 特に帝国側の機体は原作でも特徴がしっかり記されているのでまさにイメージ通り美しかったです。
戦闘以外の登場人物たちのストーリー部分はどちらかといえば派手さのない「静」の印象を受けますが、原作のキャラクター性が崩れていないので集中して観られました。
個人的に同盟側のキャラクターが好きなので彼らの個性が崩されなかったのは良かったですどちらかといえば子供向きではなく大人の方が楽しめると思います。
◆ジャンル:ロボット
◆原作:富野由悠季
◆総監督:富野由悠季
◆制作:サンライズ
◆放送期間:2002年9月7日〜2003年3月22日
◆話数:全26話
◆声優:野島裕史/かわのをとや/小林愛/大竹周作/草野徹/西凜太朗/鬼頭典子/二村愛/江川央生/林真里花/北沢洋/小山剛志
オーバーマンキングゲイナーは、ひたすらエクソダスがしたくなるアニメでした。とにかく富野監督が白かったです。
一体どうしたの、と言いたくなる平和な世界なのに富野節が炸裂しています。この作風はやはり富野監督にしか出せないでしょう。
ストーリーや設定のとっつきにくさも、キャラクターの人間関係も富野監督らしい深さを感じるのですが、一番楽しかったのはやはりメカニックデザインです。それいいの?とドン引きしてしまうデザインのものも、有料枠での放送だからこそ出来たのだろうか、と考えさせられてしまうほど独特です。
ですがやっぱり動くとカッコイイんです。このデザインをこう動かすんだと驚いたり、こんなデザインなのに驚異的過ぎると色々な意味で震えたりします。 キングゲイナーは勿論、ガチコ、エンペランザも浮遊感、重力感があって最高です。
エンペランザは特に、正統派のキングゲイナーに対してパーツを寄せ集めた為に、重心が偏っているのが、リアル志向の富野監督作品ならではだなあと感動するレベルです。
◆ジャンル:バトル/SF/アクション/ギャグ
◆原作:鳥山明
◆制作:東映動画
◆放送期間:1989年4月26日〜1996年1月31日
◆話数:全291話+スペシャル2話
◆声優:野沢雅子/鶴ひろみ/古川登志夫/古谷徹/田中真弓/荘真由美/小山茉美/宮内幸平/青野武/鈴置洋孝/江森浩子/内海賢二/永井一郎/堀川亮/郷里大輔/若本規夫
ドラゴンボールZ は原作のドラゴンボールのアニメーションの後半部分を改めてアニメ化したもので、目新しいストーリーはないものの原作、またはもともとのアニメを知っているファンにとっては非常に興味深く視聴することができる作品でした。
なんといってもアニメでありがちな無駄なストーリーを全て省いた上で編集しているわけですからポイントが凝縮されていて非常に原作に近く楽しむことができました。また、声優陣ももともとのアニメーションと同じ方々が勤めているだけあって違和感なく溶け込むことができました。
孫悟空のライバルであるベジータ、永遠の悪役であるフリーザや魔人ブウとの戦いが凝縮されているだけあってオールドファンにはたまりません。
1989年から放送ということもあり、自分の子供と一緒にドラゴンボールZを視聴した世代もいるでしょうが、世代を超えて楽しむことができるアニメの代表作だと思います。私も家族と一緒に観に行きましたが、当時上映された映画も非常に思い出に残ります。
◆ジャンル:SF
◆原作:赤根和樹/サテライト
◆監督:赤根和樹
◆制作:サテライト
◆放送期間:2005年10月〜2006年3月
◆話数:全24話
◆声優:工藤晴香/瀧本富士子/千葉紗子/名塚佳織/宮田幸季/中井和哉/喜安浩平/中原麻衣/藤原啓治/大原さやか/岡村明美/田中敦子
この作品は、私が即DVDを購入したほど、惹きこまれたアニメです。 元々タイムリープやタイムワープなど、時間がテーマに関わる作品が好きだったのですが、この作品を観てより一層好きになりました。
小学生の主人公&ヒロインに襲い掛かる、未来の主人公。それだけとっても十分わくわくする設定なのに、その「未来」というのが現在から枝分かれする無数の「未来」の可能性のひとつである、という点が深く、グッと世界観に呑まれました。
そして、わざわざ「未来」が無数にあることを示唆したのですから、当然、別の時空(いわゆる「世界線」のこと)の未来も物語に絡んできます。 そして、それらの中心にいるのは、ヒロイン・ハルカ。彼女のキャラクターの魅力もまた、私がこの作品にハマった大きな理由です。
ハルカは小学生らしい天真爛漫な女の子でありながら、母子家庭で家事の多くを担っているためか大人びている面もあり、そして物怖じしない豪胆さも持ち合わせています。 皆が彼女に手を伸ばす理由が分かる、だからこそ私はこの作品にのめりこんだのです。
◆ジャンル:ファンタジー/ラブコメ
◆原作:あわむら赤光
◆監督:稲垣隆行
◆制作:ディオメディア
◆放送期間:2015年1月〜3月
◆話数:全12話
◆声優:石川界人/竹達彩奈/悠木碧/小倉唯/内田真礼/羽多野渉/皆口裕子/小見川千明/上田麗奈/Jenya/川畑えるきん/佐倉綾音
本当に面白いです。主人公の名前は、灰村諸刃といいます。伝説の勇者が現代に転生して、記憶と力を取り戻していく作品となっています。この主人公にべったりなヒロイン2人も魅力的です。
この主人公はとにかく能力値が強すぎます。初回はただの魔法学園の、一生徒だったのにも関わらず、回を重ねるごとに徐々に他の魔法使いの実力を、超えていき、最終的にはロシアの雷帝をも超える力を手に入れます。まあ、伝説の勇者の転生体なので、この実力をも頷けます。
そしてこの聖剣使いの禁術詠唱の、代表的な台詞は、術を詠唱する際にはなたれる、呪文の綴る、と主人公が勇者の記憶を思い出した時の、台詞、思い出した、です。前者は指の動きが面白くて好きです。
高速で術式を描くため、指が高速でスクラッチします。シュールです。後者はこの台詞が出ると、勝利が確定するような安心感がでて、逆転します。その際に流れるbgmがすきです。本当にシュールさが面白い作品です。
◆ジャンル:冒険/ファンタジー
◆原作:五十嵐大介
◆監督:渡辺歩
◆制作:STUDIO 4℃
◆公開日:2019年6月7日
◆声優:芦田愛菜/石橋陽彩/浦上晟周/森崎ウィン/稲垣吾郎/蒼井優/渡辺徹/田中泯/富司純子
海獣の子供を映画館で鑑賞しましたが圧倒されました。これだけ綺麗で幻想的なアニメーションは初めて見ました。ストーリーはとても難解といいますか、意味を探そうとするとわけがわからなくなると思います。
幻想的な世界観、美麗な作画を楽しむ映画ですね。全体のカラーがとても色鮮やかで感動しました。海の中の動物達も生き生きと表現されていて驚愕する映像を作れていました。原作は五十嵐大介先生の漫画なのですが、そちらも拝見し傑作ですが、その世界観を壊すことなくうまく作られていて気が付くと泣いていました。
頭で考えることなく感性に身を任せて感じるアニメだなと思います。ストーリーを追いたい人や、ドラマチックな出来事を期待している人にはきついなと思います。
音楽も秀逸でメロディアスなものというよりミニマルなもので良くあっていた。さすが久石譲さんだなと感心しました。エンディングに流れる米津さんの歌も作品に合っていて感動しました。本当にいいアニメーションだと思いました。
◆ジャンル:美少女/コメディ/バトル/ロマンス/ファンタジー
◆原作:武内直子
◆監督:佐藤順一
◆制作:東映動画
◆放送期間:
1992年3月7日〜1993年2月27日
1993年3月6日〜1994年3月12日
1994年3月19日〜1995年2月25日
1995年3月4日〜1996年3月2日
1996年3月9日〜1997年2月8日
◆話数:全200話+スペシャル1話
◆声優:三石琴乃/久川綾/富沢美智恵/篠原恵美/深見梨加/古谷徹/潘恵子/高戸靖広/荒木香恵/川島千代子/勝生真沙子/緒方恵美/皆口裕子/西原久美子/新山志保/津野田なるみ/坂本千夏/玉川紗己子/三石琴乃
「月に代わってお仕置きよ!」というインパクトがある台詞と共に、可憐な姿がとても印象的な作品でした。 これまで、バトルものというと少年もののイメージだったのですが、そのイメージを見事に覆しました。
そして、主人公の月野うさぎと、地場衛が実は前世からの恋人同士であるなど、女の子が胸をときめかせるシーンもたくさんあり、面白かったです。
ですが、敵との最終決戦において、セーラー戦士たちが、セーラームーンを守るために絶命していく姿が、とても切なく、哀しいシーンでした。 特に、セーラームーンとはケンカばかりしていたセーラーマーズこと、レイが体を張って守り、散っていくシーンは、涙なしでは見られませんでした。
弱々しく微笑みながら、最後までセーラームーンのことを心配しながら目を閉じていくシーンに、女の子同士の友情を感じました。 そして、最後の戦いにおいて、幻の銀水晶の力を使い、ゆっくりと倒れていくセーラームーンの姿は、とても切なく、そして美しかったです。
◆ジャンル:学園/美少女
◆原作:福山リョウコ
◆監督:橋秀弥
◆制作:ブレインズ・ベース
◆放送期間:2017年4月〜6月
◆話数:全12話
◆声優:早見沙織/山下大輝/内山昂輝/小野大輔/高垣彩陽/福山潤/高橋李依/村中知/新井里美/浪川大輔
覆面系ノイズは音楽と恋愛を題材としている作品で、双方の要素をうまくバランス良く両立して魅せている印象深いアニメです。
主人公のニノは小さい頃に合って好きになったモモに見つけてもらうために本格的に音楽活動を始めていくわけですが、その過程でギターも練習して上達していく様子が友人のユズのニノへの思い等の描写ともうまくハマっています。
そして、モモがテレビで見る事となったライブシーンではストーリー的な意味合いと状況、そして主人公ニノのアーティストとしての迫力と凄みがまざまざと生かされた描写となっています。
初めて見た時は「これは只者ではない」感が凄まじく、ニノのその歌に込められた力の入り具合と演出は目を見張るものでした。 フェスにおいての観客がどんどん集まってくる描写にもこの凄さで説得力があります。
歌を担当した人の歌唱力とスタッフの演出力、脚本力がなければこの説得力を生み出すことは不可能だったでしょう。 すべての要素が絡み合い。バランス良く高度に昇華できている素晴らしいアニメだと思います。
◆ジャンル:スポーツ/駅伝/青春
◆原作:三浦しをん
◆監督:野村和也
◆制作:Production I.G
◆放送期間:2018年10月〜2019年3月
◆話数:全23話
◆声優:大塚剛央/豊永利行/内山昂輝/入野自由/榎木淳弥/上村祐翔/興津和幸/株元英彰/北沢力/星野貴紀
原作が大好き、映画はいまひとつ・・・だったので、アニメも期待せずに見始めたのですが。とっても見ごたえのあるいい作品でした。
ほぼ素人の寮メンバーが思い付きのような流れで、あの箱根駅伝に挑む!だなんて――長年底を目標に努力を積み重ねてきた選手への冒涜なんじゃ・・・なんて思ってしまうような、ノリ。
やる気のない、嫌々ながら続け、何かあれば逃げようとする面々に、エンターテインメントしては笑えても、現実を考えるとちょっとふざけすぎているなぁ・・・と何度も思ってしまうのに。
気づけば、どんどんのめり込んでいて、彼らの奮闘を応援せずにはいられなくなります。有り得ない話だけれど、あって欲しいと思ってしまうほど夢中になってしまいます。
駅伝部の10人は本当に最高です。特に、策士なハイジが残りのメンバーである9人それぞれの良さを丁寧に見つけて伸ばしていく姿には、友人でも先輩でもなんでもいいので、こういう存在が私の近くにも欲しい!と切望したくらいです。最終話では、メンバーの内面が見えている分実際の箱根駅伝以上の感動をもらえ、号泣しました。
◆ジャンル:ミステリー/サスペンス/アクション/ロマンス
◆原作:青山剛昌
◆監督:こだま兼嗣/山本泰一郎/佐藤真人/於地紘仁
◆制作:東京ムービー/V1Studio
◆放送期間:1996年1月8日〜
◆声優:高山みなみ/山崎和佳奈/島本須美/田中秀幸/神谷明/高島雅羅/山口勝平/堀川亮/茶風林/緒方賢一/松井菜桜子/岩井由希子/高木渉/大谷育江
「名探偵コナン」は毎回起きる殺人事件などを解決していくストーリーとなっていますが、それとは別にコナンを小さくした黒の組織を追うという部分も重要なストーリーになっています。
このアニメはかなり長期にわたって放送しており、少しずつ黒の組織に関する謎が明らかになっていくというスタイルになっています。 そうやって最初は全くの謎であった組織の全貌が、時間をかけてどんどん理解できるようになってきたがゆえに、視聴者たちでいろいろと推理できるようになっているのが面白いと思います。
アニメを見ていて明らかになってくる情報がヒントになっている状況と言えますから、組織の目的とか、そういった部分を推理して想像でき、アニメを見ながら自分の推理が当たっているのか?を徐々に確認していくという楽しみもあると思います。
そういうスタイルで視聴できるというのが名探偵コナンの魅力であり、ファンを多く増やしてきた理由にもなるのではないか?と思うのです。
◆ジャンル:ロボット/SF/アクション
◆原作:矢立肇/富野由悠季
◆監督:古橋一浩
◆制作:サンライズ
◆放送期間:2016年4月3日〜9月11日
◆話数:全22話
◆声優:内山昂輝/藤村歩/池田秀一/甲斐田裕子/手塚秀彰/浪川大輔/柿原徹也/小山力也/菅生隆之/戸松遥/下野紘
機動戦士ガンダムの正当な作品としてはなんといっても宇宙世紀を描くものです。機動戦士ガンダムユニコーンは宇宙世紀を描く作品であり機動戦士ガンダムやゼータガンダム、ダブルゼータガンダム、逆襲のシャアと引き継がれた時代の後を描く作品だけあって非常にリアリティーを持って視聴することができました。
この作品においてガンダムシリーズの永遠のテーマであるニュータイプとはなんぞやが描かれることもあり、非常に興味を持って視聴することができました。
主人公であるバナージリンクスの成長の様子やシャア・アズナブルの再来と言われたフルフロンタルの正体を作品を通じて視聴者も一緒に創造することができる素晴らしい作品だったと思います。
もちろん、モビルスーツのデザインが非常に優れていて、主人公のバナージリンクスが操るユニコーンガンダムだけではなくネオジオングとの最終決戦の様子は、何度繰り返し見ても飽きない素晴らしい展開だったと思います。
◆ジャンル:SF
◆原作:筒井康隆
◆監督:今敏
◆制作:マッドハウス
◆公開日:2006年11月25日
◆声優:林原めぐみ/江守徹/堀勝之祐/古谷徹/大塚明夫/山寺宏一/田中秀幸/こおろぎさとみ/阪口大助/岩田光央/愛河里花子/太田真一郎/ふくまつ進紗
私はこの作品に度肝を抜かれました。 まず、人の夢の中に潜り込んで問題解決を図る、というテーマが素晴らしい。夢があり、同時に本能的に恐怖を覚えるテーマです。
また、ヒロイン・敦子(夢の中では「パプリカ」)の現実世界と夢の世界と容姿・キャラクターのギャップが、絵柄の美しさも相まって心底魅力的でした。 この作品の中で特に忘れられないのが、夢の中のパレードのシーン。
物語の肝になる事件の被害者を神輿に乗せ、家具や家電、信号機や人形などが、意味不明な文言を唱えながら森の中を行進するのです。その光景の異様さ、恐ろしさ、そして美しさ。個性的すぎる音楽も相まって、鳥肌が止まりませんでした。
もうひとつ魅力的だったのが、敦子が走りながら、段階を経てパプリカの姿へと変化していくシーン。このシーンをよく見ると、敦子とパプリカの走り方に若干の違いがあるのです。
敦子とパプリカは同一人物であって、完全に同一ではない。それが顕著に表されているこのシーンが、私は大好きです。
◆ジャンル:ラブコメ/学園/ギャグ
◆原作:生徒会役員共
◆監督:金澤洪充
◆制作:GoHands
◆放送期間:
第1期:2010年7月〜9月
第2期:2014年1月〜3月
◆話数:第1期:全13話/第2期:全13話
◆声優:浅沼晋太郎/日笠陽子/佐藤聡美/矢作紗友里/下田麻美/小林ゆう/小見川千明/新井里美/加藤英美里/田村睦心/寺本來可/安済知佳/椎名へきる
とある高校の生徒会のメンバーを中心に日常を描いている作品ですが、一般的にな高校生の日常とは明らかに異なっている要素が含まれているのです。
それは登場人物のほとんどが下ネタ大好きということです。 日常会話の中で平気で下ネタを入れてくるので、見ている方としても、下ネタがセリフの中に入っていてもどんどん違和感がなくなってくるのです。
主人公を含めて一部の人間がツッコミになることで、結果的に面白いアニメになっていますが、学園もののアニメの中では最も現実離れしていると言えるのではないか?と思います。
実際、生徒会長までがこんな感じで下ネタが大好きで、日常会話の中に下ネタを普通に入れてくるわけですが、こんな学校で大丈夫なんだろうか?と笑いながら心配してしまいます。
そして、このアニメの魅力は声優の本気が見られると言われている部分です。 当然ながら、アニメ内の下ネタのセリフは声優が実際に発しており、しかも女性声優がほとんどの作品なので、彼女らの頑張りを想像しながら見ると、より楽しめると思います。
◆ジャンル:ファンタジー
◆原作:奈須きのこ/TYPE-MOON
◆監督:山口祐司
◆制作:スタジオディーン
◆放送期間:2006年1月〜6月
◆話数:全24話
◆声優:杉山紀彰/川澄綾子/植田佳奈/諏訪部順一/門脇舞/西前忠久/小山力也/中田譲治/神奈延年/下屋則子/伊藤美紀
このアニメは多くの作品がありシリーズものになっていますが、どの作品も異なった世界観や時間軸での話になるので、どれもとても面白く魅力的です。
staynightでは原作者の奈須きのこ先生が自ら手掛けたストーリー構成がとても緻密でキャラクター達もみんな個性豊かなので、ストーリーが進むにつれて展開がどんどん広げられていくので見ていてとても胸がしめつけれられます。
ストーリーの終盤に近付くにつれて、今まで明かされてこなかった聖杯戦争の秘密やキャラクター達に隠されていた真実などが明るみになるのですが、その瞬間は衝撃の連続ばかりなのでとても目がはなせません。
アクションシーンの作画や音楽、声優さんの演技も素晴らしく、場面が変わるたびに様々な出来事がつぎつぎとおこります。
女の子のキャラクターも男の子のキャラクターもそれぞれが強い信念をもって活動しており、見ているだけで段々と応援したくなってきます。ぜひ見てほしい作品です。
◆ジャンル:SF/バトル/アクション
◆原作:雨宮慶太
◆監督:アミノテツロー
◆制作:葦プロダクション
◆放送期間:1994年6月23日〜1994年11月21日
◆話数:全6話
◆声優:久川綾/小杉十郎太/池田勝/千葉繁/かないみか/坂本千夏/藤本譲/こおろぎさとみ/立木文彦/中博史/麦人/高木渉/石野竜三
I・R・I・A ZEIRAM THE ANIMATIONは、もう20年以上前のOVAです。SF映画『ゼイラム』のアニメ版ですが、実写とは別物でした。宇宙生物のゼイラムに殺された(実は取り込まれてしまった)兄の仇を打つために、主人公イリアがゼイラムと戦うストーリーで6話完結。
実写の方は後に観て、SFファンでもありませんでしたが、この作品は非常に面白く、今でも印象に残っています。第1に当時としては作画が高クオリティーでした。当時のTVアニメよりワンランク上だったと記憶に残っています。
第2に世界観が独特。建物などは東洋的で、服装もわりとボロ、荒野も多いです。それでいて、宇宙航行は当たり前で、銃火器等は非常に発展しています。椅子に傘が付いていて空を飛ぶ機械も出てきた記憶があります。
科学技術は発展しているのに、どことなく中世のような世界観で、凄い想像力だなと思いました。第3に人間関係。イリアはゼイラムに取り込まれたグレンの妹ですが、実は血は繋がっていません。
具体的な描写はないものの、イリアがグレンを男性として慕っているようにも見え、ストーリーに深味がありました。イリアを慕うケイの関係が、イリア・グレンの対比のようになっている点も重層的でした。
そして何よりイリアのキャラクター。今で言えばツンデレキャラに近いのかもしれませんが、非常に強い女性なのに、時折女の子らしい表情を垣間見せ魅力的でした。あまり有名ではないかもしれませんが、日本のアニメ史に残したい名作だと思います。
◆ジャンル:SF/バトル/スリラー/ファンタジー
◆原作:岩明均
◆監督:清水健一
◆制作:マッドハウス
◆放送期間:2014年10月〜2015年3月
◆話数:全24話
◆声優:平野綾/島ア信長/花澤香菜/田中敦子/石田彰/安野希世乃/前田玲奈/沢城みゆき/吉野裕行/相沢まさき/鈴木琢磨/村瀬歩/水島裕/井上和彦
テレビアニメの寄生獣は面白かったですね。もともと漫画の大ファンだったので見る前はとても不安でした。あの傑作を汚してほしくないと思っていましたが、そんな不安は一話二話と見ていくうちに消し飛んでしまいました。
シンイチの絵は漫画とちょっと違うのでなれるまで時間がかかりましたが、ストーリーはほぼ漫画通りで見事にアニメで再現されていました。効果音や音楽もマッチしているので心を揺り動かされ感動したり、驚いたりできます。
ストーリーは大変面白いことはわかっていましたが、最終話までだれることなく毎回続きが気になるところで終わるのでうまいなーと思ってみていました。またキャラの声優陣たちもいいですね。
中でもミギーを演じている平野綾さんはしばらく気づかなかったのですがさすがだと思いました。イメージを損なわない演技に感心しました。最後まで丁寧にかつエネルギッシュにつくりあげてくれたスタッフ陣の方に感謝したいと思える素敵なアニメでした。
◆ジャンル:アイドル/美少女/スリラー/クライム
◆原作:竹内義和
◆監督:今敏
◆制作:マッドハウス
◆公開日:1998年2月28日
◆声優:岩男潤子/松本梨香/辻親八/大倉正章/秋元羊介/塩屋翼/堀秀行/篠原恵美/江原正士/梁田清之/古澤徹/新山志保/古川恵実子
このアニメ映画は、とにかく絵が美しい。個人的には、これまで観たどのアニメよりも美しいと思います。ヒロイン・未麻ちゃんがあまりに美しいので、私は何度もこの作品の模写をしました。
しかし、その美しい絵柄と相反するように、物語は残酷です。未麻は自分の理想と現状とのギャップ、そしてストーカー被害の恐怖等から、どんどん精神的に追い詰められ、次第に夢と現実の区別がつかなくなっていきます。
その辺りの描写が巧みすぎて、初めてこのアニメを見た時、私は「未麻と一緒に自分の頭もおかしくなるかもしれない」という恐怖を感じました。ここまで心が飲み込まれるようなアニメは初めてでした。
センセーショナルな作品ですが、ストーリーの構成もしっかりしており、犯人あてのミステリー作品ともいえると思います。視聴者は、ほとんど視点の主である未麻が見聞きした情報しか得られませんが、その未麻の精神が信用できない点がこの作品の肝であり、面白みのひとつだと感じました。
◆ジャンル:SF/アクション/ロボット
◆原作:矢立肇
◆監督:谷口悟朗
◆制作:サンライズ
◆放送期間:2001年7月4日〜12月26日
◆話数:全26話
◆声優:保志総一朗/緑川光/田村ゆかり/倉田雅世/山崎たくみ/永島由子/津久井教生/西原久美子/岩永哲哉/松尾銀三/島田敏
スクライドは2001年と少し前の作品ですが、いまだにファンが多いと感じます。近未来の日本ロストグラウンドが舞台の物語で特殊能力アルターを使った荒々しい性格のカズマと、アルター犯罪を取り締まるHOLY所属の劉鳳との熱い戦いを中心としたお話ですが見どころが多く、特徴的なキャラクターの掛け合いや主人公たちを含め戦いを通して成長していく人間模様が楽しみの一つです。
アルターも人によって身にまとったり、ヒト型のロボットやスイカの形などそれぞれ違い、どんな形でどんな能力なのか、またそれをどう攻略していくか毎回ドキドキします。またアルター自体も強化していくので後半になるにつれてよりインパクトのある戦闘シーンとなっています。
主人公2人は特に魅力的でカズマの終始ブレない自分の道と劉鳳の迷いと決断が非常に人間的でアルターや近未来という設定と対照的になっているのが面白いです。 アニメだけではなく漫画、小説もあるのでハマった方は関連商品もチェックしてみましょう。
◆ジャンル:伝記/学園
◆原作:緑川ゆき
◆監督:大森貴弘/出合小都美
◆制作:
第1〜4期:ブレインズ・ベース
第5〜6期:朱夏
◆放送期間:
第1期:2008年7月7日〜9月29日
第2期:2009年1月5日〜3月30日
第3期:2011年7月4日〜9月26日
第4期:2012年1月2日〜3月26日
第5期:2016年10月5日〜12月21日
第6期:2017年4月12日〜6月21日
◆話数:
第1?4期:全13話/OVA全2話
第5期:全11話+特別編1話/特別編OVA全2話
第6期:全11話/特別編OVA全2話
◆声優:神谷浩史/井上和彦/小林沙苗/伊藤美紀/伊藤栄次/堀江一眞/沢城みゆき/木村良平/菅沼久義/石田彰/雪野五月/本多知恵子/樋口あかり/大浦冬華/藤村歩/斉藤貴美子/河本邦弘
前からゲームセンターなどで見かける丸っこいネコキャラは何なんだろうと疑問でしたが、従兄弟の子供(女の子)に教えてもらい、ニャンコ先生だと分かりました。それ以来、アニメも観てみたところ、とても面白い作品でした。
妖怪と聞けば基本的には「戦う相手」というイメージが強かったのですが、こちらはむしろ妖怪との絆の物語。自然豊かな田舎という舞台、温かい義理の両親、夏目君を慕う妖怪たち、友人たち、モフモフのニャンコ先生、そして友人帳を残した祖母と絆と、全体的に慈愛が溢れている作品だと思いました。民話や昔話を参考にしているのか、非常に親しみ深いエピソードが多く、それを現代的にアレンジしていて絶妙。
特に雨降らしの女の子が(妖怪)がタオルを貸してくれた人間を慕うエピソードは抜群でした。最後のタオルが濡れなくてよかった、という台詞には泣けました。作画も綺麗で音楽や演出も自然な感じで好きです。
人の、妖怪の心の機微が繊細に描かれ、作品全体に慈しみや思いやりが溢れています。ぜひ多くの子供たちに観てほしい名作だと思います。
◆ジャンル:ハイファンタジー/群像劇/日常
◆原作:桑原太矩
◆監督:吉平"Tady"直弘
◆制作:ポリゴン・ピクチュアズ
◆放送期間:2020年1月〜3月
◆話数:全12話
◆声優:前野智昭/雨宮天/斉藤壮馬/花澤香菜/諏訪部順一/関智一/櫻井孝宏/鳥海浩輔/釘宮理恵/熊谷健太郎/古川慎/松山鷹志/武内駿輔/上村祐翔/赤ア千夏/榎木淳弥/井上和彦
空挺ドラゴンズはファンタジー・グルメといったジャンルでひと括りにされていた印象があります。けれどそれは魅力のいち部分でしかありません。主人公としての立ち位置にミカが置かれていますが、各章ごとに中心人物が変わり、物語が進んでいきます。
そこに共通しているのが「龍捕り」という職業を描くことです。ドキュメンタリーのように生き様が「物語」となっており、世界観をより深く理解できるのが『空挺ドラゴンズ』最大の魅力なのです。
また、ポリゴン・ピクチュアズの美しい背景美術がまた映えています。とくに龍の描き方は、アニメ映画『GODZILLA』で培われた技術が存分に生かされているように見えます。原作よりもモンスター感があり、それはそれで迫力が増していて悪くありません。
個人的には、花澤香菜が演じるヴァナベルが魅力的です。おそらく数年前であれば、メインヒロイン的な立ち位置にいるタキタを花澤香菜が演じていたと思います。ただ、原作でも存在感はむしろヴァナベルのほうにあり、この配役はにくい仕事ぶりです。
◆ジャンル:サスペンス/ホラー/ダークファンタジー/バトル/アクション
◆原作:石田スイ
◆監督:
森田修平(第1〜2期)
渡部穏寛(第3期〜最終章)
◆制作:studioぴえろ
◆放送期間:
第1期:2014年7月〜9月
第2期:2015年1月〜3月
第3期:2018年4月〜6月
最終章:2018年10月〜12月
◆話数:全12話(第1〜4期)
◆声優:花江夏樹/雨宮天/花澤香菜/菅生隆之/中村悠一/浅沼晋太郎/諸星すみれ/勝杏里/内田夕夜/大浦冬華/櫻井孝宏/高垣彩陽/宮野真守/鳥海浩輔/折笠富美子/梶裕貴
東京グールは一話から衝撃的でした。元々ちょっとグロとかサイコ物が好きなのですが、自分にとって久しぶりのヒット作品でした。ごく普通の大学生の主人公の金木が、人食いのグールの臓器を移植されます。
人間のままでいたい金木の願いも叶わず、どんどんグールになっていく体。悩み苦しみ葛藤する中で、助け合って生きているグールのグループに出会います。
金木がグールとして生きる道しかないのかと自問自答をする間に、グールを敵とし、抹殺を目的とする捜査官のチームが動き始めます。次々とグールの仲間が殺されていく中で、金木は自分の無力さに気づき始めます。
グールと捜査官の戦いがはじまり、金木は自分が守るべきものはグールであると気づき始めます。金木の周りのグールや捜査官の生い立ちや一人一人の心の葛藤に考えさせられる事が多くありました。
東京グール、√、re、最終章と続編もあり、完結済みの作品です。人間とグールの共存を望む金木の願いは叶うのかがポイントです。すべての作品を見ましたが、それぞれの主題歌もとても個性があり、惹かれました。
◆ジャンル:SF/伝奇/スリラー/吸血鬼
◆原作:内藤泰弘
◆監督:松本理恵
◆制作:ボンズ
◆放送期間:
2015年4月〜6月(第11話まで)
2015年10月(第12話)
◆話数:全12話+特別編
◆声優:阪口大助/釘宮理恵/小山力也/中井和哉/宮本充/銀河万丈/折笠愛/小林ゆう/大塚明夫/藤原啓治/宮野真守/内田雄馬/大谷育江/緑川光/石田彰
血界戦線は、本編はもちろんOPEDの曲も含めて一つの世界観を作りきっており、最高だった!といえる作品です。原作は全く知らずに視聴し始めたので、少年漫画ばりばりの独特な世界観に、最初は好みじゃないかも・・・と思ったのですが。それもすぐに吹き飛びました。
主人公であるレオナルドの、歳相応な元気さと達観したような冷静さ。何よりもその信念に、気づけばドハマりです。騒がしい目立つ周囲の面々の影に隠れがちなところはあれど、非日常な世界での日常を貫く平凡さの凄さがことあるごとに思い知らされ、レオナルドを応援せずにはいられなくなります。
妹への献身さは、ときにその妹への重荷になるようなもので、見ている方としては歯がゆくなってしまう時もありますが。絶望を知ったが故の兄のよりどころだと思えば、無謀さも愚かさも愛おしく感じます。
そして、それは彼の周囲も同じようで、特別な力を持っているからだけでなく、その意志を傷つけまいとするようにレオナルドを助け導いている強い仲間意識に胸が熱くなります。
ヘルサレムズ・ロットなんてこの現実世界にはないけれど、彼らがどこかにいてくれたら素敵だなぁなんて、つい思ってしまう作品です。
◆ジャンル:学園/グルメ
◆原作:荒川弘
◆監督:伊藤智彦(第1期)/出合小都美(第2期)
◆制作:A-1 Pictures
◆放送期間:
第1期:2013年7月11日〜9月19日
第2期:2014年1月9日〜3月27日
◆話数:全11話(第1〜2期)
◆声優:木村良平/三宅麻理恵/櫻井トオル/高垣彩陽/島ア信長/庄司将之/高梨謙吾/こぶしのぶゆき/井澤詩織/小西克幸/矢作紗友里
この作品の原作は漫画なので、私も漫画をもともと読んでいました。この作品では、最初いきなり主人公が遭難している場面からはじまります。
主人公は高校受験に失敗しとても暗い気持ちで農業高校に進学するのですが、その高校で出会った仲間たちや、先輩や先生など多くの人々との出会いや高校での体験を通じてどんどん成長していくところがとても見どころです。
作品では漫画でも美味しそうでしたが、アニメになることでより臨場感が増し、よりおいしそうになっている北海道の美味しいごはんにもぜひ注目してほしいです。
私もこの作品に影響されて、一度北海道の大学に進学したい!とまで考えるようになりました。今まであまり農業に関して身近でなかった人達にこそ見てほしいような作品になっています。
原作者の先生はもともと実家が農家らしく、農家の人目線で書かれたリアルな農業の世界を直に感じることができます。かわいい動物たちと豊かな自然に囲まれた北海道の魅力をぜひ体感してください。
◆ジャンル:スポーツ/学園/青春/野球
◆原作:寺嶋裕二
◆監督:増原光幸
◆制作:MADHOUSE/Production I.G
◆放送期間:
第1期:2013年10月〜2015年3月
第2期:2015年4月〜2016年3月
第3期:2019年4月〜
◆話数:第1期:全75話/第2期:全51話
◆声優:逢坂良太/島ア信長/櫻井孝宏/花江夏樹/細谷佳正/浅沼晋太郎/小野友樹/浪川大輔/森田成一/岡本信彦/下野紘/羽多野渉
この作品はもともと漫画として発売されています。私はこのアニメを見て面白そうな作品だなと思ったので漫画も一気に購入してしまいました。
この作品の主人公はスカウトによって私立の野球高校に進学するのですが、この主人公はいきなり野球部の監督を入部テストのときに怒らせてしまい、第一志望であるピッチャーから落第させられてしまいます。
そのせいで毎日タイヤをひきながらのランニングの日々が続きます。しかしながら、主人公は持前の根性とやる気で周りの仲間たちを巻き込みながらどんどん成長しピッチャーとしての立ち位置を確立させていきます。
話が進むにつれて登場するライバル校のキャラクターたちも個性豊かでみんな応援したくなるような子たちばかりです。私はもともと野球が詳しくありませんでしたが、この作品を通じて野球にとても興味がわき、何度か野球場に足を運んで実際にプロ野球の試合を見に行くようになりました。野球の楽しさと仲間との熱い友情がとても見どころです。
◆ジャンル:ファンタジー/群像劇
◆原作:暁佳奈
◆監督:石立太一
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:2018年1月〜4月
◆話数:全13話+OVA
◆声優:石川由依/子安武人/浪川大輔/木内秀信/遠藤綾/内山昂輝/茅原実里/戸松遥/滝知史/千本木彩花/沢田敏子/廣田行生/野坂尚也
仕事の名前として「自動手記人形」などと呼ばれているだけなのに、最初は、主人公の感情の乏しさから、この主人公が人形なのだと勘違いしていました。
実際には、生い立ち故に喜怒哀楽がなく、兵器として赴いた戦場で両腕を失い義手をつけているだけの、とても繊細な女の子。大切な人を求めて探し続けながら、その人がくれた言葉の意味を知りたいと精一杯生きている主人公のヴァイオレットに、毎回のように何度も涙しながら視聴しました。
代筆業の仕事で知り合う、何かを失った人や、傷ついた人などに触れることで、自分の中にもあるそれらに気づき、自分という人間を認識してどんどんと成長していく姿が堪らなく愛しくなるお話です。
また、この作品はストーリーもさることながら、絵がとても綺麗なのですが。それが一層、ヴァイオレットに世界の美しさを教えているようで、一瞬一瞬で見入ってしまいます。是非とも、普段はアニメをみないような、大人の人にも見て貰いたい作品です。
◆ジャンル:学園/コメディ/空気系
◆原作:美水かがみ
◆監督:山本寛(第1話〜第4話)/武本康弘(第5話〜第24話)
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:2007年4月〜9月
◆話数:全24話
◆声優:平野綾/加藤英美里/福原香織/遠藤綾/長谷川静香/茅原実里/清水香里/ささきのぞみ/前田このみ/西原さおり/こぶしのぶゆき/平松広和
「らき☆すた」は女子高生らの日常を描いた作品となっていますから、明確なストーリーが存在しているような作品ではないでしょう。 主要人物の日常を淡々と描いているアニメであり、そこが大きな特徴となっています。
この作品は主人公がオタクで、そういった方面の話題が登場することも多く、そういう面が見ていて面白いなと感じました。
例えば、コミケに関してアニメの中で描かれている回があるのですが、コミケというものに過去1回も参加したことがない人や、なんとなくしか知らなかった人は、コミケがどういうものなのか雰囲気がかなり伝わると思います。普段体験できないことを疑似体験させてくれるのも、らき☆すたの魅力ですね。
女子高生の日常を描いてはいるものの、オタク文化のような面も結構取り上げられていて、自分が知らないような世界を知るきっかけになった人も多いのではないでしょうか。
登場人物のほとんど全員が女子高生ということで、結構特殊なアニメだったとは思いますけど、最初から最後まで毎回見ていて、かなり興味を持つことができたので、オタクに抵抗がある人にもおすすめできるアニメです。
◆ジャンル:ホームドラマ/ラブコメ/業界
◆原作:伏見つかさ
◆監督:竹下良平
◆制作:A-1 Pictures
◆放送期間:2017年4月9日〜6月25日
◆話数:全12話
◆声優:藤田茜/松岡禎丞/高橋未奈美/大西沙織/木戸衣吹/石川由依/島ア信長/小松未可子/山下誠一郎/中村悠一/井口裕香/小松昌平/佐藤亜美菜
最初タイトルかして如何わしい内容かと思い敬遠していましたが、原作のイラストレーターである「かんざきひろ」先生の絵が好きだったのでアニメを見てみようと思いました。
ライトノベル作家の兄が自分の作品のイラストを描いていたのが妹であるのを知らなかったというところから始まるのですが自分もライトノベルの表紙を描く仕事をした事があり興味を持ちました。
ネットで仕事を完結できる現代では相手の顔や本名、年齢、性別も分からないまま仕事が成立してしまうところや動画配信をするところが今の自分の仕事のスタイルに似ているなど共感する部分が多く、いつのまにか夢中になって見るようになりました。
普段は内向的で友達もいない引きこもりの彼女がなぜ「エロマンガ先生」という恥ずかしい名前にしたのか謎ですが、ひとたび絵を描くことになるとその情熱は激しく兄が要望したセクシーな女の子のイラストを描くためにとった行動がまさにエロおやじそのもので驚きました。
可愛らしい見た目の少女とその行動とのギャップに萌えました。ネットで物書きや絵を描く仕事をしている人には共感できる作品だと思います。
◆ジャンル:青春/ミステリー
◆原作:米澤穂信
◆監督:武本康弘
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:2012年4月〜9月
◆話数:全22話+OVA1話
◆声優:中村悠一/佐藤聡美/阪口大助/茅野愛衣/雪野五月/置鮎龍太郎/小山茉美/ゆかな/悠木碧/森川智之/福山潤/早見沙織
氷菓を見て思ったのは、氷菓の作品が向いている人とそうでない人がいるということです。どちらかというと静かな感じでストーリーが進行しますし、飛び抜けて何かが起きるというわけでもなくでもとても魅力のある作品です。
二期を待望する声が大きい中で、そうならなかったのは、もしかするとある意味で作り込み要素が強いのと最後がきちんとしたハッピーエンドで終わっているからなのかもしれません。
今までであまりなかったようなアニメ作品ですが、すごく本格的な推理ラブコメ学園アニメです。全体的な画質のクオリティーの高さも良いのですが、それぞれの心理描写もよくされていて見ていてこちらもワクワク出来ると思います。
大抵部活の4人組で行動しますが、この4人の仲の良い感じとヒロインが事件に首を突っ込もうとする純粋な可愛いさがなんだか見ていて微笑ましくこういう学園生活を送りたいと思わせるような内容です。
ヒロインの行動や考え方によって主人公の考え方にも、変化が現れるという素敵な作品でした。
◆ジャンル:学園/バトル/ヒロイン
◆原作:ビーパパス
◆監督:幾原邦彦
◆制作:J.C.STAFF
◆放送期間:1997年4月2日〜1997年12月24日
◆話数:全39話
◆声優:川上とも子/渕崎ゆり子/子安武人/三石琴乃/久川綾/草尾毅/今井由香/白鳥由里/川村万梨阿/こおろぎさとみ/小杉十郎太/折笠愛/緑川光/日のり子
王子さまに助けられた女の子は、王子さまに憧れるあまり、自分が王子さまになろうとする、ちょっと不思議な物語です。
世界の果てを目指す謎だらけの生徒会。 そして、手に入れた者の望みを叶える薔薇の花嫁。 謎だらけのワードが並ぶのに、そのワードをサラッと自然に流してしまうところも、この作品の魅力です。
そして、主人公であるウテナと、薔薇の花嫁であるアンシーの、友情なのか、愛情なのかわからない、複雑な感情が、ときにとても耽美に描かれています。
最終回で、ウテナとアンシーはそれぞれ、革命を起こします。 王子さまを頼らなくても、強く生きていける。そんな少女たちの、小さな、でも人生を変える革命が描かれています。
最終回。自分に執着する兄の元から、アンシーは去っていきます。 目的はただ一つずつ。姿を消してしまったウテナを探すためです。
一歩を踏み出したアンシーの後ろ姿が、とても心強く見えました。 ウテナとアンシーの、意味深な会話で終わるラストが、とても印象的でした。
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◆ジャンル:ダークファンタジー/サスペンス/スリラー/サイエンスフィクション
◆原作:白井カイウ/出水ぽすか
◆監督:神戸守
◆制作:CloverWorks
◆放送期間:
第1期:2019年1月〜3月
第2期:2020年10月〜
◆話数:第1期:全12話
◆声優:諸星すみれ/内田真礼/伊瀬茉莉也/植木慎英/Lynn/小澤亜李/河野ひより/石上静香/茅野愛衣/日野まり/森優子/青山吉能/久遠エリサ/林鼓子
この作品は恐怖と安堵の緩急が素晴らしく絶妙です。ほぼ同じ孤児院(の様な施設)の中で物語が進行していくのですが、見ていても全く飽きない場面展開です。
ママと慕われるイザベラのもとで、「きょうだいたち」にも血縁関係はないが幸せに暮らしており、ここでは、赤ちゃんのころに預けられた子供を、勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す…と孤児たちは教えられていたのですが。。
そしてこの後衝撃の展開へと進行していきます。大抵の脱出系などは黒幕の存在が全く見えないところにおり徐々に詮索していく、といったスタイルで構成されていることが多いですが、この作品はもう冒頭からイザベラが子供達と一番近い距離に存在しており、初回から最終話を通して自分たちの運命と争っていくのです。
またこの作品には通称「鬼」と呼ばれる人間以外の謎の悪の生命体がおりその初登場のシーンがとても印象に残りゾゾッと恐怖を煽ります。自分は漫画を読んではいないので、二期の放送がとても待ち遠しいです。
◆ジャンル:ロボット/SF/バトル/アクション
◆原作:富野由悠季
◆監督:富野由悠季
◆制作:日本サンライズ
◆放送期間:1984年2月4日〜1985年2月23日
◆話数:全54話
◆声優:平松広和/本多知恵子/大塚芳忠/速水奨/川村万梨阿/豊田真治/堀部隆一/島津冴子/竹内久美/玄田哲章/向殿あさみ/西村知道/若本紀昭/土井美加/銀河万丈/島田敏
ガンダムから、Zガンダムが始まるまでの何年間かに放映された作品の一つで、総監督は、変わらずガンダムの富野由悠季。
ロボット物のアニメだが、ライトセイバー的なものや服装、世界観として、ペンタゴナワールドという、5つの星を巡る物語、帝国軍への反逆など、どことなくスターウォーズを意識している感が否めない作品となっているが、フォースのような不思議な力は出てこないし、ガンダム同様、徹底的なメカニカルな世界観がスターウォーズとは違うみどころとなっている。
パイロットのことをヘッドライナーと呼んでみたり、重戦士と書いて、ヘビーメタルと読ませたりは、富野由悠季ワールド全開となっている。
あらすじ的には、片田舎から出てきた二人の若者が、数奇な運命をたどり、やがて反乱軍として戦うこととなっていくという物語。主人公のダバ・マイロードにはある秘密があり、といったことや、恋愛もあり、とにかく色んな要素が入っている。
なんといっても驚いたのが、現代にも通じる、戦争商人という存在が出てきたことには、大人になってから見たのでかなり驚かされた。戦争とは、本当はいったい誰が起こしているのだろう、そんなことを考えさせられる作品。
当時、ベトナム戦争とかやってた時期だったかもしれないので、その影響なのかもしれない。最終回まで見ると、結構な驚きが隠されているので、まだ見たことのない人は、ぜひ最後まで見てほしい作品。
個人的に好きなのは、エルガイムマークUという、のちに主人公が乗り換えるマシンは、もともと敵のものであり、そのときの名前が、アモンデュール・スタックという名前というところ。ものすごい詳細設定。
◆ジャンル:青春/アドベンチャー
◆原作:よりもい
◆監督:いしづかあつこ
◆制作:マッドハウス
◆放送期間:2018年1月〜3月
◆話数:全13話
◆声優:水瀬いのり/花澤香菜/井口裕香/早見沙織/金元寿子/能登麻美子/日笠陽子/Lynn/松岡禎丞/福島潤/小松未可子/遠藤綾/阿澄佳奈/てらそままさき
何も目標のないうだつのあがらない学生生活を送っていた主人公がひょんなことから南極大陸を目指して旅することになるストーリーでとてもワクワクさせられました。
ザ・青春アニメという感じがしてよかったです。青春といっても恋愛要素はないので恋愛ものが好きでない人にもおすすめですね。親子で一緒に楽しむのにも適していると思いました。
最終的に主人公は3人の同年代の仲間を見つけて南極を目指すのですが色んなことが待ち受けていますが乗り越え南極にたどりつきます。
それぞれの心理描写も十分でドラマに入り込むことが出来て涙を流してしまう感動回もありましたね。いい大人の男を泣かすのですから力のあるアニメ作品です。
声優陣も実力派を揃えていて作品に華があふれて魅力的でした。オープニングの主題歌もめちゃくちゃ良くて壮大な旅の始まりを予感させるものでお気に入りです。
作品終わってだいぶ経ちますがいまでも時々口ずさんでしまいます。多くの人が心打たれる作品だと思うのでもっと知られてほしいなと思います。
◆ジャンル:ギャグ/ブラックコメディ
◆原作:赤塚不二夫「おそ松くん」
◆監督:藤田陽一
◆制作:studioぴえろ
◆放送期間:
第1期:2015年10月6日〜2016年3月29日
第2期:2017年10月3日〜2018年3月27日
◆話数:
第1期:全25話+SP1話
第2期:全25話
◆声優:櫻井孝宏/中村悠一/神谷浩史/福山潤/小野大輔/入野自由/野島健児/杉田智和/遠藤綾/井上和彦/くじら/國立幸
出演する声優陣が豪華らしいとの前評判を聞いて軽く調べてみたら大好きな声優さんが2人出演しているのでウキウキしながら初回放映を観ました。
そうしたらなんだかイメージと違う……ちょっとがっかりしたのも束の間、怒涛の展開にまんまとはまってしまいましたよ。
私は元々人の顔を見分けるのが苦手なので最初は6人の見分けが全然ついていませんでしたが、声を頼りに観続けていたらカラ松事変やエスパーニャンコのあたりではしっかり見分けられるようになっていました。それぞれ個性強すぎです。
その中ではおそ松やチョロ松がまだまともかな、と思った時期が私にもありました。もちろんそんなことはなくどの兄弟もみんな等しくクズで愛すべき存在でした。
キャラ同士の絡みも絶妙で、6人がわちゃわちゃやってる時と2人きりの時だとまた雰囲気が変わるのがとても良いです。
中でも一松事変は堪りません。カラ松が不憫可愛い!
OP曲は元気でかわいく劇伴も素晴らしいです。みんなが歌うED曲も楽しい!
◆ジャンル:業界/群像劇
◆原作:武蔵野アニメーション
◆監督:水島努
◆制作:P.A.WORKS
◆放送期間:2014年10月9日〜2015年3月26日
◆話数:全24話+OVA2話
◆声優:木村珠莉/佳村はるか/千菅春香/野麻美/大和田仁美/吉野裕行/西地修哉/山岡ゆり/松岡禎丞/山川琴美/松本忍/檜山修之/浜田賢二/斎藤寛仁/松風雅也/高木渉
SHIROBAKOは、数あるお仕事をテーマにしたアニメのなかでも、特にお勧めしたい作品です。アニメ制作現場をアニメにしている時点で、リアリティがあります。
またキャラクターが生き生きとしていたり、性格に難があったりして、その理由も様々でとても楽しめるシリーズです。キャラ付けとして、実際に居るアニメのクリエイターがモデルになっているので、アニメのコアなファンな程楽しめる作品かもしれません。
例えば、エヴァの庵野監督にそっくりの喋り方をする監督が出てきたり、水島監督にそっくりの監督が出てきます。話としては高校時代に同じ部活だった女の子たちの成長物語ですが、とくに注目したいのは作画を担当している絵麻ちゃんと杉江さんのお話でした。
杉江さんはベテランアニメーターですが、歳のため一線を引いた作品ばかり作っていたため、絵麻ちゃんは杉江さんのおせっかいに少し引いていたところがありました。
納期がピンチだった時に、杉江さんにしか描けない動物の描写でチームがピンチを乗り切れ、絵麻ちゃんの中でも杉江さんの見方が変わった回は特に見物です。
◆ジャンル:SF/ファンタジー
◆原作:市川春子
◆監督:京極尚彦
◆制作:オレンジ
◆放送期間:2017年10月〜12月
◆話数:全12話
◆声優:黒沢ともよ/小松未可子/茅野愛衣/佐倉綾音/田村睦心/早見沙織/内山夕実/高垣彩陽/内田真礼/伊藤かな恵/小澤亜李/茜屋日海夏/皆川純子/能登麻美子/釘宮理恵
3Dを使ってのアニメ化と聞いてどのようになるのかを心配していましたが、放送にて漫画でのイメージが更に美しくなった素晴らしいアニメ化でした。
宝石が人のような姿を持つ世界で、宝石達は月人からの襲撃を受け、時折、仲間を連れ去られてしまいます。 その中で特に脆い石であるフォスフォフィライトは、戦いたいのに脆さゆえに戦わせてもらえないのですが、事故で体を失い、他のもので体を補うことによって、戦いに適した体となっていきます。
しかし、体=記憶の塊であることから、体を失った分、記憶もなくしてしまいます。 初期のふわふわした性格のフォスが、話が進むにつれ、体と記憶を失っていき、変わっていく様子に考えさせられます。
フォスの性格も変質していくようであり、想いだけはあるのに記憶がなくなっている姿、理由を失った想いに切なさを感じます。
そして、話が進むにつれて、宝石と月人の関係性や金剛先生の謎等が少しずつあらわれてきて続きが気になります。
ぜひ、続きもアニメ化を期待しています。
◆ジャンル:ファンタジー/アドベンチャー
◆原作:つくしあきひと
◆監督:小島正幸
◆制作:キネマシトラス
◆放送期間:2017年7月〜9月
◆話数:全13話
◆声優:富田美憂/伊瀬茉莉也/井澤詩織/大原さやか/豊崎愛生/田村睦心/沼倉愛美/塙愛美/村田太志/喜多村英梨/森川智之/日高里菜/沢海陽子/稲田徹/生天目仁美
映画を含めての話ですが、正直今作は令和最恐のトラウマアニメ、ではないかと個人的には思っています。キャラクターは非常に可愛らしく、アニメーションのクオリティが高いこともあってすごくいきいきとしています。
しかしそれが故に、そのキャラクターたちが悲惨な目に遭うのが本当に辛いです。中でも強烈なインパクトをもたらすキャラクターとしてあげられるのが、「ボンドルド」です。
彼は悪人なのか?と問われると、考え込んでしまいます。彼の思いは純粋なのですが、やることが残虐非道なのです。下に降ることはできても、上に登ることは時に死を意味したり、師よりもひどいことになってしまう「アビス」の世界。
その謎を解明するために、さまざまな人体実験を繰り返します。その実験によって、無垢な少年少女たちは、人間の姿を奪われ、知性のない「なれ果て」にさせられたり、ボンドルドを守るための「カートリッジ」にさせられたりしてしまうのです。
ボンドルドがメインのエピソードは、劇場版に当たりますが、あまりに過激すぎて「R-15指定」を受けているのも当然の内容です。ですが、これがメチャメチャ面白くて、観た直後に放心状態になってしまうほどなのだから、わからないものだなあと思ってしまいます。
◆ジャンル:SF/超能力/バトル/アクション
◆原作:鎌池和馬+冬川基
◆監督:長井龍雪
◆制作:J.C.STAFF
◆放送期間:
第1期:2009年10月〜2010年3月
第2期:2013年4月〜9月
第3期:2020年1月〜
◆話数:第1期:全24話/第2期:全24話
◆声優:佐藤利奈/新井里美/豊崎愛生/伊藤かな恵/寿美菜子/阿部敦/田中敦子/植田佳奈/花澤香菜/戸松遥/南條愛乃/生天目仁美/遠藤綾/甲斐田裕子/こやまきみこ/大原さやか
とある魔術の禁書目録に登場する御坂美琴を主人公にした外伝です。元の話を知らなくても楽しく観れます。むしろ小説では描ききれないアクションシーンが高いクオリティで観られるのがすごく良かったです。
個性的な能力者がたくさん出ているのを上手く表せているしその能力者とタッグを組んだ形のバトルシーンもとても見応えがあります。
オープニングの曲もヒットしただけありこの作品にとても合っていて曲にあわせた映像もとてもいいです。 特に最終回のバトルはこだわりを感じます。
元々キャラクターが魅力的な作品ですがこの外伝は登場するほとんどのキャラクターが女性ばかりです。恋愛シミュレーションゲームなら女性だらけなのは納得ですがこの作品はあくまでライトノベルのエンターテイメント作品です。
能力者による事件の解決や能力を使ったバトルアクションが主です。 ストーリーもよくできていて女性ばかりだから男性向けとかではなく女性も楽しく観られます。
◆ジャンル:ロボット/群像劇/バトル/アクション
◆原作:矢立肇/富野由悠季
◆監督:長井龍雪
◆制作:サンライズ
◆放送期間:
◆話数:
第1期:2015年10月4日〜2016年3月27日
第2期:2016年10月2日〜2017年4月2日
◆声優:河西健吾/細谷佳正/花江夏樹/梅原裕一郎/内匠靖明/村田太志/天ア滉平/斉藤壮馬/田村睦心/石谷春貴/斧アツシ/寺崎裕香/金元寿子/内山夕実/濱野大輝
機動戦士ガンダムシリーズの最新作と言う事で、往年のファンだった私は期待に胸を膨らませてこの作品を見ました。
結論から言うと今までのガンダムと方向性がまるで違う展開やストーリーの運びに肩透かしをくらった気分で最初は見ていたのですが、細やかな人物設定や世界設定、そして訴えかけられる強いテーマ性に感銘をうけました。
物語の最大の見どころは過酷な時代の流れに抗う鉄華団の躍進と結末、状況の推移に揺れ動きながらも必死で前に進む鉄華団団長オルガとその傍らで揺るがず存り続けた主人公三日月のストーリーでしょう。
個人的に一番感心したのは作中の主人公三日月の存在感でした。そこに居るだけでオルガやマクギリス他様々な人物に影響を与えるカリスマ性の魅せ方が凄い。
ただ、もう一方の主役ともいうべきモビルスーツに関してはもう少し掘り下げて欲しかったと思います。戦争を主題にし、傭兵や少年兵などとても難しい題材を扱い、終盤の展開も賛否両論だったらしいですが私は絶賛しました。
◆ジャンル:SF/ファンタジー/ロボット
◆原作:GAINAX
◆監督:今石洋之
◆制作:GAINAX
◆放送期間:2007年4月1日〜9月30日
◆話数:全27話+DS版特典番外編1話
◆声優:柿原徹也/小西克幸/福井裕佳梨/井上麻里奈/伊藤静/小野坂昌也/斎賀みつき/谷山紀章/佐藤利奈/植田佳奈/阿澄佳奈/本田貴子/伊藤静
当時リアルタイムで見ていましたが、かなり衝撃を受けるほどハマりました。子供時代と大人時代の2部構成は珍しい方ではないでしょうか。
子供時代でカミナはずっと主人公の目標となる存在で居続けるとは思っていましたが死んだ時は驚きました。当時はほかのアニメと同じで重要な登場人物だからいずれ生き返るんだろうと思い続けていましたが、そんなことはなくいい意味で裏切られました。
大人時代は子供時代とは違いちょっと暗めな雰囲気をぶち壊す感じで1つの作品で2度楽しめる感じでした。また子供時代の登場人物たちの成長した姿を見られるのも続編を見ているようで嬉しかったです。特に成長したシモンがカミナに似ていてい背中を追いかけているのを感じれたのが良かったです。
全体を通して言うと作画が非常によく、戦闘シーンの迫力や表現はとても引き込まれました。またOPのしょこたんの曲も作品とマッチしていて良かったです。 第1話からは想像がつかない銀河まで行ってしまう物語はこの先グレンラガンだけでしょう。
◆ジャンル:医療
◆原作:手塚治虫
◆監督:出崎統
◆制作:手塚プロダクション
◆放送期間:1993年〜2011年
◆話数:12話
◆声優:大塚明夫/水谷優子/大塚周夫/井上喜久子/大滝進矢/亀井芳子/冬馬由美/掛川裕彦/小室正幸/沢木郁也
手塚先生の傑作ブラックジャックを出崎統監督がアニメーション化した作品(OVA)で、その中のカルテX「しずむ女」という作品がとても好きです。
もう20年以上も前の作品ですが、作画は丁寧で美しく繊細です。ストーリーもとても切なくなるもので、公害の問題を扱かっていて考えさせられます。
公害によって不自由な体になってしまった月子という女の子がとても一途で抱きしめたくなります。声優の方もうまく感情をかきたててくれます。その他のキャラ、ブラックジャックやピノコも素晴らしいですね。文句のつけようがありません。
大塚明夫さんのブラックジャックは渋くてかっこいいに尽きる。こんなお医者さんだったら安心して任せられる。悪いやつらには徹底的に厳しく、弱い者にはとても優しい男です。
ピノコはおてんばなのですが魅力的で可愛いです。水谷優子さんの演技が光ります。この物語は最終的には悲しい結末なのですが感動しました。エンディングテーマも物語の余韻に浸れて名曲です。
◆ジャンル:SF/クライム/バトル/アクション
◆原作:士郎正宗
◆監督:押井守
◆制作:Production I.G
◆公開日:1995年11月18日
◆声優:田中敦子/大塚明夫/山寺宏一/仲野裕/大木民夫/玄田哲章/家弓家正/生木政壽/山内雅人/小川真司/宮本充/山路和弘/千葉繁/家中宏
ハリウッドで実写映画化もされ、今ではかなりの知名度を持つ『攻殻機動隊』。アニメ作品も複数製作されていますが、その原点となったのは1995年に公開された『攻殻機動隊・GHOST IN THE SHELL』でしょう。
鬼才・押井守の監督作品で、彼の名を世界に知らしめる出世作となりました。2008年には押井守監督作品『スカイ・クロラ』がヴェネツィア国際映画祭に出品され受賞したことがNHKニュースでも報じられました。『攻殻機動隊・GHOST IN THE SHELL』は日本のアニメ史に残る名作だと思います。
アニメーションを子供向け娯楽作品としてではなく、エンターテイメント作品、さらには芸術作品の域にまで昇華させたと作品と言っても過言ではないでしょう。
ストーリーだけでも楽しめますが、この作品の真価は表現にあると思います。観ているとアイデンティティーが主題になっていることに気が付きます。渦のように溢れる看板の街を背景に、主人公の草薙素子が描かれるシーンはその象徴。
光学迷彩や「人形使い」も比喩として機能しています。メタファーが非常に多く、それを解いていくとより作品を楽しめます。大人が楽しめる芸術アニメ作品です。
◆ジャンル:ファンタジー
◆原作:ヤマザキコレ
◆監督:長沼範裕
◆制作:WIT STUDIO
◆放送期間:2017年10月〜2018年3月
◆話数:全24話
◆声優:種ア敦美/竹内良太/木下紗華/内山昂輝/遠藤綾/村瀬歩/諏訪部順一/田村睦心/日野聡/鈴村健一/甲斐田裕子/久野美咲/森川智之/浪川大輔/大友龍三郎/中田譲治
特殊な血を持つ「スレイベガ」の智世と、不器用な魔法使いエリアス。この二人がおりなす神秘的なストーリーが最高に面白いです。
また、作画も最高に良いのがこのアニメの特徴です。魔法が存在する非日常的な世界観がよく表現されていて、画面の中に引きこまれてしまいそうになります。
智世もエリアスも心優しいにも関わらず、悲惨な過去や心の闇を抱えているせいで、初期の頃は、表情も乏しくよそよそしいです。
しかし、ストーリーが進むにつれて、お互いに愛情を注ぎ合ったり、足りない物を補ったりして絆を深め合ったりしていくうちにどんどん表情が豊かになり心の闇から解放されていくのも魅力の一つです。
そして、この物語では多くの敵がエリアスと智世を襲いますが、そんな敵たちにも悲しく切ない過去が隠されていて、本当に悪い敵がほぼ出て来ず、登場人物全員を深く愛したくなってしまうのもこのアニメの魅力です。「推しを沢山作りたい。」という人にはかなりおすすめのアニメだと思います。
◆ジャンル:SF/ロボット
◆原作:鬼頭莫宏
◆監督:森田宏幸
◆制作:GONZO
◆放送期間:2007年4月〜9月
◆話数:全24話
◆声優:保志総一朗/阪口大助/杉田智和/井口裕香/高梁碧/宮田幸季/藤田圭宣/比嘉久美子/三瓶由布子/牧野由依/野島健児/浅沼晋太郎/能登麻美子/皆川純子/阿澄佳奈/石田彰
テーマソングの『アンインストール』に衝撃を受けて見出したのが始まりです。
内容的には、子供達がどこからともなく出現する敵に対して、ロボットを操作して戦っていくもので、ここまでは良くある物語なのですが、一話に対して一体の敵が現れて、子供達の一人がロボットを操り戦い、戦い終えるとロボットを操った子供が死んでいくと言う内容で、アニメだから出来る残酷さと、残された子供達のその子への思い入れに切なさを感じました。
また、ランダムにロボットを操る子供が選ばれるのだけど、アニメを観てる側は次誰だろうと、推測しながら答え合わせをしていく面白さもあると感じました。
子供達はゲーム感覚で行う一方で、敵が暴れて国内が滅亡する危機感で感覚のギャップがあるので、観ててヒヤヒヤする様な感覚を覚えます。
エヴァンゲリオンやアキラなどと同じジャンルと言うか、こういうアニメが好きな方であれば恐らく楽しく見れると思います。
◆ジャンル:学園/青春
◆原作:森見登美彦
◆監督:湯浅政明
◆制作:マッドハウス
◆放送期間:2010年4月〜7月
◆話数:全11話
◆声優:浅沼晋太郎/吉野裕行/坂本真綾/藤原啓治/諏訪部順一/真山亜子/佐藤せつじ/檜山修之/影平隆一
森見登美彦の原作を見事に映像化した作品だと思います。京都の町を中心に、バラ色の大学生活を作るために努力する主人公も原作とぴったりの映像だったし、その他周りに出てくる役者全てが、原作からそのまま出てきたかのような雰囲気で、まずそれにピクリし、一気に夢中になってしまいました。
いつも早口で何を言っているのかを理解させようなんて思っていないような主人公の語り口と独特な絵、そして無図開始言い回しも一切の註釈や言い直しもなく続けていくという手法は、1話のストーリーをじっと瞬きもすることなく集中してみてしまうような魅力を持っていました。
舞台となった京都の現実の風景を取り込んだ背景や、そこにかぶさってくる主人公たちのユニークな動き。そして、パラレルワールドでありながら回を重ねるごとにその登場人物事件がどんどん重なりを持ってきて、最後には何か大円団を迎えるようなストーリー展開。
それが面白くて原作を知っていながらもつい画面に見とれてしまっていました。好き嫌いがはっきりする造りだとは思いますが、無一度見てしまうとクセになって抜け出せなくなるアニメだと思いました。
◆ジャンル:SF/ポストアポカリプス
◆原作:つくみず
◆監督:尾崎隆晴
◆制作:WHITE FOX
◆放送期間:2017年10月〜12月
◆話数:全12話
◆声優:水瀬いのり/久保ユリカ/花澤香菜/島本須美/石田彰/三石琴乃/梶裕貴/清川元夢/楠木ともり/高橋李依/藤原夏海/佐原誠/大地葉/小原好美/杉崎亮/柳田淳一
このアニメは世界観が素晴らしいです。荒廃した世界の中を二人の少女が車に乗って旅するのですが、まず登場人物が極めて少ない。二人の少女以外には2、3人くらいしか出てこない。
最近は複雑で凝ったストーリーのアニメが多く、伏線回収なんかも苦手という人も多いですが、このアニメは淡々としていて情報量が少ないのでとても見やすい。肌で感じるアニメといった感じがしました。お子様でも理解できるので、家族で観るアニメとしてもおすすめできます。
荒廃した世界に少女二人きりなのでとてももの悲しい感じもしたり、その中で二人の会話にほっこりしたりと静かに心を動かされます。
映像も綺麗で星空の下で二人がお酒を飲むシーンは素敵だなぁと感心しました。二人の少女の声優である水瀬いのりさんと久保ユリカさんの演技もキャラに合っていて素敵です。
また音楽が秀逸です。どの音楽も幻想的でリラックスできていいものです。サントラも購入したくらい私好みでした。漫画原作があるのですが、アニメでは最後まで描かれていませんのでいつの日か続編を作ってくれないかなと期待しています。本当に好きなアニメ作品です。
◆ジャンル:学園/空気系/音楽/軽音楽/ガールズバンド
◆原作:かきふらい
◆監督:山田尚子
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:
第1期:2009年4月2日〜6月25日
第2期:2010年4月6日〜9月28日
◆話数:
第1期:全14話(本編12話+番外編2話)
第2期:全27話(本編24話+番外編3話)
◆声優:豊崎愛生/日笠陽子/佐藤聡美/寿美菜子/竹達彩奈/真田アサミ/藤東知夏/米澤円/永田依子/伊藤実華/北沢力/夏樹リオ/西明日香/三戸崇史/利根健太朗/神原大地
たまたまテレビをつけた時、たまたまやっていたのが「けいおん!」で、それがたまたま第1話だったので見始めました。
元々4コマ漫画だったこともあるのか、細かな盛り上がりとオチが繰り返され、大きな流れはあるものの1話完結物としてでも楽しめるのではないかなと思います。
主要な登場人物も個性的で、けれども練習せずにティータイム重視というゆるっとした活動内容。それがまた音楽にはあまり興味のない人でも日常系として楽しめる内容になっているのだと思いますが、楽器を演奏するシーンではかなりリアリティーがありました。
最初の頃は演奏がちゃんとバラバラなんですよね。それが徐々にうまくなっていく感じは、音楽好きな人から見ても楽しめるアニメだったんじゃないかと思います。
キャラクターソングではなく、アニメの登場人物がCDを発売したというのも斬新で画期的でしたね。個人的な意見ですが、主要メンバー達の「放課後ティータイム」よりも、さわちゃん先生の「デスデビル」の方が好きです。
◆ジャンル:コメディ/サイエンス/ストーリー
◆原作:小山宙哉
◆監督:渡辺歩
◆制作:A-1 Pictures
◆放送期間:2012年4月1日〜2014年3月22日
◆話数:全99話
◆声優:平田広明/KENN/池田昌子/沢城みゆき/三瓶由布子/流山児祥/沢城みゆき/高階俊嗣/宮本茉奈/加藤将之/石田太郎/竹本和正/田中真弓/チョー/大澤洋子/尾花かんじ/青山穣
初っ端は、ニートといえばいいのか。会社をクビになって就活をする主人公に、ちょっと引きました。見た目も、もじゃもじゃなので、正直、これは一念発起した主人公が宇宙飛行士まで上り詰める有り得ないファンタジーなのかと思いました。
しかし、実際には、六太はそもそもが賢かったんですよねぇ。先に宇宙飛行士になった弟と違って足りないのは無謀さ。なので、無職になったからこそできたチャレンジではあっても、その後突き進んでいけたのは優秀であったからこそなのでしょう。
けれど、それを嫌味にも何にも感じさせない、素朴や残念さが抜けきらないところがあれど、それでも揺るぎなく誠実な六太はほんとうにこのお話にぴったりな主人公でした。
きっと普通は、この手の目指せ宇宙!的なお話には、弟である日々人のような一直線型が主人公らしいののだと思います。
しかし、そんな主人公のように輝く彼もまた、兄貴が大好きで、兄貴を心底応援している。お話には沢山の人がいて、兄弟でからむほうがすくないですけれど。やっぱりこのアニメの最大の良さは、この兄弟愛なのだとおもいます。
こうして、大人になって、個々で立派に生活環境を築いている兄弟がわかり合っている姿に心が癒されました。もちろん、宇宙飛行士の話としても、見ごたえ十分な作品です。
◆ジャンル:ファンタジー/現代学園異能/バトル/アクション
◆原作:高橋弥七郎
◆監督:渡部高志
◆制作:J.C.STAFF
◆放送期間:2005年10月5日〜2006年3月22日
◆話数:全24話+OVA1話
◆声優:釘宮理恵/日野聡/江原正士/伊藤静/渡辺明乃/生天目仁美/岩田光央/皆川純子/宝亀克寿/川澄綾子/櫻井智/野島裕史/野島健児/近藤孝行/小林由美子
フレイムヘイズであるシャナと坂井悠二の日常、非日常の光景を描いているアニメで、日常と非日常のギャップが非常に大きい作品だと思います。
シャナはフレイムヘイズという敵を倒すための存在ですが、普段は悠二と同じ高校に通っており、他のクラスメイトらと仲良くしている面があります。
ただ、いざという時には黒い髪の毛が炎髪になり、眼の色も灼眼になって戦うので、そのギャップが非常に魅力的だと思います。
一見すると、普通の女子高生にも見えるような存在が、非日常的な戦いの場面に遭遇したときにはまるで別人のように変わるわけですから。
あとは悠二をめぐって、シャナとクラスメイトの吉田一美が争うというのも1つ面白いシーンだと思います。
シャナは当初は悠二に何の興味も示していなかったようでしたけど、一緒に暮らしていくうちに、恋愛感情に似たようなものが芽生えてくるのです。
同じく悠二を好きな一美をライバル視していますが、この関係というのも灼眼のシャナの特徴だと思いました。
◆ジャンル:サイエンス/擬人化/シチュエーションコメディ
◆原作:清水茜
◆監督:鈴木健一(第1期)/小倉宏文(第2期)
◆制作:david production
◆放送期間:
第1期:2018年7月8日〜9月30日
特別編:2018年12月27日
第2期:2021年1月〜
◆話数:第1期:全13話+特別編
◆声優:花澤香菜/前野智昭/小野大輔/井上喜久子/長縄まりあ/櫻井孝宏/早見沙織/岡本信彦/中村悠一/千葉翔也/行成とあ/M・A・O/田村睦心/乃村健次
このアニメの1番の魅力は楽しいだけじゃなくて為になる、勉強になるところです。私は友達の小学生の子どもと一緒に楽しく見ることが出来ました。子どもでも理解できる様です。
きっと学生の頃に一度は勉強してきたことだと思いますが、文系の私はすっかり忘れてしまったし、苦手意識があったのですが、細胞たちの名前、働きが、それぞれ個性的なキャラクターで描かれていて、楽に頭の中に入ってきました。
赤血球さんが少しずつ成長していく姿も応援できますし、血小板ちゃんたちがいつも頑張って働いているのを見ると癒されます。
1番好きなキャラクターはマクロファージです。見た目は優しくてきれいなお姉さんって感じで、普段の話し方もおっとりしているのに、いざ細菌と戦う時にはニコニコしながらも容赦なく倒していく姿のギャップがカッコいいです。
擦り傷ができても自然に血が止まってかさぶたが出来たり、風邪をひいて熱が出て、そこから回復したり、今まで当たり前だったことが、私の体の中で細胞たちが頑張ってるんだなぁとなんだかほっこりします。
◆ジャンル:青春/ラブコメ
◆原作:竹宮ゆゆこ
◆監督:長井龍雪
◆制作:J.C.STAFF
◆放送期間:2008年10月1日〜2009年3月25日
◆話数:全25話+OVA1話
◆声優:釘宮理恵/間島淳司/堀江由衣/喜多村英梨/野島裕史/吉野裕行/興津和幸/大原さやか/野中藍/石川桃子/田中理恵/甲斐田裕子/後藤沙緒里/阿澄佳奈/岡本信彦/金光宣明/大浦冬華/吉澤徹
ただの萌え系アニメかと思って見てみたら予想の遥か斜め上をいく程の名作でした。 全てのキャラクターが物語の中で重要な役割を持っていて、ストーリーに深さが出ていました。
個人的には大河が竜児への恋心を自覚してからの展開がとても好きでした。 竜児への恋心を自覚した大河の姿を、竜児の事が好きだと気付いて自分の恋心に向き合おうとしたみのりんが目撃してしまうシーンはとても胸が締め付けられました。あの時みのりんは、あの道を通らなければみのりんの恋の行方はどう変わっていたのだろうと考えると切なくなります。
また、竜児・みのりん・大河の三角関係の状況を把握しつつも、その輪の中に入ることができず苦しむ亜美の姿は見ていてとても感情移入してしまいました。亜美は一番報われてほしいと思うキャラクターでした。
またそれと同時にみんなの気持ちに気づかない竜児にイライラしたりもしました。なんだか立ち位置がかっこよくて優しいんだけど、ちょっと鈍感すぎる!よくいる恋愛シミュレーションゲームの主人公のようでした。
◆ジャンル:SF/ロボット/ファンタジー/群像劇
◆原作:Olympus Knights/虚淵玄
◆監督:あおきえい
◆制作:A-1 Pictures/TROYCA
◆放送期間:
第1期:2014年7月〜9月
第2期:2015年1月〜3月
◆話数:全24話
◆声優:花江夏樹/小野賢章/雨宮天/三澤紗千香/小松未可子/村田太志/加隈亜衣/山谷祥生/大原さやか/中井和哉/鳥海浩輔/茅野愛衣/嶋村侑/河西健吾/斉藤壮馬/古川慎/保村真
リアルタイム視聴の当時感じていたのは、出だしは上々、しかし後半になるにつれて炎上していったアニメという事です。主人公の無双的強さ、ご都合的展開や詰めの甘さが見える設定などが、理由に挙げられます。
そして最も炎上した理由の一つとして、主人公とヒロインが結ばれなかったこともあると思います。ヒロインのアセイラムは主人公ではなく、別の男性と政略結婚します。
ですがこの選択は「火星と地球の友好の道の為」の決断であり、火星の皇女として誰にでも分け隔てなく優しかった彼女が、女王としての使命を痛感し力強く立ち上がっていく決断でもあったと思うのです。
決して弱々しい少女ではなかったのですが、少しおっとりとしていた彼女の政治的決断は、地球と火星が友好の道を築いて行く物語の締めくくりとして最善だったと思います。
地球の伊奈帆、火星のスレイン、二人の間にいたアセイラムの三人は一見三角関係の恋愛模様を彷彿させられますが、それだけではないシビアなエンディングに驚かされました。
◆ジャンル:SF/ロボット/ダークファンタジー
◆原作:大河内一楼/谷口悟朗
◆監督:谷口悟朗
◆制作:サンライズ
◆放送期間:
2006年10月5日〜2007年3月29日(1〜23話)
2007年7月28日(24〜25話)
◆話数:全25話+総集編2話
◆声優:福山潤/名塚佳織/ゆかな/折笠富美子/小清水亜美/櫻井孝宏/冨澤風斗/草尾毅/杉山紀彰/真殿光昭/大原さやか/南央美/千葉紗子/高田祐司/田中一成/加瀬康之/私市淳
ロボットアニメを観たのは十数年振りでしたが、面白い作品でした。凄くよく練られている作品だと思いました。最初に思ったのはバランスの良さ。
ロボットアニメといえばガンダムのように戦争、あるいは昔のスーパーロボットのように正義を守る組織、といった設定がまず浮かびますが、コードギアスでは戦争と言っても革命・ゲリラで、学園も絡みます。
戦争・バトル一辺倒にならず、学園の様子も随所に入ってきて、新しさを感じました。加えていえば、主人公がいわゆる王道の「正義」の側ではなく、ダークヒーローの点も新鮮でした。
なにせ、他人を意のままに操るギアスを使って、大量殺人なども平然とやってしまうわけです。他人の精神を支配して操るというのは、いわば「凌辱」。ルルーシュも自覚していて、最後に自らを罰する全体のストーリーも本当に良くできていると思いました。
C.C.の過去を筆頭に、登場人物の背景もしっかりしています。エリア11・民族性といった要素もアニメでは珍しいと思いました。ロボットもそれなりにカッコよく、小型で脚に車輪が付いている点がリアルでした。
あと、人物がどこかで見た画だと思っていたら、キャラクターデザインがCLAMPさんでビックリしました。CLAMPさんと言えば、ずっと昔、自分が学生の頃にクラスの女子に人気でした。今でも第一線でご活躍されていることに驚き、励まされました。
◆ジャンル:学園/恋愛
◆原作:夜宵草
◆監督:小坂知
◆制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
◆放送期間:2016年7月〜9月
◆話数:全13話+OVA全4話
◆声優:小野賢章/木村良平/茅野愛衣/戸松遥/内田雄馬/上田麗奈/浪川大輔/杉山紀彰/茜屋日海夏/沢城みゆき/羽多野渉/伊藤静/白石涼子/渡辺明乃
人生やり直ししてみたいと思う今日この頃ですが、今思えば高校時代が一番楽しかったなと思います。「リライフ」とは何らかの原因でニートになってしまった社会人を薬で高校生の姿に変貌させて、1年間高校生として人生をやり直させて社会復帰させるという実験です。
その間の衣食住までも保証して、その後は就職先まで斡旋してくれるい至れり尽くせりの実験だと思います。もしそんなのが本当にあればお願いしたいぐらいです(笑)
主人公の海崎新太くん(中身27歳)は同級生の日代千鶴さんに徐々に惹かれていきます。年の差やこのリライフ生活が終わると自分に関する一切の記憶を消されてしまことからその想いを押し殺しているのに、彼女の方も徐々新太くんに惹かれていくあたりはお互い想い合っていてもどうしようもないというところがとても切ないです。
記憶を消されて忘れ去られる存在だとしてもこの想いを伝えるべきなのかどうなのか葛藤するシーンはもっと切ないです。しかし最後のどんでん返しを見て良かったなと思えました。
◆ジャンル:ファンタジー/アクション
◆原作:宮崎駿
◆監督:宮崎駿
◆制作:スタジオジブリ
◆放送期間:1997年7月12日
◆声優:松田洋治/石田ゆり子/田中裕子/小林薫/西村雅彦/上條恒彦/島本須美/佐藤允/名古屋章/美輪明宏/森光子/森繁久彌
自然と共に生きようとする者と、自然を支配し、人間たちにとって都合の良いように変えていこうとする者。どちらが正しくてどちらが悪いのかという善悪ではなく、この映画を観た人それぞれが考えさせられる映画だと思いました。
他の宮崎アニメにも共通する「人は自然と離れて生きていくことはできない」というメッセージは強く感じました。エボシは、たたら製鉄で鉄を作り、石火矢を操り、山に棲む神々をすら畏れない。
私は彼女をこの映画の「悪玉」として観ていました。シシ神に石火矢を放った時には何と恐ろしいことをしてくれるんだと憤りも覚えました。でも、腕を失ったものの彼女は助けられました。
そして、自然への畏怖を胸にもう一度やり直す決意をします。アシタカとサンは、何が正しいのかと葛藤しながら自然と人々が共に生きていくにはどうしたら良いかを模索します。
その二人の行動が、鉄と火の象徴のようなエボシの心に変化をもたらしたのだと思います。アシタカとサン、心を通わせた同志のような二人はこれからどうやって生きていくのかな、物語のその先も知りたいと思いました。
◆ジャンル:学園/SF/セカイ系/日常/ファンタジー
◆原作:谷川流
◆監督:第1期:石原立也/第2期:武本康弘
◆制作:京都アニメーション
◆放送期間:
第1期:2006年4月〜7月
第2期:2009年4月〜10月
◆話数:第1期:全14話/第2期:全14話
◆声優:杉田智和/平野綾/茅原実里/後藤邑子/小野大輔/松岡由貴/平松広和/白石稔/松元恵/桑谷夏子/あおきさやか/柳沢栄治/緒方賢一/柳沢栄治/望月健一
「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメは、主人公のキョンとクラスメイトの涼宮ハルヒらを中心とした日常を描いている作品です。
ただ、日常とはいっても、明らかに常人には不可能な能力などを使うキャラが結構いて、普通の人間と言えるような存在はキョン以外にはそんなにいないのです。
普通の高校生活を描いているように見えて、ファンタジーの面が結構あります。 例えば、草野球大会に出場したときの回では、ハルヒのチームは素人同然のメンバーしかほぼいないので、普通に考えたらぼろ負けなのですが、結果的には長門らの能力を使って勝ってしまうという状況になります。
そういう割と現実的な場面を描いているにもかかわらず、実態は非現実的な内容になっているというのが特徴だと思いますし、魅力だと感じます。
でも、ハルヒやキョンがらが所属するSOS団に関しては、割と青春と言えるような活動をしていて、普通に楽しそうな高校生活だなとも思えてくる面もありました。
◆ジャンル:キャンプ/旅行
◆原作:あfろ
◆監督:京極義昭
◆制作:C-Station
◆放送期間:第1期:2018年1月〜3月
◆話数:第1期:全12話
◆声優:花守ゆみり/東山奈央/原紗友里/豊崎愛生/高橋李依/井上麻里奈/伊藤静/山本希望/大畑伸太郎/水橋かおり/松田利冴/進藤尚美/河本邦弘/若林佑
近ごろキャンプブームが巻き起こっており、ソロキャンプも流行っていますが、そのブームを助長したのがこのアニメということで遅れてではありますが見てみました。
まず最初に思ったのは登場人物が全員、とても可愛らしいということです。志摩リン、各務原なでしこ、大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那という5人のキャラクターがいろんな形でキャンプをするアニメなのですが、ほのぼのとした雰囲気が見ていて飽きません。
近ごろのアニメのように考えさせられることや難しい展開はまったくなく、ただただ彼女たちの日常をゆっくりと見ることができます。
また、肉まんをホットサンドメーカーで挟んで焼いたものやカレーうどんなど、見るだけで自分でもマネしたくなるような料理も登場します。詳しいレシピはないものの、簡単なものばかりなので料理アニメとしても為になります。
ナレーションやキャラクターの声優を務めている大塚明夫さんの声がキャンプに非常にマッチしていて、自分的にはそれもこのアニメにハマった要因です。最後までのんびりと見ることができたアニメです。
◆ジャンル:ファミリー/ギャグ/日常
◆原作:臼井儀人
◆監督:原恵一
◆制作:シンエイ動画/ASATSU-DK/テレビ朝日
◆公開日:2001年4月21日
◆声優:矢島晶子/ならはしみき/藤原啓治/こおろぎさとみ/真柴摩利/林玉緒/一龍斎貞友/佐藤智恵/小林愛/納谷六朗/三田ゆう子/松尾銀三/北川智繪/関根勤/小堺一機/滝沢ロコ/高田由美/富沢美智恵
泣ける映画アニメとしても有名なので、知らない人は少ないかもしれません。 久しぶりにクレヨンしんちゃんのモーレツ!オトナ帝国を観て、やっぱりうるっときてしまいました。
「あー子どもの頃に戻りたい」「あの時は良かったよな」なんて、大人なら誰もが思ったことがあるのではないでしょうか。
この物語も20世紀博という大人にとっては懐かしさいっぱいの施設が誕生して、子ども以外の大人たちがその雰囲気に夢中になってしまいます。 夢中になりすぎて、自分の子どものことも関心が湧かなくなってしまって、ヒロシやミサエはしんちゃんやひまわりに対して非常に冷たくなってしまいます。
でも、しんちゃんがヒロシに靴の匂いをかがせたら、しんちゃんが生まれる前に起きた出来事から、生まれてからの出来事まですべて思い出して、今の生活が一番いいと気づくのです。
子どもの頃の思い出はとても大切だけど、大人になるまでに起きた出来事もとても大切ですよね。 そうじゃなきゃしんちゃんやひまわりみたいに可愛い子供と出会えなかったんですから。
辛いこともあるけれど、家族がいる生活、今ある生活の大切さは子どもの頃と同じくらい大切なものになっていると気づかせてくれます。
懐かしいばかり言って、過去に捉われるよりも未来を生きていく方が楽しいですよね。 そういうことを気づかせてくれる素晴らしいアニメ映画でした。